不動産管理の職務経歴書の書き方・見本です。よい職務経歴書を作成するためには、人事担当者に対して自分の経歴をわかりやすく書くことや、効果的な自己PRが必要です。どのように書けば分かりやすくなるのか、何を意識すれば効果的な自己PRになるのかを確認しましょう。
見本のWordファイルをダウンロードできますので、参考にしながら自分の経歴を記入し職務経歴書を作成してみましょう。
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職務経歴書の書き方見本
職 務 経 歴 書
20xx年xx月xx日現在
氏名 ○○ ○○
■職務要約
商業施設の管理全般について経験を有しております。特に大規模郊外型商業施設のマネジメントでは、広報からスタッフの採用や合同キャンペーンの企画や防災対策の検討まで大規模商業施設の立ち上げを経験することができ、単なる運営だけではなく企画やテナントの収益を上げながら施設の価値を高める動きにも関わることができました。
■職務経歴
□20xx年xx月~現在 ○○○○株式会社
期間 |
業務内容 |
20xx年xx月
~ 20xx年xx月 |
物件 ・延床面積x,xxx 平米 ・地上15階地下1階 ・テナント数約30 社 |
都内ビルのマネジメント業務 ・テナント窓口対応 ・設備/警備/清掃管理会社の指導/各種調整 ・契約更新/テナント改定交渉 ・全テナントの年間/月間売り上げ管理 ・地域商店街との折衝、共同フェアの実施 ・内装工事に関する調整、工事業者管理 ・消防訓練の実施、防犯対策協議会の実施 |
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3 名体制での管理(マネージャー(45 歳)—主事(40 歳)—私) | |
20xx年xx月 ~ 20xx年xx月
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物件 ・延床面積x,xxx 平米 ・地上5階 ・テナント数48 社 |
郊外型商業施設のマネジメント業務 ・テナント窓口対応(アパレル企業・カフェ他主担当15〜20 社) ・オープニング準備・広報対応、短期アルバイトスタッフの採用育成 ・全店舗合同キャンペーンの企画・運営、売上実績の分析(全店総合で対前年111%達成) ・設備/警備/清掃管理会社の指導、新規オープンのため管理マニュアル作成 ・営業リーダーとして定期の全店会議を主催、店舗間の問題調整、営業指導 ・消防訓練の実施、防犯対策協議会の実施 |
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5 名体制での管理(スーパーバイザー(51 歳)—(マネージャー38歳 契約・経理担当)-私(営業リーダー)—スタッフ2名) | |
20xx年xx月 ~ 現在
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物件 ・延床面積x,xxx 平米 ・地上3階 ・テナント数18 社 |
ショッピングセンターのマネジメント業務 ・テナント窓口対応(主担当10 社) ・リニューアルオープンに向けての準備業務 ・改装工事業者への指示・管理 ・リニューアル時の広報活動責任者 ・設備・警備・清掃管理会社の指導・各種調整 ・リニューアル時の各店舗への販促・売上指導により、対前年で170%売上実績 |
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4 名体制での管理(マネージャー44歳-主事 私—スタッフ1名) |
■活かせる経験・知識・技術
・業務遂行のために学んできた、ビル管理法の知識
・オーナーや協力会社との協働業務を通して培った関係構築力
■資格
・TOEIC 675点(20xx年xx月)
・衛生管理者(20xx年xx月)
・電気主任技術者3種(20xx年xx月)
・建築設備検査資格(20xx年xx月)
■自己PR
20xx年xx月、○○○○株式会社に入社し、主に商業施設の管理全般に携わってまいりました。約△年間で△件の施設管理にあたり、特に大規模郊外型商業施設のマネジメントでは、広報からスタッフの採用や合同キャンペーンの企画や防災対策の検討まで経験することができました。また、20xx年以降は施設管理業務に加えマネージャーを歴任し、メンバーの育成/マネジメントも手掛けてまいりました。業務を通して身に付けた力は以下の2点です。
1)関係構築力
企画提案、業務ヒアリング、施工、クレーム対応等の顧客接点のある全ての局面において、常に顧客視点(顧客満足)を意識するように心掛けてまいりました。その姿勢が、相互の信頼関係構築に結びつきました。
2)協働推進力
オーナーや協力業者との協議、顧客交渉、現場指揮などの場面において、様々な立場の方の考え方/状況に配慮した調整を心掛けてきました。それにより、協働して円滑に業務を遂行することができました。
今後は、これまで培ってきた経験を活かし、施設管理にとどまらず、幅広く不動産運用に携わる仕事に取り組んでいきたいと考えております。
以上
【職務経歴書のダウンロード(Word)】
各項目の解説
職務要約=あらすじ
職歴を分かりやすく伝えます。自分の仕事にキャッチフレーズをつけたらどうなるか、を意識して100文字程度にまとめてみましょう。
職務経歴=内容
業務内容は「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事務内容/ 自分が行った業務内容を記載します。また、会社の規模や実績などは数字で表すと分かりやすいでしょう。
活かせる経験・知識・技術
実績・成果を上げるための工夫点や業務において意識したことを簡潔に記載します。
資格・スキル
業務と関連する資格を持っている場合は、必ず記載しましょう。
自己PR=アピール
自己PR は文章または箇条書きで記載します。どの企業でも通用するビジネスパーソンとしてのコアスキルを簡潔に記載しましょう。箇条書きの場合3 つほど、文章の場合は5 行以内が目安です。
最後は「以上」で締めくくります。
不動産管理の職種職務経歴書のポイント
キャリアのポイントは、どういう物件を管理していたかです。オフィスビルなのか、商業施設なのかマンションなのか、具体的に記入しましょう。また、仕事の幅も重要です。テナントとの交渉、販促、防犯、設備などの経験があるか、リーシングをやっていたかなど、管理の内容も物件によってさまざま。こうした点が書類で明確になっていることがポイントになってきます。
POINT
- どの物件を管理していたか。その規模と用途が第一のチェック項目
- 会社や物件によって、仕事は異なります。仕事の内容は、細かく、分かりやすく
- 物件によって管理スタッフは3~6名程度、そのなかのポジションを書いておくこと
提出前に最終チェック
□ 誤字脱字がないか
□ 入学/ 卒業や入社/ 退職などの年月を間違えていないか
□ 見出しやタイトルがあり、読みやすいレイアウトになっているか
□ 日付や氏名など基本的な項目が抜けていないか
□ 文章は誰が読んでも意味が分かるように書けているか
□ 具体的な工夫が入っているか
□ 履歴書など他の応募書類の内容と齟齬がないか