回路設計の職務経歴書の書き方・見本です。よい職務経歴書を作成するためには、人事担当者に対して自分の経歴をわかりやすく書くことや、効果的な自己PRが必要です。どのように書けば分かりやすくなるのか、何を意識すれば効果的な自己PRになるのかを確認しましょう。
見本のWordファイルをダウンロードできますので、参考にしながら自分の経歴を記入し職務経歴書を作成してみましょう。
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職務経歴書の書き方見本
職 務 経 歴 書
20xx年xx月xx日現在
氏名 ○○ ○○
■職務要約
○年○ヶ月一貫して○○業界向け○○製品の回路設計の経験を有しております。評価からはじまりプロジェクトリーダーまで設計全般の経験と知識を有しております。現在はリーダーとして社内外の関連部門との調整・折衝やプロジェクトのスケジュール管理やメンバーの指導も手がけております。
■職務経歴
□20xx年xx月~現在 ○○○○株式会社
◆事業内容:レンズメーカー
◆資本金:○○○百万円 売上高:○○○百万円(20xx年) 従業員数:○○○名 上場
期間 |
業務内容 |
20xx年xx月
~ 20xx年xx月 |
業務用ハンディターミナルの開発 |
○○の新規機種開発
担当業務 ■電気回路図などの図面作成 ■特性試験、安全評価 ■製品のEMI,EMC評価 |
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メンバー数:5 名 PJ全体数:20名 | |
20xx年xx月
~ 20xx年xx月 |
業務用バーコードスキャナーの開発 |
既存製品のスペック変更に伴う改良
担当業務 ■無線回路の検討 ■ハードウェア動作評価 ■特許出願のためのリサーチ業務を兼務 |
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メンバー数:7 名 PJ全体数:34名 | |
20xx年xx月 ~ 現在
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民生用通信機器の開発 |
新規開発PRJ 企画から試作評価までの一連の業務を担当
担当業務 ■仕様検討 ■回路設計 ■ハードウェア動作評価 ■リーダー業務 |
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メンバー数:10 名(H/Wグループリーダー) PJ全体数42名 |
■活かせる経験・知識・技術
・デジタル回路設計技術
Altera 社、Lattice 社のFPGA 論理設計(Synplicity 社Synplify を使用したVHDL での設計経験あり)
・ボード回路設計技術(Cadence 社Orcad)
・アナログ回路設計技術(無線回路、DCモーター駆動回路、電源回路)
・IEEE1394Bus 解析(CATC 社FireInspector)
■資格
・TOEIC 680点(20xx年xx月)
■自己PR
長年培った回路設計経験、不具合解析の技術スキルが強みです。
主として業務用通信機器のハードウェア設計、評価を行ってまいりました。また、ここ数年はIEEE1394 関係の業務に従事しており、特にPhy 周辺のボード設計や不具合解析に関しては、社内でも高い評価を得ております。高速で動く回路で干渉していまい、目標の波形が出ず、また高温になってしまい、苦労したのですが、○○に留意して、試行を重ね、開発することができました。また、○○のプロジェクトにおいては、○○という課題がありましたが、○○という工夫・改善をした結果○%の改善を実現することができました。現在までのハードウェアの経験を活かして、今後は通信業界のみならず、多方面の分野にわたって、さまざまな知識やノウハウを学んでいき、社業の発展に貢献したいと考えております。
グループリーダーで磨いた工程管理等のプロジェクトマネージメント
ハードウェアのグループリーダーとして、後輩の育成・指導にとどまらず、クライアント窓口としての折衝業務、ドキュメント管理、スケジュール管理等、多くの業務を兼任してきました。社内外の立場の方々の置かれている状況を理解し、スムーズにプロジェクトが進行するよう、週1回の定例ミーティングを提案しました。関係者同士のコミュニケーションが円滑になりましたし、開発の進捗状況に遅れが出た時には早期にリカバリーできるよう、お互いが協力しあう体制を築き上げることができました。今後のキャリアとして、プロジェクトマネージャーを目指していきたいと思います。
(※具体的なエピソードを2~3行追記すると、よりご自身のご経験をアピールできます)
以上
【職務経歴書のダウンロード(Word)】
各項目の解説
職務要約=あらすじ
職歴を分かりやすく伝えます。自分の仕事にキャッチフレーズをつけたらどうなるか、を意識して100文字程度にまとめてみましょう。
職務経歴=内容
業務内容は「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事務内容/ 自分が行った業務内容を記載します。また、会社の規模や実績などは数字で表すと分かりやすいでしょう。
活かせる経験・知識・技術
実績・成果を上げるための工夫点や業務において意識したことを簡潔に記載します。
資格・スキル
業務と関連する資格を持っている場合は、必ず記載しましょう。
自己PR=アピール
自己PR は文章または箇条書きで記載します。どの企業でも通用するビジネスパーソンとしてのコアスキルを簡潔に記載しましょう。箇条書きの場合3 つほど、文章の場合は5 行以内が目安です。
最後は「以上」で締めくくります。
回路設計の職種職務経歴書のポイント
システム設計から量産、立ち上げに至る一連の流れの中で、どの工程を担当してきたかを明記しましょう。
特に、システム全体を見渡す設計経験や、信号処理部などデジタルコンシューマー製品に応用できるような経験をもつ方はアピールポイントです。
POINT
- システム設計から量産立ち上げに至る過程で、どの工程を担当してきたかを明らかにする
- 求められる技術は何かをよく考え、キーワードとして明示する
- 小さな経験でも書き漏らしのないように。記載のないスキルは経験なしと見なされる
提出前に最終チェック
□ 誤字脱字がないか
□ 入学/ 卒業や入社/ 退職などの年月を間違えていないか
□ 見出しやタイトルがあり、読みやすいレイアウトになっているか
□ 日付や氏名など基本的な項目が抜けていないか
□ 文章は誰が読んでも意味が分かるように書けているか
□ 具体的な工夫が入っているか
□ 履歴書など他の応募書類の内容と齟齬がないか