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「転職活動に疲れた…」よくある6つのパターンと辛い時期の乗り越え方、疲れないためのコツを紹介

転職 疲れた

転職活動を進める中、「うまくいかないことに疲れた」「転職先がなかなか決まらず、もう何が正解かわからない」「辛い時期が続いて、そもそも何がしたいのかわからなくなった」と感じてしまう人もいるでしょう。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント粟野友樹氏が、転職活動に疲れてしまった人によくあるパターンや、辛い時期の乗り越え方を解説します。「転職活動に疲れた」を回避するためのコツや、「何がしたいのかわからない」という場合の対処法なども紹介するので、参考にしてみましょう。

転職活動に疲れてしまう6つのパターン

1:転職先がなかなか決まらずに疲れた

選考になかなか通過できず、不採用通知が続いているパターンです。うまくいかない辛い時期が続く中で、「自分を求めてくれる企業はどこにもない気がする」と落ち込んだり、「これ以上、不採用通知をもらったらメンタルを保てない」と感じたりする人は少なくないでしょう。

2:転職活動の準備や転職活動が大変すぎて疲れた

自己分析や企業研究、応募書類の作成などの転職活動の準備が大変すぎて、「やらなくては」と思いながらも憂鬱になってしまうパターンもよく見かけます。また、転職活動を進める中では、応募企業の選定や面接日程の調整、面接対策なども行うため、「まだまだやることがたくさんある」と感じて辛くなってしまうパターンもあります。特に、在職中の転職活動の場合は現職の仕事と並行することが必要なため、疲れやすくなりがちと言えるでしょう。

3:選考結果に一喜一憂することに疲れた

転職活動では、書類選考に加え、複数回の面接選考を行うことがほとんどであり、かつ、複数の企業に応募して選考を並行するケースが一般的です。それらの選考の結果が出るたびに一喜一憂し、転職活動に振り回されて疲れてしまうパターンもあります。

4:今の会社に内密で転職活動を進めることに疲れた

現在の職場に対し、転職活動を内密にし続けることで疲れてしまうパターンもあります。隠していることへの後ろめたさや、平日の面接のために有給取得を申し出ることなどに申し訳なさを感じる人もいれば、「発覚するのでは?」という不安を抱え続けることに疲れてしまう人もいるでしょう。

5:相談相手がいないため、自分で判断し続けることに疲れた

転職活動について相談できる相手がいない場合は、応募企業の選定や面接日程の調整、応募書類や面接でアピールすることなども自分の判断で全て決めなくてはなりません。「一人で判断し続けることに疲れた」というパターンも少なくはないでしょう。

また、転職活動は、進め方も希望する転職先の選び方も人それぞれであり、企業の対応も求めている人材もそれぞれに違うため、「これが正解」とは言えないものです。正解がない中、一人で考え続けることに孤独を感じて、精神的に疲れてしまう人もいるでしょう。

6:次の転職先を決めずに退職し、焦って転職活動を進めることに疲れてしまった

転職先を決める前に現在の会社を退職した場合、収入面の不安から焦りが生じやすくなります。「早く決めなくては」という焦燥感から、転職活動を頑張りすぎてしまい、肉体的・精神的なストレスを感じて疲れてしまうパターンもあります。

転職活動に疲れたら?辛い時期の乗り越え方

「転職活動に疲れた」「辛い現状にどう対処すればいいの?」と感じた時の乗り越え方を紹介します。

一時的に転職活動を休止してみる

転職活動を進めること自体が辛く、どうすればいいのか考えることにも疲れてしまっていたら、一時的に休止してみる方法もあります。頑張りすぎて精神的に疲れていたり、忙しすぎて肉体的な疲労が溜まっていたりする場合は、一度、転職活動から距離を置いてしっかり休息をとってリフレッシュすることも大事です。
回復してから転職活動を再開することで、新しい可能性が見つかったり、改善すべき点などが見えやすくなったりするケースもあるので、焦らず一時休止することも検討してみましょう。

周囲の人に相談してみる

一人で悩みを抱え込んでいるために辛くなってしまうケースです。周囲の友人や家族、パートナーなど、相談しやすい相手に話してみることで、気持ちが楽になったり、転職活動をうまくいかせるためのヒントが見つかったりすることもあります。孤独感や過剰なストレスを解消するためには、信頼できる周囲の人に頼ってみることも大事だと考えましょう。

転職エージェントに相談してみる

転職エージェントでは、転職支援のプロであるキャリアアドバイザーに無料でさまざまな相談をすることも可能です。「疲れている」という気持ちの面について話を聞いてもらえるかもしれませんし、「選考が通過しない」「転職活動に関連する作業の負荷が高い」という場合にも「経験・スキルを活かして選考を通過する可能性が高い求人の紹介」など含めた具体的な解決策のアドバイスや支援をしてもらえるケースもあります。第三者だからこそ、相談しやすい可能性もあるので、気軽に活用してみることをおすすめします。

自己肯定感を高める行動をしてみる

転職活動がうまくいかず、自分の存在を否定されている気がして疲れてしまっている場合は、プライベートで自己肯定感を高めるような行動をするのもおすすめです。親しい友人など、自分の存在を肯定してくれる人に会ったり、趣味の活動など、好きなことや得意なことに取り組んだりするのも有効でしょう。

ストレス解消につながることをやってみる

運動することでストレスを発散したり、リフレッシュできたりするケースは少なくありません。また、旅行などで環境を変えることもリフレッシュにつながりますし、自然に触れる環境でのんびり過ごすこともストレス解消につながりやすいでしょう。

「転職活動に疲れた」を回避するためのコツ

転職活動に疲れ、「もうやめたい」となってしまわないためにも、事前に回避するコツを知っておきましょう。

転職活動の計画を立て、期限を決める

転職活動が長引くことで疲れてしまうケースはよくあるものです。転職活動の計画をしっかりと立て、「ここまでは頑張る」という期限を決めておけば、辛い時期も乗り越えやすくなるでしょう。また、計画に沿って進めていくことで、やるべき準備も見えやすくなるため、転職活動をスムーズに進めやすくなります。

周囲で転職を実現した人に話を聞いてみる

周囲で転職を実現した人を探し、話を聞いてみる方法もあります。「どのような進め方をしたのか」「どのような改善をしたのか」「どうやって辛い時期を乗り越えたのか」を聞けば、今後の参考として役立てることができるでしょう。また、「自分だけでなく、すでに転職を実現している人も辛い時期を乗り越えたのだ」と感じることで、メンタルを保ちやすくなる可能性もあります。

転職エージェントを活用してみる

転職エージェントでは、プロのキャリアアドバイザーのキャリア面談を受けることができるので、転職活動における悩みも相談しやすいでしょう。自分にマッチする求人を紹介してもらえるだけでなく、自己分析やキャリアの棚卸しなどをサポートしてくれる転職エージェントもあるので、自分では気づかなかった強みが見つかったり、新しいキャリアの可能性を広げたりすることにも役立ちます。また、応募書類の作成や面接対策などに対し、客観的なアドバイスをもらえるため、「もうどうすればいいかわからない」という人も、改善点が見つけやすくなるでしょう。

「何がしたいかわからなくなった」どうすればいい?

「転職先がなかなか決まらない」「面接選考に落ち続け、何が正解なのかわからなくなった」と感じる中で、そもそも転職によって何がしたいのかがわからなくなってしまう人もいるでしょう。こうした場合にどうすればいいのか、対処法を紹介します。

転職の目的を明確にする

「転職によって何を実現したいのか」という目的をあらためて考えてみることが大事です。仕事内容、給与、働き方、将来のキャリアなど、さまざまな面から、自分が希望することを洗い出してみましょう。今の仕事や職場に不満がある場合は、「どのような転職先なら不満を解消できるのか」を考えてみることがポイントです。

希望条件に優先順位をつける

転職先に希望する条件が多い場合、何を優先するべきかがわからなくなってしまいがちです。全ての条件を満たす企業はなかなかないため、「自分に合う会社・仕事が見つからない」と感じてしまうケースもあるでしょう。転職の目的をもとに洗い出した希望条件に優先順位をつけ、「これだけは譲れない」という軸を決めておくことで、応募したい企業を探しやすくなるはずです。

周囲の人に自分の得意なことについて聞いてみる

自分自身で何がしたいのかわからなくなった場合は、周囲の友人や家族、パートナーなどに、自分の得意なことについて聞いてみるのもおすすめです。そこから、自分に向いている仕事や、好きだと思える仕事について、あらためて考えてみましょう。

今の仕事にしっかりと取り組んでみる

今の仕事にしっかりと取り組んでみることも一つの方法です。成果を挙げることや評価されることにやりがいや喜びを感じることで、「転職しなくてもいい」と思えるケースもあります。反対に、「やっぱりこういう仕事は向いていない」「もっと違うことがやりたい」と思う可能性もあるでしょう。現職の仕事にしっかりと向き合うことで、自分の求めていることを再認識できるかもしれません。

転職エージェントなど、転職支援のプロに相談をする

転職活動を進める際には、「転職の目的を明確にできない」「希望条件の優先順位のつけ方がわからない」「応募企業の選び方がわからない」など、自分一人では整理できないことも多くあるものです。また、転職市場の相場や状況などを把握しようと思っても、なかなか難しいと言えるでしょう。わからないことが多いために「疲れた」と感じてしまう場合には、転職支援のプロである転職エージェントのサポートを受けることが役立つかもしれません。

「転職活動をやめたい。でも、本当にやめてもいいの?」と悩んだ時の考え方

転職活動を一時休止しても、また再開することができるので、重たく考えすぎないことも大事です。精神的に辛い気持ちになり、「落ち込みやすくなっている」「メンタルを保てない」と感じている場合は、無理に続けても、転職活動そのものに後ろ向きな気持ちになってしまい、選考もうまくいかなくなる可能性があります。「一時休止してリフレッシュしてから取り組む方法もある」と考えてみることも大事です。

また、在職中に転職活動を進めている場合は、転職活動に時間を取られてしまうことで現職の仕事に集中できなくなってしまうケースもあります。仕事でミスが続いているなどの場合は、精神的・肉体的に疲弊している可能性があるので、一時休止することを検討してみることも必要だと考えましょう。

転職活動に疲れた人のよくあるQ&A

転職活動に疲れてしまう人が抱えやすい疑問にお答えします。

転職活動に疲れた時のメンタルの保ち方は?

多忙なために睡眠不足になっていたり、ストレスを溜め込んでいたりすることでメンタルを保ちにくくなる可能性があります。睡眠をしっかり取り、ストレス解消につながるような行動を意識しましょう。また、選考に通過できずに落ち込んでしまうケースもありますが、自分自身を責めるのではなく、「相性が合わなかった」「自分に合う企業がほかにある」と考え、気持ちを切り替えることも大事です。

転職活動がうまくいかない。何が正解なのかわからない時はどうすればいい?

第三者に相談し、客観的なアドバイスをもらうことで解決の糸口や対処法が見つかりやすくなるでしょう。転職エージェントに相談してみることもおすすめです。転職支援のプロからアドバイスを受けることで、改善点や方向性が見えやすくなるでしょう。転職エージェントに相談した場合でも、必ずしも転職しなくてはならないわけではありません。無料で相談できるので、構えることなく、気軽に活用を検討してみましょう。

「転職後も辛い」と聞いて不安。いつまで頑張ればいい?

転職後、新しい職場や仕事に馴染むまでには一定の時間がかかるものです。また、入社後に、「理想と現実のギャップを感じた」というケースもあります。しかし、3カ月や半年などで仕事を覚えたり、職場に馴染んだりするケースは多く、そこからやりがいや楽しさを感じるようになったことで「転職して良かった」「ギャップを感じたのは最初の数カ月だけだった」と思う人も少なくありません。転職してから半年程度は、目の前の業務に集中することをおすすめします。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏


約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

リクルートエージェントでは、転職でお悩みの方に適切なアドバイスをお送りしています。また、企業の面接対策や職務経歴書の作成サポートや、スムーズな退職のためのサポートを行っています。お悩みの方はぜひ一度相談に来てみてください。