転職者の平均年齢
リクルートエージェントを利用して転職先が決まった転職者の平均年齢は35歳です。
転職者の年齢は25~29歳が多く、その次は30~34歳が多くなっていますが、幅広い年齢で転職先が決まっています。
転職を検討する際、何歳がベストなのか、転職するならいつが良いのか、気になる人も多いでしょう。リクルートエージェントを使って転職先が決まった人の平均年齢は、35歳です。
年齢別の割合を見てみると、25~29歳が35.00%で最も多い結果となりました。ついで30~34歳が23.45%で多くなっています。40~49歳は16.12%、35~39歳は13.57%、20~24歳は6.34%となっており、年齢にかかわらず幅広い年齢で転職先が決まっています。
「35歳の壁」という言葉があるように、かつては35歳以上の転職は難しいとも言われていましたが、データを見ていただければわかるようにリクルートエージェントでは幅広い年齢で転職先が決まっており、転職できるのは何歳までという制限はありません。また、雇用対策法の改正により年齢制限の禁止が義務化されており、求職者の募集、採用において年齢に関係なく均等な機会が与えられなければならないことが定められています。
確かに、年齢が上がるにつれて求職者側も採用側も求める条件が複雑化することもあり、転職者が減る傾向はありますが、年齢が高くなると転職できないわけではありません。転職するなら何歳が適切かという問いには一概には答えがなく、人それぞれの状況に合った最適な時期があります。求人によって採用側が重視するポイントが異なるため、それらを参考に転職活動を行うのが良いでしょう。
一般的にメンバーポジションであれば、「ポテンシャル」と「スタンス」が重視されます。年次が上がるにつれ、ポテンシャルとスタンスに加えて「ポータブルスキル(課題解決力、調整力、分析力、達成意欲当)」や「リーダーシップ」もチェックされるようになります。自分なりに工夫した点や仕事へのこだわりを応募書類や面接の自己PRで伝えましょう。
管理職ポジションの場合、ポータブルスキルやリーダーシップが重視されたうえで、「テクニカルスキル」と呼ばれる業界や職種の専門知識・スキルも評価のポイントとなります。特に即戦力を求める仕事では、どのような専門スキルを発揮して仕事で成果を出したのかを応募書類や面接の自己PRで伝えましょう。
マネジメント経験を持たなくても、高い専門スキルを評価するケースもありますが、いずれにしても特定の領域の経験・スキルをピンポイントで求めるケースが増加します。
また、場合によってはこれまでの価値観や知識において有効ではないものを捨て、新しい知識やスキルを取り込んでいく「アンラーニング」ができる柔軟性も必要になってきます。
年齢に関係なく、企業の視点も頭に入れたうえでこれまでに培ってきた経験やスキルも踏まえどのような条件で転職したいと考えているか、まず自分の現状を客観的に見つめ直し、将来のキャリア目標を明確にすることが大切です。また、まずはキャリアアドバイザーに相談し、自分の現状の棚卸など十分な準備と計画を立ててみるのもひとつの方法です。
職種別 年齢分布
(設計・生産技術・品質管理)
(講師・調理師・介護など)
リクルートエージェントを使って転職先が決まった転職者の、年齢分布ごとの傾向を見てみましょう。
〜19歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い職種は不動産専門職とエンジニア(設計・生産技術・品質管理)で同率の0.02%でした。
20〜24歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い職種は建築・土木・設備で9.16%、ついでその他(講師・調理師・介護など)で8.81%でした。
25〜29歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い職種は金融専門職で41.79%、ついでクリエイティブで40.18%でした。
30〜34歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い職種はコンサルタントで23.75%、ついで医療・医薬・化粧品で23.6%でした。
35〜39歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い職種はコンサルタントで13.49%、ついでエンジニア(設計・生産技術・品質管理)で13.29%でした。
40〜49歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い職種はコンサルタントで16.39%、ついで企画・マーケティング・経営で15.38%でした。
50〜59歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い職種はコンサルタントで4.72%、ついで企画・マーケティング・経営で4.33%でした。
60歳~で転職先が決まった転職者の割合が最も多い職種はエンジニア(設計・生産技術・品質管理)で0.81%、ついで建築・土木・設備で0.75%でした。
※職種データは、2023年7~12月にリクルートエージェントを使って転職が決まった転職者の転職先(直近)の職種データです
業界別 年齢分布
リクルートエージェントを使って転職先が決まった転職者の、年齢分布ごとの傾向を見てみましょう。
〜19歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い業界は物流・運輸業界と旅行・エンタメ業界、金融・保険業界で同率の0.02%でした。
20〜24歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い業界は人材業界で7.8%、ついで旅行・エンタメ業界で7.46%でした。
25〜29歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い業界はマスコミ・広告業界で39.81%、ついで人材業界で38.89%でした。
30〜34歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い業界は化学・素材業界で24.88%、ついで機械・電気業界で24.42%でした。
35〜39歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い業界は物流・運輸業界で14.84%、ついで化学・素材業界で14.29%でした。
40〜49歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い業界は物流・運輸業界で19.97%、ついでWeb・インターネット業界で17.9%でした。
50〜59歳で転職先が決まった転職者の割合が最も多い業界は物流・運輸業界で6.09%、ついで旅行・エンタメ業界で5.57%でした。
60歳~で転職先が決まった転職者の割合が最も多い業界は人材業界で0.9%、ついでコンサルティング業界で0.89%でした
※業界データは、2023年7~12月にリクルートエージェントを使って転職が決まった転職者の転職先(直近)の業界データです
調査概要
【集計対象】 2023年7月~12月の間に、リクルートエージェントを利用して転職が決まった登録者
【算出方法】対象者のサービス登録から転職決定時点での年齢合計/対象者合計
- ※本ページに記載の情報は、リクルートエージェントを使って転職を決めた登録者の実態に基づき独自に試算したものであり、他サービス、他機関とは差異が生じていることがあります。あくまで参考値としてご理解ください。
- ※データのご利用について:出所が「リクルートエージェント 転職データライブラリ」であること、または本ページのリンクを掲載のうえで、利用してください