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履歴書に「空欄」があっても大丈夫?

履歴書 返却

履歴書は自分のことを応募先企業に知ってもらうための書類。ところが、資格や免許など、本人希望欄に記載することが特にないというケースもあります。履歴書に空白があると、「選考で不利になってしまうのでは?」と不安を抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、履歴書の項目に何も書くことがない場合は「特になし」と記載すればいいのかなど、どのように対処したらよいのかをご紹介します。

履歴書の各欄はしっかり埋めることが基本

履歴書は、自分をアピールするための大事なツールのひとつ。そのため、埋められる欄はすべて記入するのが基本です。とはいえ、何も資格や免許を保有していないので資格欄に書くことがないなど、記入すべきことがない項目は無理に記載する必要はありません。記入すべき項目が記載されていれば、空欄があっても選考上不利にならないからです。

ただし、何も書くことがない欄であっても、空白のままにしておくと、応募先企業の採用担当者は記入漏れなのか、記入することがないから空白なのかの判断ができないため、「なし」または「特になし」と記入するようにしましょう。また、連絡先欄など「現住所以外にも連絡を希望する場合のみ記入」という但し書きがある場合は、何も記入せず、空欄のままにしておきます。

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書くことがない場合、無理に記入する必要なし

学歴や職歴欄などに空白期間がある場合、正当な理由があれば問題はありません。ただし、その理由を簡潔に記載しましょう。
前職から3カ月程度の職歴のブランクは、転職活動による空白期間ととらえる企業もありますが、 半年以上の空白期間がある場合は、事実を端的に記入すると同時に、自己PR欄などで空白期間に取り組んでいたことや得られたことなどを伝えましょう。

例:大学卒業までに5年間ブランクがあった場合
2000年4月 ○○大学○○学部○○学科 入学
2005年4月 ○○大学○○学部○○学科 休学
大学時代に5年間、海外留学
2009年3月 ○○大学○○学部○○学科 卒業

また、マイナスの印象を与えないようにと職歴期間を延ばして空白期間を埋めたり、取りつくったりすることは避けましょう。入社後であれば、年金記録などで事実に反することが判明してしまいます。事実と反したことは書かないようにしましょう。

【項目別】書き方のポイント

以下では、各項目別の記載方法などを紹介しています。自己PRや志望動機は、自分をアピールできる項目と考え、しっかり記入しましょう。

志望動機

「応募した理由」「応募する仕事の内容から、自分の持っているスキル・経験をその仕事でどう活かせるか」「自分が入社したら、企業にどのような貢献ができるか」「入社後の意欲」を検討してみましょう。事業内容や企業の将来性に興味を持ったのであれば、具体的な事業内容とその理由、自分のスキル・経験を活かしてどう貢献するか、どんなことを実現したいのかを記載します。

また、職歴が浅い場合は、仕事以外で得た経験、スクールなどで学んだ知識、取得した資格・免許などで、応募する業務に関連のあるものであれば記載してもよいでしょう。志望動機の欄では、入社後にどんな活躍ができるか、どれほど入社の意欲があるか伝えることが重要なので、説得力をもって伝えるようにします。

自己PR

基本的には、応募先企業がどのような人材を求めているかをリサーチし、応募する業務に関連したアピールポイントを検討し、これを入社後にどう活かせるかを記載します。

アピールポイントは、「これまでの実績や成果」「経験・スキル」「仕事に対する姿勢」「自分の長所」などをもとに考えるとよいでしょう。そして、検討したアピールポイントを、具体的な事例で説明しましょう。具体例を添えることで、採用担当者は「入社後にどう活躍してくれるのか」イメージがわきやすくなるからです。

また、志望動機と同じように、職歴が浅いなどの場合で実績や成果がない場合は、学んで得た知識や取得した資格・免許、あるいは自分の長所を仕事にどう活かせるかを軸に検討するとよいでしょう。資格や免許が取得予定の場合でも、取得後にどう活かしていきたいかかなどの具体的なイメージをもって伝えることができれば、アピールポイントになります。

趣味欄

趣味欄は人間関係を築く糸口。「特になし」は避けましょう。趣味や特技は、面接でコミュニケーションを深める際の話のきっかけにもなります。趣味の話題をきっかけに会話がスムーズに進み、その他の質疑応答もフランクに受けることができるというメリットも考えられます。

以下では、その他の項目についての書き方を紹介しています。

本人希望欄

複数職種やシフト制の募集の場合に、希望職種や時間帯などを記載する欄です。特に記載する内容がなければ「特になし」で構いません。

特記事項欄

実務に影響が出る可能性がある事項を記入する欄で、転居予定などを記入するのが一般的ですが、特筆するようなことがない場合は「特になし」で問題ありません。

健康状態欄

健康状態欄は、業務に差し支えがない健康状態であることを伝えると共に、持病や病歴などを申告する欄です。健康状態に問題がなければ、「良好」または「きわめて良好(前職では3年間無欠勤でした)」など、健康に不安なく仕事に前向きに取り組めることをアピールするのもよいでしょう。

ちなみに、花粉症や高血圧、腰痛持ちなどの持病がある場合でも、業務上差支えがなければ「良好」と記入して問題はありません。ただし、定期的な通院が必要な場合は、「良好(高血圧の薬を服用。月に1回土曜日に定期検診を受診)」など、その旨も併せて記載しておきましょう。

リクルートエージェントでは、履歴書や職務経歴書のアドバイスや、応募した企業の面接で質問されることなどの傾向や、どんな候補者が評価されるかなどの情報をお伝えすることができます。転職活動でお悩みの方はぜひ相談に来てみてください。