一般事務・アシスタントの職務経歴書の書き方・見本です。よい職務経歴書を作成するためには、人事担当者に対して自分の経歴をわかりやすく書くことや、効果的な自己PRが必要です。どのように書けば分かりやすくなるのか、何を意識すれば効果的な自己PRになるのかを確認しましょう。
見本のWordファイルをダウンロードできますので、参考にしながら自分の経歴を記入し職務経歴書を作成してみましょう。
目次
一般事務・アシスタントの職務経歴書テンプレートのダウンロード
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職務経歴書の書き方見本
職 務 経 歴 書
20xx年xx月xx日現在
氏名 ○○ ○○
■職務要約
営業所での経理業務を含む一般事務、営業アシスタントを経験しております。経理や営業に必要な帳票の作成から顧客との電話対応まで、社内でのサポートスタッフとしての仕事全般を経験しています。
■職務経歴
□20xx年xx月~現在 ○○○○株式会社
期間 |
業務内容 |
20xx年xx月 ~ 20xx年xx月
|
派遣元:○○○○スタッフィング株式会社
新宿営業所(所員数30名)において派遣社員として一般事務(経理業務含む)を担当 |
□20xx年xx月~現在 △△△△株式会社
期間 |
業務内容 |
20xx年xx月
~ 20xx年xx月 |
派遣元:株式会社○○○○スタッフジャパン
池袋営業所(所員約50名)において派遣社員として営業アシスタント業務を担当 ※第1営業部(課長以下8名を2名の派遣社員でサポート) |
■活かせる経験・知識・技術
・Excel:入力・集計、表・グラフ、関数計算、ピボットテーブルを業務で使用。マクロは現在勉強中。
・Word:文字入力、図表・グラフ挿入、校正機能を業務で使用。
・PowerPoint:文字入力、図版作成、マスタ作成、アニメーションを業務で使用。
・Access:入力・集計、クエリ作成を業務で使用。
・煩雑で細かい業務でも優先順位をつけ、正確かつ迅速に処理する力
■資格
・秘書技能検定試験2級(20xx年xx月)
・日商簿記2級(20xx年xx月)
・漢字検定2級(20xx年xx月)
・TOEIC 700点(20xx年xx月)
■自己PR
経理・営業部門での事務処理経験を通じて、繁雑で細かい業務でも優先順位をつけ正確に、迅速に処理する力を養いました。
特に、営業アシスタント業務での電話対応では、会社の最前線の顔として直接顧客と接点を持ってきましたので、言葉遣いやマナーはもちろんのこと、相手の要求を即座に理解して迅速に対応し、困難な要望にも、真摯に取り組む姿勢を身に付けてきました。
また営業担当の方々にとっても働きやすい環境となるよう、積極的に挨拶をしたり、外出時の進捗をこまめに報告し、安心して業務に取り組んでいただく工夫をしてきました。
以上
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各項目の解説
職務要約=あらすじ
職歴を分かりやすく伝えます。自分の仕事にキャッチフレーズをつけたらどうなるか、を意識して100文字程度にまとめてみましょう。
職務経歴=内容
業務内容は「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事務内容/ 自分が行った業務内容を記載します。また、会社の規模や実績などは数字で表すと分かりやすいでしょう。
活かせる経験・知識・技術
実績・成果を上げるための工夫点や業務において意識したことを簡潔に記載します。
資格・スキル
業務と関連する資格を持っている場合は、必ず記載しましょう。
自己PR=アピール
自己PR は文章または箇条書きで記載します。どの企業でも通用するビジネスパーソンとしてのコアスキルを簡潔に記載しましょう。箇条書きの場合3 つほど、文章の場合は5 行以内が目安です。
最後は「以上」で締めくくります。
一般事務・アシスタントの職務経歴書のポイント
一般事務・アシスタントは、仕事の範囲が広く、会社によって任される業務内容が異なる職種です。職務経歴書では、「これまでにどのような業務を担当してきたか」「どんなスキルを身につけてきたか」が採用担当者に伝わるように記載することが大切なポイントになります。
担当した業務は具体的な数字を入れて記載する
書類作成や電話対応など、どのような業務を担当してきたかを明確に記載します。部署の規模や所属人数、対応してきた書類の件数(例 受発注書類の処理:平均○○枚/日、伝票データ入力:平均○○件/日)など、具体的な数字も入れるようにしましょう。
事務処理力、仕事に対する姿勢をアピールする
社内外の人とやりとりする機会も多いため数字では表しにくい「コミュニケーション力」や、自ら率先して改善活動を行うような「能動的な姿勢」などもアピールポイントになります。いかに効率よく事務作業を進められるか、正確性を保ちつつも素早く作業を完了させられるかといった「事務処理力」も一般事務・アシスタントに求められることのひとつです。対人関係での心がけや仕事への能動的な姿勢、作業の正確性、効率化のために工夫してきたことなどを具体的なエピソードを交えてアピールしましょう。
基本的なPCスキルは必須
データ入力や資料作成などの基本的なPCスキルは必須です。応募先の主要業務に必要なスキルや関連資格を中心に、PCスキルをアピールしましょう。Excel、Word、PowerPointなど、仕事で使用したことのあるソフトを記し、各ソフトを用いてどのような業務を行っていたのか、具体的に明記します。
タイピングの速さに自信がある場合は、「1分で120文字以上」というように、数字を用いてアピールするのも有効です。
一般事務・アシスタントの仕事に役立つ資格には、次のようなものがあります。
- 日本商工会議所簿記検定試験
- ビジネス実務マナー検定(2級以上が望ましい)
- 秘書技能検定試験(2級以上が望ましい)
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
こうした資格を有している場合は、もれなく記載しましょう。
一般事務・アシスタントに求められるスキルと仕事内容
一般事務・アシスタントは、書類作成やデータ入力・管理、伝票処理、電話・メール・来客対応などの事務作業全般を行いますが、具体的には企業や部署によって担当業務は異なります。「事務」「アシスタント」と2つの呼び名がありますが、両者に明確な違いはなく、呼び名によって仕事内容が大きく変わることはありません。
ExcelやWordを扱える基本的なPCの知識やスキルは、書類作成やデータ入力を行うにあたり必須です。そのうえで、素早く誤りがないように、確認を怠らず正確に作業できることと、日々のルーティンワークを効率よく作業する工夫ができることが求められます。
また、一般事務・アシスタントは、他の社員が自分たちの仕事に集中できるようサポートする業務が多いです。作業を依頼されたり、不明点を関係者に確認したりするときにスムーズに意思疎通を図れるコミュニケーション力や、イレギュラーな仕事を頼まれたときにホスピタリティをもって柔軟に対応できる姿勢が重要となります。さらに、社外の人と接する際は会社の第一印象となるケースが多いため、態度や言葉遣い、立ち振る舞いなど基本的なビジネスマナーも大切です。
提出前に最終チェック
□ 誤字脱字がないか
□ 入学/ 卒業や入社/ 退職などの年月を間違えていないか
□ 見出しやタイトルがあり、読みやすいレイアウトになっているか
□ 日付や氏名など基本的な項目が抜けていないか
□ 文章は誰が読んでも意味が分かるように書けているか
□ 具体的な工夫が入っているか
□ 履歴書など他の応募書類の内容と齟齬がないか
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