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会社を休む理由と伝え方、行きたくないときの対処法

会社 休む 理由

「体調不良で病院に行きたい」「思わぬ事故に遭ってしまった」「家族の看護で数日間付き添わなくてはいけなくなった」「休暇をとってリフレッシュしたい」など、会社を休みたいときに、休む理由をどのように伝えたらいいのか悩んでしまうことはありませんか?そこで今回は休む理由の例文と合わせて、伝え方のマナーや注意点などについて、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏にアドバイスをいただきました。

会社を休むときは職場のルールに沿って伝える

まず、体調不良などで急に会社を休む場合は、職場で指定されている連絡手段・ルールに沿って連絡します。基本的には直属の上司宛に連絡し、休む理由と仕事の状況や対応が必要かなどを伝えるようにしましょう。無断欠勤は職場での信頼や印象が悪くなるだけでなく、仕事でも迷惑をかけてしまうため、決しておこなわないようにしましょう。

当日に会社を休むときの理由【例文付き】

会社を休む場合は、明確に理由を伝えるようにしましょう。当日、もしくは前日に翌日会社を休むことを決めた場合に使える理由の例文をご紹介します。会社を休むときの理由を伝える際の注意点やマナーなども合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

発熱・腹痛・胃炎・腰痛・生理痛などの体調不良

体調不良の場合はその旨を伝えましょう。とくに詳細を伝える必要はありませんが、伝えたい場合には伝えるとよいでしょう。

【例文】
急な連絡で大変申し訳ありませんが、朝から37.8℃の発熱があり、本日お休みをいただいてもよろしいでしょうか。本日中に対応が必要な業務はございません。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

家族の体調不良に対する看護・看病

当日の朝に、家族や子どもが体調不良になり、急な対応が必要な際は当日朝の連絡になりますが、前日に看護や病院に連れていくなどの対応が必要だと判断できるのであれば、前日から連絡を入れておきましょう。また、在宅勤務が可能であれば、その旨も相談してみるとよいかもしれません。

【例文】
本日子どもが発熱してしまい、幼稚園をお休みして近所の内科に診てもらいにいくことになりました。大変申し訳ございませんが、本日はお休みをいただきたいと思います。本日の業務に支障はないと思いますが、明日以降も看病が必要でしたら、早めに連絡して業務の引き継ぎなどご相談させてください。よろしくお願いいたします。

家族・親戚などの葬儀・通夜

家族や親戚などの葬儀・通夜が理由であれば、会社は休まざるを得ない状況もあるでしょう。会社によっては、忌引き休暇などの制度を導入していることもあるので、確認してみましょう。

家族の方が亡くなった場合、上司や同僚が参列することもあるので、通夜や葬儀の日程・場所なども連絡できるようにしておきましょう。

【例文】
先ほど父が亡くなりました。葬儀・通夜のため本日から〇〇日まで、お休みをいただいてもよろしいでしょうか。通夜や告別式の日時につきましては、決まり次第メールにてご連絡いたします。
よろしくお願いいたします。

クレジットカード紛失や工事立ち合いなど

クレジットカードやキャッシュカード、財布・鍵などを紛失したり、自宅の水回りや回線工事などの立ち合いが必要になったりなど、急な対応が必要となって会社を休まざるを得ないケースもあります。その際は、事情をきちんと伝えて休むようにしましょう。

【例文】
クレジットカードやキャッシュカードが入った財布を紛失してしまい、カード会社や銀行、警察への届け出をしたいため、本日はお休みをいただきたいと思います。
何か緊急対応が必要なことがありましたら対応しますので、携帯電話にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

事前に休みをもらうとき

通院や冠婚葬祭、健康診断、公的機関での手続き、私用での用事など、事前に会社を休む日がわかっている場合は、一緒に仕事をしている人のことを考えて前もって伝えておくとよいでしょう。旅行など、長期での休暇を取る際は特に早めに伝えておくと安心です。

事前に伝えておくとよい主な理由としては、以下が挙げられます。

  • 病院の定期健診や健康診断・人間ドックなど
  • 冠婚葬祭・法事
  • 役所や税務署などの手続き
  • 住居の引っ越し
  • 子どもの運動会やイベントなどへの参加
  • 資格などの試験
  • 免許の更新
  • 事前に通知されている工事や点検の立ち合い

会社に行きたくない…「休みたい」が続くときの対処法

仕事でミスをしたり、職場の人間関係で悩んでいたりなど、今日は会社に行きたくないと考えてしまうこともあるでしょう。仕事に対してやりがいを感じられていなかったり、自分に合っていないと感じていたりする場合も、行きたくないと思ってしまう人も少なくないようです。

そのようなときは無理せずに心身ともに休むようにしましょう。また、会社に行きたくないという状態が続くようであれば、以下のような対処法を試してみてはいかがでしょうか。

会社を休みたい原因を分析する

まず、なぜ会社を休みたいと考えてしまうのか、その原因を明らかにして解決方法を検討していきましょう。今日は会社に行きたくない、休みたいと感じている主な原因には、以下が挙げられます。

  • 仕事で大きな失敗をしてしまった
  • 職場の人間関係が悪く、コミュニケーションできない
  • 仕事が自分に合っていない、つまらない
  • 毎日残業続きで、休日出勤も多い
  • 仕事が忙しすぎて、疲れがたまっている

上司や同僚に相談する

会社を休みたいと考えてしまう原因がある程度分析できたら、上司や同僚に相談してみるのもいいでしょう。仕事上の悩みであれば、仕事の進め方改善や業務担当の変更などで解決の糸口が見えてくるかもしれません。

上司や同僚などとの人間関係がうまくいっていない場合は、人事担当者などに相談して部署異動を申請してみるのも一つの方法です。

有給休暇を取得する

有給休暇を取得して、ゆっくり休んでリフレッシュするのもいいでしょう。たっぷり睡眠を取ったり、スポーツや趣味などを楽しんだり、友人と会ったりなど、忙しくてできなかったことを休暇中にすることで、回復できる効果が上がるかもしれません。

転職を検討する

今回ご紹介したような取り組みをしても解決できない場合、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか。「会社に行きたくない」原因や自己分析などをサポートしてもらうことで、新たな解決方法が見えてくるかもしれません。

現状の悩みや課題を相談することで、自分でも気づいていなかった原因が明確化することもあります。また、原因となっている課題を解決できる転職先企業を紹介してもらえる可能性もあるので、活用してみてください。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。