複数の企業に応募書類を提出する際、履歴書をコピーして使いまわしても問題ないのでしょうか。また、手書きではなく、パソコンで作成した履歴書の場合はどうなのでしょうか。ここでは、履歴書をコピーするときの注意点について解説しています。
履歴書のコピー(使いまわし)に注意しましょう
履歴書は応募先ごとに作成して、企業に提出するのが基本です。自身の控え用にコピーを取るのは問題ありませんが、提出用を使いまわすのは避けることをおすすめします。
志望動機に齟齬が生じる可能性がある
志望動機の欄がある履歴書の場合、他社用に作成したものを使ってしまうと、志望動機の内容に齟齬が生じる可能性があります。志望動機は応募先によって異なりますので、応募先企業に合わせた志望動機を作成しましょう。また、過去に作成した履歴書は日付も古くなっていますので注意が必要です。
手書きの履歴書は、原本を求められることがある
企業によっては、手書きの履歴書の原本を提出するように指示されることもあります。「他社に提出した履歴書だけど、内容に齟齬がないから大丈夫だろう」とコピーして日付だけ変えようとすると、修正液などを使うことになるでしょう。その形跡から使いまわしたことがわかってしまいます。手書きの履歴書を作成するには時間がかかりますが、指示があった場合は新たに作成して提出しましょう。
PCで作成した履歴書の場合
PCで作成する履歴書は、手書きと違い書面で修正する必要がないため、他社に提出したものをベースに応募先企業に合わせてPCで内容を修正して使っても問題ありません。住所や学歴・職歴はどの企業に提出するにしても共通の情報となりますので、採用担当者も「明らかな使いまわし」でない限り、そこまで注視していないでしょう。しかし、志望動機や自己PRなどが募集内容と大きく異なる場合はマイナスイメージにつながる可能性があるので注意が必要です。