転職成功者に聞きました「面接合格の秘けつは何でしたか?」
1番の秘けつは「自分の言葉で話す」こと
1転職成功者500名中302名が、「自分の言葉で伝えられた」と回答。4位と5位にも、面接担当者との会話に関する項目がランクインしました。ちなみに、「暗記したことを伝えられた」と答えた人は500名中わずか28名。マニュアルに頼らず自然体で臨み、いい雰囲気をつくることが合格の秘けつの一つといえそうです。
いい雰囲気づくりに欠かせないのが、2位の「挨拶」と3位の「身だしなみ」。いずれも第一印象を左右する重要なポイントです。より良い印象を与えるための注意点と面接での会話のコツについて、キャリアアドバイザーが解説します。
転職エージェントのアドバイス~面接を受ける際の注意点~
自分を飾り立てるのは逆効果
面接マニュアルで暗記した言葉をスラスラと話す――こうした努力は、残念ながらプラス評価にはつながりません。面接担当者が知りたいのは、「自社でうまくやっていける人かどうか」ということ。表面的な言葉では応募者の「素」が見えず、その判断ができないのです。仮にとりつくろった姿で採用になっても、入社後には必ずバレるもの。自ら居心地を悪くすることにもなりかねません。本当の自分を伝え、それを理解してくれる企業に入社することが、後々の幸せにつながるはずです。
もう一つ心得ておきたいのは、相手があなたの強みを巧みに引き出してくれる「面接のプロ」とは限らないということです。聞かれたことに答えるだけでは、自分の考えや思いを伝えるチャンスがこないまま面接が終わってしまうこともあるかもしれません。面接には、「質問に答える」のではなく「自分の思いを伝える」という姿勢で臨むようにしてください。
第一印象は、ものの数秒で格段にアップできる
「第一印象」が評価に与える影響も軽視できません。第一印象を決めるのは、身だしなみと挨拶です。髪型の乱れやワイシャツ・スーツのシワ、靴の汚れに注意し、挨拶は明るい声でハッキリと、必ず相手の目を見て述べましょう。
そしてもう一つ、数秒でできる「第一印象アップ」のコツがあります。それは、面接担当者に感謝の気持ちを持つこと。「よろしくお願いします」の言葉に、「私のために時間をさいていただき、ありがとうございます」という気持ちを込めるのです。面接はお互いが評価し合う対等な場ではありますが、感謝の気持ちを持てばそれは必ず相手に伝わり、心の距離感が縮まるはずです。