機械・筐体・機構設計の職務経歴書の書き方・見本です。よい職務経歴書を作成するためには、人事担当者に対して自分の経歴をわかりやすく書くことや、効果的な自己PRが必要です。どのように書けば分かりやすくなるのか、何を意識すれば効果的な自己PRになるのかを確認しましょう。
見本のWordファイルをダウンロードできますので、参考にしながら自分の経歴を記入し職務経歴書を作成してみましょう。
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職務経歴書の書き方見本
職 務 経 歴 書
20xx年xx月xx日現在
氏名 ○○ ○○
■職務要約
○年○ヶ月無線機器の機構部について仕様のとりまとめから評価検討まで設計プロセス全般の経験を有しております。ここ1年は担当リーダーとして工程管理やメンバーへの指導育成も手がけております。
■職務経歴
□20xx年xx月~現在 ○○○○株式会社
◆事業内容:業務用通信機器メーカー
◆資本金:○○○百万円 売上高:○○○百万円(20xx年) 従業員数:○○○名 上場
期間 |
業務内容 |
20xx年xx月
~ 20xx年xx月 |
海外向け無線通信機器(全5 種) |
設計部配属 ・仕様打ち合わせ(企画・デザイン部門との折衝) ・機械構造設計、詳細設計、試作 ・部品設計(プラスチック部品、プレス部品等) ・二次加工処理(塗装、メッキ、蒸着等) ・外注先金型、部品メーカーとの折衝 ・設計工程管理、スケジューリング ・評価及び対策検討落下衝撃、防水性能等の耐環境性能、操作性、外観品質評価等を実施⇒結果を仕様にフィードバック ・量産対応 ・ソフト設計評価 ・香港、台湾にてフィールドテスト(9 ヶ月)開発環境 3D-CAD(I-DEAS) |
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開発担当(3~6 名) | |
20xx年xx月
~ 20xx年xx月 |
業務用電話機(全3 種) |
設計部配属 ・仕様打ち合わせ(企画・デザイン部門との折衝) ・機械構造設計、詳細設計、試作 ・部品設計(プラスチック部品、プレス部品等) ・外注先金型、部品メーカーとの折衝 ・設計工程管理、スケジューリング ・評価及び対策検討落下衝撃、防水性能等の耐環境性能 ⇒結果を仕様にフィードバック開発環境 2D-CAD(MicroCADAM) |
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開発担当(2 名) | |
20xx年xx月 ~ 現在
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業務用無線機器 |
設計部配属 ・仕様打ち合わせ(企画・デザイン部門との折衝) ・機械構造設計、詳細設計、試作 ・部品設計(プラスチック部品、ダイキャスト部品、ゴム部品等) ・二次加工処理(塗装、蒸着等) ・外注先金型、部品メーカーとの折衝 ・リーダー業務 ・設計業務の指示 ・評価及び対策検討落下衝撃、防水性能等の耐環境性能、操作性、外観品質評価等を実施⇒結果を仕様にフィードバック ・量産対応開発環境 2D/3D-CAD(Pro/E) |
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開発担当(4~6 名) 機械設計 担当リーダー |
■活かせる経験・知識・技術
・量産品の機械設計(構造設計、詳細設計、部品設計)※部品設計:モールド、板金等の設計/二次加工処理技術(塗装、メッキ等)
・小型高密度実装設計※量厚部で17.0mm を実現
・製品開発における企画から量産までの一連の業務に精通
・2 次元及び3 次元CAD による設計(機種:MicroCADAM,I-DEAS,Pro/E)
・各種信頼性評価の実施と仕様へのフィードバック(耐環境性、耐衝撃性、操作性、外観品質評価等)
■資格
・普通自動車運転免許証(20xx年xx月)
■自己PR
機械設計、特に小型高密度実装が必要とされる製品については豊富な知識・経験があります。企画・デザイン担当や金型・成型担当と日常的に詳細を打ち合わせする業務を経験したことで、設計の上流工程のみならず、製造フェーズまで含めたトータルなものづくりの知識を習得しております。機械設計業務においては、リーダーとして設計業務の管理・指導を行ってまいりました。また常に社内外とのコミュニケーションを心掛けながら業務を進めてきたことで、状況に応じた対応や円滑な関係構築ができるよう努めております。
これまで学んできた経験を活かし、御社の一員として全力で力を発揮していきたいと考えておりますので、ぜひ一度面接の機会をいただきたく思います。何卒、よろしくお願い致します。
以上
【職務経歴書のダウンロード(Word)】
各項目の解説
職務要約=あらすじ
職歴を分かりやすく伝えます。自分の仕事にキャッチフレーズをつけたらどうなるか、を意識して100文字程度にまとめてみましょう。
職務経歴=内容
業務内容は「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事務内容/ 自分が行った業務内容を記載します。また、会社の規模や実績などは数字で表すと分かりやすいでしょう。
活かせる経験・知識・技術
実績・成果を上げるための工夫点や業務において意識したことを簡潔に記載します。
資格・スキル
業務と関連する資格を持っている場合は、必ず記載しましょう。
自己PR=アピール
自己PR は文章または箇条書きで記載します。どの企業でも通用するビジネスパーソンとしてのコアスキルを簡潔に記載しましょう。箇条書きの場合3 つほど、文章の場合は5 行以内が目安です。
最後は「以上」で締めくくります。
機械・筐体・機構設計の職種職務経歴書のポイント
技術をピンポイントで求められる傾向が強く、設計した製品が持つ特徴、材質、精密度合いなど自分が持っている要素技術を明確にすることが重要です。その他製品だけでなく、設計のフェーズがイメージできるよう具体的に記入します。
POINT
- 自分の経験してきた要素技術を具体的に
- 経験が一目瞭然になるような構成の工夫を
- 開発内容や開発用途を詳細に記入する
提出前に最終チェック
□ 誤字脱字がないか
□ 入学/ 卒業や入社/ 退職などの年月を間違えていないか
□ 見出しやタイトルがあり、読みやすいレイアウトになっているか
□ 日付や氏名など基本的な項目が抜けていないか
□ 文章は誰が読んでも意味が分かるように書けているか
□ 具体的な工夫が入っているか
□ 履歴書など他の応募書類の内容と齟齬がないか