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転職エージェントは契約社員も利用できる? 正社員へ転職するコツを解説

転職エージェント 契約社員

「今、契約社員として働いているけれど、転職エージェントを利用できるのだろうか」「契約社員から正社員への転職を目指すにあたり、転職エージェントをどう活用できるのだろうか」と疑問を抱いている人もいることでしょう。契約社員の転職エージェントへの登録可否、転職エージェントの活用のポイントについて、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏が解説します。

契約社員も転職エージェントに登録できる?

転職エージェントは、雇用形態に関わらず登録することができます。契約社員はもちろん、派遣社員やパート・アルバイトとして働いている人も転職エージェントのサービスの利用が可能です。

契約社員は転職エージェントを使って正社員になれる?

転職エージェントのサポートを受けて、契約社員から正社員への転職を図ることは可能でしょう。そもそも契約社員の方々は正社員と同等の業務や役割を担っていることもあるため、これまでの経験・スキルを活かして、正社員への転職を実現できる可能性は十分にあるといえます。

契約社員が転職エージェントを使うときの注意点

契約社員として働いている方々は、契約期間が定められている場合とそうでない場合がありますが、契約期間が定められている場合、原則としてはやむを得ない事情がない限り契約期間中に退職することは難しいかもしれません。

そのため、契約期間満了後に転職先企業に入社できるように、転職活動のスケジュールを立てる必要があるでしょう。

転職エージェントを活用して転職を実現するコツ

契約社員の方々が転職を実現させるために、転職エージェントをうまく活用するコツをお伝えします。

転職理由や希望条件、経歴・スキルをきちんと伝える

転職エージェントに登録すると、まず担当キャリアアドバイザーとの面談を行います。面談では、「転職の理由・目的」「転職先の希望条件」「職務経歴」「強みとするスキル」などをしっかりと伝えましょう。

例えば、転職理由がネガティブなものであったり、過去の経歴に後ろめたさを感じていたりする場合、事実を伏せたいと思う人もいるかもしれませんが、事実を伝えましょう。

また、「高望みをしない方がいい」といった考えから、希望条件を控えめに伝えた場合、転職に至ったとしてもミスマッチや不満が生じる可能性があります。

職務経歴や身に付けているスキルについても、省略することなく詳細を伝えましょう。自分自身では「たいしたことない」と思い込んでいる経験やスキルが、実は転職市場で高く評価されることもあるのです。

キャリアアドバイザーが経験・スキルを活かせる求人を紹介できるようにするためにも、事実を伝えましょう。

転職エージェントのサポートを最大限に活用する

転職エージェントが提供しているサポートサービスは、転職エージェントによっても異なりますが、主に以下のようなものがあります。自身の状況や課題に合わせ、最大限に活用しましょう。

「キャリアの棚卸し」のサポート

これまでの職務経験を振り返って整理し、身に付けたスキルを明確化する「キャリアの棚卸し」をサポートします。求職者自身が気付いていない強みやアピールポイントを発見したり、求職者が想定していなかったキャリアの可能性を提案したりすることもあります。今回の転職だけでなく、中長期を見据えたキャリアアプランのアドバイスを受けられることもあります。

求人の紹介

転職エージェントは、転職サイトや企業ホームページには掲載されていない「非公開求人」を多数取り扱っています。求職者の経験・スキル・志向、希望条件にマッチする求人を紹介します。

応募書類作成へのアドバイス

履歴書・職務経歴書などの応募書類作成にあたり、添削やアドバイスを行います。書面で強みを伝える書き方のコツをアドバイスします。

面接の日程調整など、企業とのやりとりをサポート

転職サイトや企業の採用ページから直接応募した場合、面接の日程調整をはじめとする企業とのやりとりは、自分自身で行うことになります。転職エージェントは企業とのやりとりや調整をサポートするため、求職者は転職活動に費やす時間と手間を省くことができます。

面接対策のアドバイス

面接で聞かれる質問の意図を踏まえ、どう回答するかの面接対策をサポートします。過去の実績から、応募先企業が選考で重視しているポイントを踏まえている場合、アピールのポイントをアドバイスすることもあります。

応募先企業との面接終了後は、企業からのフィードバックを踏まえ、次の面接の対策をアドバイスします。

意欲をアピールする

企業の採用担当者は、契約社員として働いている応募者に対し、正社員ではなく、契約社員という働き方を選択している理由を確認することもあるでしょう。正社員を採用しようとしている企業であれば、求める人材要件に合致する経験・スキルがあるかだけではなく、仕事に対する取組姿勢なども重視して確認する可能性があります。

正社員のポジションに応募する場合、企業側のそうした懸念を払しょくするためにも、入社後にやりたいこと・目指すこと、キャリア構築や成長への意欲を伝えることが大切といえるでしょう。

まずは転職エージェントとの面談で、仕事やキャリアに向き合う意欲をアピールするといいでしょう。

契約社員から正社員を目指す際は転職エージェントを活用しよう

転職エージェントを利用し、契約社員から契約社員へ転職することも可能です。契約社員から正社員を目指す場合は、経験・スキルにもよりますが、一定のハードルを越える必要があることもあります。

正社員への転職を実現するために、転職エージェントが持つノウハウや過去の実現事例などを聞き、どのような求人を選べばよいか、どのような選考対策が効果的かをつかんで転職活動に活かしましょう。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。