「仕事がうまくいかない」と感じているために、「会社に行くことがつらい」「今の仕事は向いていない」と苦しんでしまう人もいるでしょう。また、仕事で悩みを抱えたことから「何もかもうまくいかない」と感じてしまうケースもあります。
組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント粟野友樹氏が、仕事がうまくいかない原因と対処法、仕事がうまくいかない時期の対策などを解説します。何もかもうまくいかない時期の過ごし方も紹介するので、「つらい、しんどい」と感じる今から抜け出すために参考にしてみましょう。
目次
「仕事がうまくいかない時」はベテランでも新人でも誰にでもある
「仕事がうまくいかない」と感じる時期は、経験を積んだベテランでも、入社したばかりの新人でも、誰にでもあるものでしょう。入社後、仕事を習得するまでの時期には「仕事ができない自分がつらい」「ミスが多いのは自分のせい」と自分自身を責めて落ち込んでしまう人は少なくありません。
また、経験を積んだ後も、新たなポジションや、より大きな責任のある仕事を任された結果、「これまでと同じことをしてもうまくいかず、自分の能力不足を感じてしんどい」「責任を果たそうと思い、長く耐え続けてきたけれど疲れてしまった」と感じてしまうことがあるようです。
自分を責めて疲れ切ってしまう前に、仕事がうまくいかない原因や対処法を知って、つらい時期を抜け出すために役立てていきましょう。
仕事がうまくいかない原因と対処法
仕事がうまくいかない原因と対処法を紹介します。自分に当てはまるものがないか探してみましょう。
経験・スキルが不足している
初めての仕事を任された場合は、経験やスキルが不足していて当たり前と言えます。仕事をうまくいかせるためには、仕事内容を習得するだけでなく、スムーズに仕事を進めるための対策を取ったり、思わぬトラブルに臨機応変に対処できたりする能力も必要となります。しかし、そこには経験を通じて得たノウハウやコツなどが必要なため、一定の期間を要するものです。
新卒入社の新人だけでなく、異動や転職で新たな仕事・ポジションに就いたベテランのビジネスパーソンにも同じことが言えますが、即戦力として期待されているために「仕事ができない自分が許されるのはいつまでなのか」という不安を感じてしまいやすいでしょう。
・一定の期間は仕事を習得する時期と考え、焦らずにじっくり取り組むことが大事
・ミスをしたり、トラブルにつながったりした場合も、「この経験によって成長できる」「より実践的なノウハウが身に付く」など、前向きに捉えることで落ち込みにくくなる
同じようなミスを繰り返している
ミスをしたことに落ち込んでしまい、その原因をきちんと振り返っていないケースです。ミスをした原因や、ミスにつながりやすい要因がどこにあるのかを考えていない場合は、同じようなミスを繰り返してしまいやすいでしょう。その結果、「ミスばかりしているのは、自分の能力が足りないから」と自分を責めてしまう人もいます。
・ミスをした原因・要因を振り返り、それらを踏まえた対策を考えることで同じようなミスが発生しにくくなる
・ミスをしたことにとらわれて落ち込んでしまう場合は、「ミス」を自分と切り離し、「こういうことが起きた場合、客観的に見てどうすればいいのか」を考えるように意識する
仕事に優先順位をつけていない
仕事においては、さまざまな業務や案件を並行することがほとんどと言えます。それらに優先順位をつけていない場合、目の前のことを処理するのみに集中してしまいやすいでしょう。
優先すべきことから着手できていないため、それぞれの案件の締切や納期の目前で慌ててしまい、間に合わせるために残業を続けて疲弊するケースもあります。
・現在、抱えている案件に対し、緊急度や重要性を踏まえた上で優先順位をつける
・スケジュールを管理するツールを使ったり、日々のToDoリストを作成したりすることで、いつまでに何をこなすべきなのかを把握しやすくなる
仕事の目的を理解していない
仕事の全体像を把握せず、「何のためにこれをするのか」という目的を理解していない場合は、先回りした対策を考えることができず、臨機応変な対応もしにくくなってしまいます。上司に指示されたことをそのままやっているケースなどが当てはまるでしょう。
・上司などにプロジェクトや案件の目的について確認し、全体像を把握することが大事
・その上で、全体の中で自分が任された仕事の意味や位置付けを理解すれば、どのような動き方をすればいいのかが見えやすくなる
・さらに、関係者の立場や仕事内容などに対する理解を深めれば、先回りした対応などもしやすい
労働環境が悪い
残業や休日出勤が多い場合は、体力的に疲弊して仕事の能率が悪くなり、モチベーションも下がりやすくなります。また、「ワークスペースが狭いなどで仕事に集中しにくい」「業務を効率化できるツールが整っていない」など、物理的に環境が悪い場合も、仕事を効率的に進めることができず、ミスが発生しやすくなるでしょう。
・職場環境の改善について上司に提案する方法がある
・業務効率化のツールなどの導入を提案することで、部署内全体の効率化に貢献することもできる
・環境整備で効率化できれば、残業削減にもつなげることができ、仕事に対するモチベーションのアップも期待できる
職場の人間関係が良くない
「職場の人間関係が良くない」「上司や同僚とうまくいっていない」などの場合は、仕事を進める際にもコミュニケーションが取りにくく、悪影響につながりやすいと言えます。また、「仕事に行きたくない」など、モチベーションを下げる要因にもなるでしょう。
・相性の合わない相手やトラブルにつながりやすい人物がいる場合は、信頼できる上司や同僚に相談してみることが大事
・客観的な意見を聞いた上で、自分から歩み寄って関係性を構築する努力をしてみる
・どうしても解決できない場合は、上司に相談し、異動やチーム替えなどをしてもらう
・上司のパワハラなどの可能性がある場合は、上司のさらに上の上司や人事担当者などに相談してみる
集中力が続かない
集中力が続かないことで、ミスが発生しやすくなったり、仕事を業務時間内に終えることができなくなったりすることは少なくありません。「もともと集中力に欠けている」と感じるケースだけでなく、プライベートで悩みや心配ごとがある場合などもこうした状況に陥りやすいでしょう。
・メリハリをつけて働く意識を持ち、「この時間内にこれだけの業務をこなす」「このタイミングで休憩する」「頭を使う仕事と、単純な作業に使う時間を切り分ける」など、仕事の配分を考えることが大事
・プライベートで悩みがある場合は、業務時間外に「プライベートの悩みについて考える時間」を設定し、業務時間内は仕事に集中するように意識する
・病気・介護など緊急度の高い悩みの場合は、思い切って有給休暇を取得するなどで、対処のための時間を取る方法がある
自分に適性がない仕事を任されている
自分に合わない仕事や不得意な業務を任されている場合は、「仕事がうまくいかない」「仕事ができない自分がつらい」と感じてしまいやすいでしょう。ただし、「合わない」「苦手」と思い込んでしまっているケースもあります。特に、新人の場合や、異動したばかりの時期などは、慣れない仕事内容についていけず、「適性がない」と感じてしまいやすいでしょう。
・自分に合わない仕事や苦手な業務を任された場合でも、「自分の能力を広げる機会」と捉えることもできる
・その仕事をうまくやっている周囲の先輩や同僚などに、どのようなことを意識して仕事を進めているのかを聞き、取り入れてみることでうまくいく可能性もある
・どうしても適性がないと感じる場合は、部署移動や職種転換、転職などを検討してみるのもおすすめ
「仕事がうまくいかない」と感じやすい人の特徴と対処法
「仕事がうまくいかない」と感じてしまいやすい人の特徴と対処法を紹介します。
自分からコミュニケーションを取らない
コミュニケーションが苦手だと感じている人の場合は、上司やチームのメンバー、関係部署などと積極的にコミュニケーションを取ることを避けがちです。自分の考えのみで仕事を進めることで、一緒に仕事をするチームのメンバーとうまくいかないケースもあれば、上司の求めていることと違う部分にこだわって評価されないケースもあるでしょう。
特に、関係部署と一緒に仕事をする場合には、コミュニケーションを取らないことで相互理解が深まらず、協力も得にくくなってしまうので注意が必要です。
・日頃から、自らコミュニケーションを取る意識を持つことが大事
・最初はうまくコミュニケーションが取れなくても、相手を理解しようとする姿勢や自分の考えを伝えようとする努力によって、信頼関係を構築していくことができる
デスクの周囲が整理されていない
デスクの周囲が散らかっていたり、PCのデスクトップが整理されていなかったりすれば、どこに何があるかわからなくなり、探すだけでも時間がかかってしまうでしょう。また、整理されていない環境そのものも、集中力に影響する可能性があります。
・デスク周りをきちんと整理整頓し、どこに何があるのかわかりやすくする
・PC内のファイルなども、保管する場所をきちんと決めておくことで探す手間を省ける
他人と自分を比べてしまう
成果を上げている周囲の同僚や、活躍している友人などと比較し、「自分は仕事ができない」「自分の能力が足りない」という劣等感をおぼえてしまうケースです。「自分の方が評価されていない」などの不満を感じたり、「自分よりもいい役割や仕事を任されている同僚が羨ましい」などと思ったりしてしまうケースも、これに当てはまるでしょう。
・新卒の場合でも転職した場合でも、会社から「求める能力の水準を満たしている」「一定の領域で活躍・貢献できる」と判断されたから採用されているので、能力が足りないと思い過ぎないことが大事
・周囲と比べて自分の能力が低いと思うことなく、自分らしく成果を出すことに集中する
・評価されないことが不満の場合は、どうすれば評価されるのかを考えてみる
・成果を上げ、評価を高めることで、自分の希望する役割やポジションも任せてもらいやすくなる
失敗することが怖い
仕事では、与えられた指示に従うのみでなく、そこから自分なりに創意工夫し、成果につなげていくことが求められます。失敗することが怖いと感じている場合は、失敗しないことだけに集中し、指示されたこと以外にチャレンジしにくくなるでしょう。
・失敗してもそこから学ぶ意識があれば、より大きく成長できると考えてみる
・特に新人の場合は、周囲も「失敗することも成長につながる」と考えているケースが多いので、焦る必要はないと思うことが大事
・「どうしても失敗したくない」と思ってしまう場合は、失敗しないことよりも成功させるための方法を考えることに集中してみればプラスに働きやすくなる
完璧主義でこだわりが強い
完璧主義の場合は、自分の理想にこだわるあまり、周囲とうまくいかず、仕事をスムーズに進められないケースもあります。また、完璧主義を貫いた結果、うまくいかなかった場合には、理想と現実のギャップに落ち込んでしまう人もいるでしょう。
・仕事の目的を明確にすることが大事
・目的を果たすために必要なことを見極め、それ以外のことについては強くこだわらない意識を持てば、スムーズに仕事を進めやすくなる
・自分のこだわりを周囲に押し付けず、相手の話に耳を傾けるように心がけることも必要
自分の意思をはっきり示せない
自分の意思をはっきり示すことができない場合は、自分の考えと違う仕事の進め方にストレスを感じたり、人から仕事を押し付けられやすくなったりしやすいでしょう。自己主張することや、人と揉めることが苦手なタイプに多く、自分一人で仕事を抱え込んでストレス過多になっても耐えてしまうケースもあります。
・仕事の中で違和感を覚えたことについては、相手やチームときちんと話し合うことが大事
・自分の考えを明確にして伝えるだけでなく、相手の考えを聞く姿勢を持てば、人間関係も悪くなりにくい
・仕事を押し付けられやすい人は、自分の中で「ここまではできるけれど、これ以上は無理」という線引きをしっかりとして、対応できない背景や事情をきちんと相手に伝えるように意識する
何かと後回しにしがち
目の前の仕事に集中しているために、そのほかの業務やメールの返信などを後回しにしてしまうケースもあれば、苦手なことを後回しにしてしまうケースもあります。締切や納期に間に合わなくなったり、後で連絡をしようとして忘れるなどのミスでトラブルにつながったりしやすいでしょう。
・やるべき業務に優先順位をつけることが大事
・苦手なことの場合には、先に着手し、どのくらいの期間がかかるのか見通しをつけることで焦らずに済む
・「連絡漏れをなくすために、メールはその場ですぐに返信する」など、自分の中でルールを作ることも有効
仕事がうまくいかない時にやっておきたい6つの対策
仕事がうまくいかない時に、やっておきたい対策を紹介します。
1:うまくいかない原因を分析する
仕事がうまくいかない原因をきちんと分析することが大事です。「なぜうまくいかなかったのか」を紙に書き出し、「うまくいかせるためにどのような対策をすればいいのか」という結論まで出してみましょう。今後にやるべきことを明確化することで、「どうすればいいのかわからない」と悩まずに済むはずです。
2:周囲の人に相談する
自分一人で考えているより、周囲の友人や上司、同僚などに相談した方が、考えを整理しやすくなります。
客観的に状況を把握し、解決策を見つけるために役立つでしょう。また、誰かに話すことで、ストレスを軽減できるケースもあるため、メンタルを保ちやすくなるかもしれません。
3:短期的な目標を定めて取り組む
うまくいかない原因を分析した際に、自分に足りない能力なども考え、「その部分を強化すること」を短期的な目標とすれば集中しやすくなります。スキルアップなど、自分なりに目標を定め、「そこに向かって頑張ればいい」と考えることでも、仕事のモチベーションを高めやすくなるでしょう。
4:うまくいくビジョンをイメージする
物事は、ネガティブに捉えることでうまくいかなくなってしまうことがあります。「うまくいかなかった出来事」を思い出してつらい気持ちになるより、「うまくいくビジョン」をイメージして取り組んだ方が、モチベーションを高めることができるでしょう。
5:「今は耐えて頑張る時期」と割り切る
新しい仕事に慣れるまでには時間が必要であり、新しい取り組みで成果を上げるまでにも一定以上の時間がかかるものです。「今は耐えて頑張る時期」と割り切り、気持ちを切り替えて仕事に集中すれば、つらい時期も乗り切りやすくなるはずです。
6:転職を検討してみる
どうしても合わない仕事・職場の場合は、転職を検討してみるのも一つの方法です。転職活動を始めてみることで、自分に合う仕事や興味を持てる仕事が見つかる可能性もあります。反対に、転職活動でほかの会社について知った結果、現在の会社のいいところが見えて「今の仕事で頑張ろう」と思えることもあるかもしれません。
「何もかもうまくいかない時期」の過ごし方
仕事だけでなく、「何もかもうまくいかない」と思ってしまう時期の過ごし方を紹介します。前向きになれるきっかけ作りの参考にしてみましょう。
歴史上の偉人や著名人の名言集を読む
歴史上の偉人や著名人にも、うまくいかない時期が必ずあるものです。名言集などの本を読み、壁を乗り越えた経験や、それに役立つような言葉を知ることで、仕事やプライベートをうまくいかせるためのヒントが見つかる可能性があります。
運動でストレスを発散する
運動することでストレスを発散すれば、気持ちが切り替わり、仕事をうまくいかせるイメージがしやすくなったり、落ち込みにくくなったりするものです。定期的な運動習慣で体力作りをすれば、今後の集中力を支えることにも役立つでしょう。
映画や小説、漫画、ドラマなどに刺激を受ける
物語の主人公の生き方や、困難を乗り越える姿などに触れることで、つらい時期を乗り越える勇気をもらえるかもしれません。また、主人公だけでなく、周囲の人々の感情などにも注目することで、人間関係をうまくいかせるヒントが見つかる可能性もあります。
今後の計画を立てる
計画を立てることで、今後の見通しが立ち、気持ちがスッキリするケースもあります。仕事だけでなく、「この時期まで頑張ったら、ご褒美に旅行に行く」など、プライベートの計画を立てることでもモチベーションを上げることができるでしょう。
新しい場に出かけてみる
セミナーや勉強会、趣味の集まりなど、これまで参加したことのない場に出かけてみることで新たな発見ができる可能性があります。今まで出会ったことのない価値観の人々と話すことで、刺激を受けることもできますし、新たな視点を知ることで、前向きな気持ちになれるケースもあります。
複数の場を持つことを意識する
仕事ばかりに集中している場合、会社でうまくいかないことがあった時に「自分はダメだ」と落ち込んでしまいやすくなるでしょう。趣味の活動や勉強会などで仲間を作ったり、馴染みの飲食店で常連客と交流したり、学生時代の友人と定期的に会ったりするなどで、複数の場を持つことが大事です。
一つの場でうまくいかなかったとしても、ほかの場で自分らしく過ごせたり、評価されたりすることで、気持ちを切り替えることができます。気分が変わることで、仕事にも前向きに取り組めるようになり、成果を上げやすくなるでしょう。
「仕事も何もかもうまくいかない」そのような時期に注意したいこと
「仕事も何もかもうまくいかない」と感じて落ち込んでいる時期に、注意したいことを紹介します。
「すべて自分のせい」と思い、一人で耐えてしまう
「何もかもうまくいかないのは、すべて自分のせい」と思い込み、一人で抱え込んで耐えようとしてしまうケースがあります。精神的に追い込めば、メンタルが保てなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
一人で抱え込まず、誰かに愚痴を言ったりすることも大事だと考えましょう。
「他人のせい」にしてしまう
自分を客観視することができなくなり、周囲や他人のせいにしてしまうことで、結果的に解決策を見つけにくくなってしまうケースもあります。まずは自分にも原因があると考え、今後どうすればいいのか、自分なりに改善できることはないか考えることが大事です。
ずっと仕事のことだけを考え続けてしまう
仕事の悩みが頭から離れなくなってしまうケースもありますが、プライベートの時間まで仕事のことを考え続ければ、ストレスが過剰に溜まってしまうでしょう。仕事とプライベートを切り離して、リフレッシュすることも大事だと考えましょう。
暴飲暴食などで生活習慣が乱れ、体調を崩してしまう
仕事がうまくいかないストレスによって、睡眠や運動、食事などの生活習慣が乱れてしまうこともあります。「睡眠が十分にとれない」「適度な運動ができない」というケースに加え、「暴飲暴食などで、バランスのとれた食事ができない」などで体調を崩してしまうケースもあります。
過剰に食べ過ぎることで体調不良になったり、日頃よりも飲酒の量が増えてしまうことで十分に睡眠がとれず、集中力が保てなくなったりする可能性もあります。また、暴飲暴食してしまったことに落ち込んでしまったり、適度な運動をしないことでリフレッシュできなくなったりすることで、メンタルに悪影響を及ぼす可能性もあるでしょう。食事や睡眠などのリズムが乱れれば、心身に不調が出てきやすくなるので注意が必要です。
今の仕事を勢いだけで辞める
「今の仕事がつらい」「自分には向いていない」と感じた結果、仕事を辞めて転職活動を始めるケースもあります。しかし、転職によって何を実現したいのかをきちんと考えず、目的がないまま転職活動を進めてもうまくいかない可能性があります。退職によって定期収入がなくなり、焦ってミスマッチな会社を選んだり、今の仕事よりも条件が悪い会社に転職することになったりするケースもあるので注意しましょう。
「転職したいけれど、仕事ができない自分には無理?」と思ったら
転職したいと思っても「今の職場で仕事ができない自分だから、転職先が見つからないのでは?」「転職しても仕事についていけないのでは?」と悩んでしまう人もいます。あるいは「仕事が続かないのは自分のせい。どうせ転職先も見つからない」と落ち込んでしまう人もいるでしょう。
そのような時は、転職エージェントに相談してみることもおすすめです。転職活動のプロであるキャリアアドバイザーの面談を受けることで、自分の考えを整理できたり、自分の可能性を発見できたりする可能性もあります。
誰にも話せず、一人で悩みを抱え込んでしまう前に、転職エージェントに相談してみましょう。
組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。