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企画力の自己PR例文を紹介!職務経歴書・面接でアピールするコツとは?

企画力 自己PR

自分の強みである「企画力」を転職活動の自己PRでアピールしたい場合、どのように伝えればよいのでしょうか。企業が評価する「企画力」のポイント、履歴書・職務経歴書・面接での伝え方などについて、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏が解説します。

企画力とは

企画力とは、課題を的確に分析し、その課題解決を行うために実現可能性の高い方法を考案する力を指します。ユニークな案や新しいアイディアを思いつく発想力だけではなく、課題解決のために実現可能性がある提案や、ロジックの通った提案を行えることも大事です。

企画力を履歴書・職務経歴書でアピールするポイント

自己PRを履歴書、職務経歴書に記載する場合は、まず仕事において「企画力」を発揮して成果を出した経験を書き出します。具体的なエピソードと得られた成果と合わせて、応募先企業の業務にどう貢献できるかをまとめて記載しましょう。

文字数は、履歴書はスペースが小さいため100文字目安、職務経歴書は200~400字目安で作成するといいでしょう。

企画力を面接でアピールするポイント

面接で「企画力」をアピールする場合も、履歴書や職務経歴書と同様に、具体的なエピソードや数字を交えて成果を伝えることが重要です。

例えば面接で「あなたの強みを教えてください」と質問された場合、最初に自身の強みとする企画力を端的に伝えます。続いて、その根拠となる理由や具体的なエピソード、数値化した成果・実績を伝えましょう。

まとめとして、企画力を応募先企業でどう活かしていきたいのか意欲を交えて伝えるといいでしょう。

企業が自己PRで企画力を評価するポイント

自己PRを作成する際は、まず企業の人材ニーズを掴み、求められる経験・スキルや自分の強みをわかりすく伝えることを意識するのが大切です。企業やポジションによっても異なりますが、企業が候補者の「企画力」を評価する際に考慮する主なポイントには、以下が挙げられます。

実績と成果

これまでの仕事やプロジェクトなどで、企画力を発揮した成功体験や成果があるかどうか。自身が提案した企画やアイディアが実行され、良い結果を生み出しているかなどが重要です。

問題解決能力

問題を明確に定義し、効果的な解決策を見つける能力。複雑な課題に対処し、適切な戦略を立てる能力が求められます。

柔軟性と適応性

自社において上記の経験やスキルを発揮し、柔軟に適応できるか。長期的な視点で企画が持続可能であることなどを考慮する力も期待しています。

企画力の自己PR作成ポイントとは

企業が応募者の自己PRで注目しているポイント、転職活動において履歴書・職務経歴書・面接でアピールすると効果的なポイントについて説明します。

応募企業で活かせるイメージを伝える

自己PRで語った自分の強みや実績が、応募先企業でどのように活かせるのか。採用担当者にイメージしてもらえるように伝えることが重要です。企業サイトや求人情報などで分析しながら、企業が求める人物像にマッチする接点を見つけてアピールするといいでしょう。

具体性のあるエピソードや成果を伝える

自分の強みや実績を伝える際は、それらを裏付ける具体的なエピソードや数値を交えた成果を伝えるようにしましょう。応募先企業の採用担当者が、自社での再現性があるかを判断する重要なポイントとなります。

また、業界の専門用語などの使い過ぎなどは、採用担当者が理解しきれない可能性があるため、できるだけ避けるようにしましょう。

自己PRで伝えたい要点を絞る

企画力以外にアピールしたい要素、例えば「協調性」「プレゼン力」などがあったとしても、盛り込みすぎてしまうと伝わりにくくなります。履歴書や職務経歴書などの応募書類に記載した自己PRをベースに、一貫した内容でアピールすることがポイントです。

また、面接では転職理由や志望動機なども質問されますので、それらとの一貫性も意識するようにしましょう。

【アピールポイント別】「企画力」の自己PR例文

履歴書や職務経歴書、面接において、「企画力」に関してアピールしたいポイント別に自己PRの例文をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

「売上実績・成果」をアピールする自己PR例文

「私は営業リーダーとして、企画力を駆使することで売上実績に貢献した成功体験があります。前職で担当していた新製品の導入プロジェクトにおいて、営業成績が個人・チームともに目標未達が3カ月続いていたことがありました。そこで、業績好調な他チームとの比較や自分たちの課題を分析し、提案の質と量を高めるために3つの対策を実施しました。対策の1つ目は、情報共有を強化する定例ミーティングを行うことで、まずは課題を洗い出しました。

2つ目の対策は、バディ体制で営業・提案を行う体制づくりを行ったこと。3つ目は、週次の提案件数などのKPI指標を設定すること。これらの対策を行うことで、年間の個人・チーム売上目標を120%で達成することができました。」

「業界知識」をアピールする自己PR例文

「私は事業会社の経理として3年間の経験、コンサルティングファームで会計コンサルタントとして経理向けのSasS会計ソフトを持つ企業を7年間担当した経験を持つことから、会計・経理知識を活かした営業企画を提案できることを強みにしています。コンサルタントとして、多様な業界の事業会社延べ15社を担当してきた横断的知見があることから、顧客の経理部門の心理や課題感を理解することが私の強みです。御社ではこの知見・専門知識を、営業企画で活かせると考えています。」

「課題解決力」をアピールする自己PR例文

「前職の企業では人事担当として、人員の急拡大によって組織の一体感がなくなるという課題に取り組んでいました。社内各部門の管理職・各メンバー層・中途入社者など、350名にアンケートとヒアリングを実施したところ、部門横断の交流不足が最大の要因として浮上してきました。そこで、新MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)策定プロジェクト、リファラル採用推進プロジェクト、オフサイトイベント、社内表彰企画など、年間で〇本の部門横断プロジェクトや交流イベントを企画しました。

これらの施策を実施した後の従業員満足度サーベイでは、組織の一体感に関する項目が〇%向上し、個別コメントでも『組織の雰囲気が良くなった』『リモートワークで顔を合わせることが減っていたので久々に交流できて楽しかった』などの多数のコメントが寄せられました。」

「分析力」をアピールする自己PR例文

「食品関連企業で新商品企画を◯年間担当しております。30代女性をターゲットとした商品力が弱かったため、市場調査と競合商品の分析を中心に行うプロダクトアウトに加え、年代別の商品売上データやユーザーインタビューなどのリサーチと分析も含め、多角的に実施しました。リサーチ結果から「機能性やコストへの評価は高いが、デザイン性が低い」といった自社のブランド認知を得たことから、自社のユーザー層の特徴などに対して精緻に分析を行いました。その分析をもとに、デザイン性を高めた新商品を投入し、半期で当初予定の年間売上目標を達成することがでました」

その他のアピールポイント自己PR例文集

計画性 協調性
マネジメント経験 コミュニケーション能力
責任感 リーダーシップ
真面目 継続力
積極性 忍耐力
主体性 行動力
調整力 柔軟性

自己PRで「企画力」を魅力的にアピールするために

「企画力」をアピールするにはさまざまな観点があります。応募企業が求めている人材像をきちんと掴み、適切な表現で伝えることが大切です。迷った場合は、転職エージェントに相談してみるのもひとつの方法です。

転職エージェントは、過去の実績から求人企業が求めている人材像を把握しているケースもあるため、どのように伝えればいいかアドバイスを受けることができるかもしれません。転職エージェントの情報を活用し、アピール効果を最大化してみてはいかがでしょうか。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏


約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

リクルートエージェントでは、転職でお悩みの方に適切なアドバイスをお送りしています。また、企業の面接対策や職務経歴書の作成サポートや、スムーズな退職のためのサポートを行っています。お悩みの方はぜひ一度相談に来てみてください。