MR・MS・医療機器営業の職務経歴書の書き方・見本です。よい職務経歴書を作成するためには、人事担当者に対して自分の経歴をわかりやすく書くことや、効果的な自己PRが必要です。どのように書けば分かりやすくなるのか、何を意識すれば効果的な自己PRになるのかを確認しましょう。
見本のWordファイルをダウンロードできますので、参考にしながら自分の経歴を記入し職務経歴書を作成してみましょう。
目次
MR・MS・医療機器営業の職務経歴書テンプレートのダウンロード
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職務経歴書の書き方見本
職 務 経 歴 書
20xx年xx月xx日現在
氏名 ○○ ○○
■職務要約
主に抗うつ剤、降圧剤、血液凝固剤の名古屋・岐阜エリアのMRとして個人医院から総合病院まで幅広く担当してまいりました。新薬担当(抗菌剤)も○年間行いました。
■職務経歴
□20xx年xx月~現在 ○○○○株式会社
期間 |
業務内容 |
20xx年xx月
~ 20xx年xx月 |
名古屋支店第二営業所 |
【担当エリア】東海市・知多市・大府市・常滑市 【担当先】○○市民病院、中小医院・個人開業医約140軒 【担当製品】抗うつ剤、降圧剤、血液凝固剤、抗アレルギー剤、抗真菌剤 【実績】20xx年度:売上9500万円(対前年110%) ※新人50名中トップ/新人賞を獲得 20xx年度:売上9800万円(対前年115%) 【ポイント】 ・○○剤の説明会を担当全病院・全科で実施し、月平均○万円から○万円に増加。 |
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営業所20名/課長以下8名 | |
20xx年xx月 ~ 20xx年xx月
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岐阜営業所 |
【担当エリア】多治見市・土岐市・笠原町・恵那市・中津川市 【担当先】県立○○病院、○○総合病院ほか、中小医院・個人開業医 【担当製品】抗うつ剤、降圧剤、血液凝固剤、抗アレルギー剤、抗真菌剤 【実績】20xx年度:売上9500万円(対前年110%) 20xx年度:売上9800万円(対前年115%) ※営業所内支店賞を獲得 【ポイント】 ・広域医療に関するシンポジウムの運営補佐を担当・20xx年より販売移管された抗うつ剤○○を、薬剤部・外科・呼吸器科・消化器内科への説明会実施などにより、○○病院にて新規採用となった。 |
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営業所6名 | |
20xx年xx月 ~ 現在
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名古屋支店第一営業所 |
【担当エリア】名古屋市内南西部(南区、瑞穂区、緑区、天白区) 【担当先】県立○○病院(450床)、○○総合病院(340床)、他22軒 【担当製品】主に抗うつ剤、降圧剤、血液凝固剤、β遮断薬、抗菌剤 【実績】20xx年度:売上9500万円(対前年95%) 20xx年度:売上1億5500万円(対前年115%) 【ポイント】 ・担当地域でβ遮断剤の売上が全国平均を大きく下回っていたのを症例研究会によって改善。処方量145%アップに成功。 ・初の耳鼻科・歯科の合同講演会の実施。双方から評価を得て、研究会の定例化を実現。 ・○○錠が発売(20xx年xx月)となり、早期採用の為の薬剤部工作として、4病院の講演会を企画し、○○病院では20xx年xx月に○○が採用となった。 |
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営業所10名/20xx年xx月より主任 |
■活かせる経験・知識・技術
・市場調査からターゲティングを行い、効果的な営業戦略案をおこなうこと
・新人に教育できるレベルのMR業務スキル(新人3名のOJT担当経験)
・顧客ニーズに合った情報提供・説明会を実施するための事前情報収集能力
・面会効率を上げるためのノウハウ
・販売促進のための、各種勉強会、研究会などのイベント開催ノウハウとプレゼンテーションスキル
■資格
・普通自動車免許(20xx年xx月)
・MR認定試験合格(20xx年xx月)
■自己PR
会社が不得意であった担当病院、会社に対してアンチであった顧客を担当し、逆風からのスタートも多かったですが、自分の強みであるポジティブさや、打ち解けていただけやすいところを生かし、顧客の性格・顧客ニーズを把握することで、人間関係の構築、症例獲得を多数経験してまいりました。また、製品ラインナップから訪問診療所が多岐にわたり、各科での営業を経験することができました。営業所やチーム組織においては、自ら成功例・失敗例の共有化を図り、チーム・営業所の先輩方や同僚へのいい刺激を与え、組織全体への貢献も常に意識して行動をしておりました。
以上
【職務経歴書のダウンロード(Word)】
各項目の解説
職務要約=あらすじ
職歴を分かりやすく伝えます。自分の仕事にキャッチフレーズをつけたらどうなるか、を意識して100文字程度にまとめてみましょう。
職務経歴=内容
業務内容は「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事務内容/ 自分が行った業務内容を記載します。また、会社の規模や実績などは数字で表すと分かりやすいでしょう。
活かせる経験・知識・技術
実績・成果を上げるための工夫点や業務において意識したことを簡潔に記載します。
資格・スキル
業務と関連する資格を持っている場合は、必ず記載しましょう。
自己PR=アピール
自己PR は文章または箇条書きで記載します。どの企業でも通用するビジネスパーソンとしてのコアスキルを簡潔に記載しましょう。箇条書きの場合3 つほど、文章の場合は5 行以内が目安です。
最後は「以上」で締めくくります。
MRの職種職務経歴書のポイント
MRは、たとえばドクターとのやりとりなど、短い時間のなかで内容の濃い情報提供、コミュニケーションをはかっていくことが求められる職種です。採用する企業は、職務経歴書の中にプレゼンテーションのセンスを見ていますので、簡潔かつ効率的な職務経歴書であることが大切です。また、MRの基本業務は採用する側もよく分かっていますから、ルーチンの内容だけをまとめて書いても、いい評価は受けられません。自分が特に工夫してきたこと、社内(部署)で自分だけがやっていたことなどを書いて、仕事への取り組み方、さらに本人の人柄が透けて見える職務経歴書をつくることが大切です。
POINT
- コンパクトな職務経歴書をつくること(ただし、無理にA4一枚にまとめる必要はまったくない)
- 数値実績は社外の人がみても分かるように、対前年比、社内順位などを入れて
- 差がつきにくいMR業務、自分だけが取り組んでいた事柄は何か、そこが評価の分かれ目になる場合が多い
MSの職種職務経歴書のポイント
製品知識よりも、どのくらい数字に対する感覚が身に付いているかが、選考の重要な分かれ目になります。さらに、自己PRで「やる気」を見せることも大切なポイント。勉強していく姿勢や、自分がMRになったらどう動くかなど、熱意を伝える努力をしていきましょう。
POINT
- 組織全体で業績をとらえることが多い卸。それでも最低限、自分がいくら売ってきたのかについて、把握しておきたいところ
- 営業において、自分がこだわったことは何か、どういったことを工夫したかを記しましょう
- 自分の周囲のMRとどう関わっているか、その見方も重要
医療機器営業の職種職務経歴書のポイント
医療機器営業の書類選考は、応募者の実績と担当領域がポイントになります。特に、どのような製品を扱ってきたのかについては、漏れなく記載してください。その上で、営業をする際、どのような戦略を持ち、どのような工夫をしてきたのか、自分のスタイルが伝わるようにレジュメ(職務経歴書)を作っていきましょう。学会でのプレゼンテーションやフォローの方法、セールスマーケティングの手法といった記述で優位性のあるレジュメ(職務経歴書)を目指します。
POINT
- 組織全体で業績をとらえることが多い卸ですが、最低限、自分がいくら売ってきたのかは把握しておきたいところ
- 営業において、自分がこだわったことは何か、どういったことを工夫したかを記しましょう
- 自己PRはプライベートのことは控え目に、業務内容に則したPRを行う
提出前に最終チェック
□ 誤字脱字がないか
□ 入学/ 卒業や入社/ 退職などの年月を間違えていないか
□ 見出しやタイトルがあり、読みやすいレイアウトになっているか
□ 日付や氏名など基本的な項目が抜けていないか
□ 文章は誰が読んでも意味が分かるように書けているか
□ 具体的な工夫が入っているか
□ 履歴書など他の応募書類の内容と齟齬がないか