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転職したいけど、何がしたいかわからない…。対処法や適職の見つけ方などを解説

転職 何がしたいかわからない

転職したいと思っても「何がしたいかわからない」「自分に合う仕事がわからない」という人もいるでしょう。組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント粟野友樹氏が、「転職したいけど、何がしたいかわからない」という人によくある特徴と対処法、適職の見つけ方などを解説します。

「転職したいけど、何がしたいかわからない」人の特徴と対処法

まずは「転職したいけど、何がしたいかわからない」という人によくある特徴と対処法を解説します。

自分の強みがわかっていない

任された仕事に問題なく対応できる能力があるものの、自分の強みがわからないケースです。強みを意識しなくても一定の成果を出せるため、「もっと充実感を味わえる仕事があるのでは?」「自分に向いている仕事がほかにもあるのでは?」などと考えてしまう傾向があるでしょう。

対処法

まずは、自分の強みが何なのかを明確にするために、キャリアの棚卸しや他己評価の取得などに取り組んでみることが大事です。その上で、「自分の強みをより伸ばすこと」を意識して仕事を探してみる方法があります。
20代、30代、40代とキャリアを積み重ねていく中で、自分の強みを発揮できる領域で経験・スキルを蓄積し、成果や実績を出していくことによって、より市場価値を高めていけるものです。任された仕事に対応するだけではなく、自分ならではの強みを活かせることを探してみると良いでしょう。

仕事でやりがいを感じた経験がない

「仕事はなるべくやりたくない」など受け身で仕事に取り組んでいる場合は、やりがいも感じにくいかもしれません。そのため、「自分が何にやりがいを感じるのかわからない」「どんな仕事に向いているのかもわからない」などと感じてしまう傾向があるでしょう。

対処法

今の仕事に対し、自分なりに目標や目的を持って取り組めば、何らかのやりがいを感じることができ、成果につなげることもできるでしょう。こうした経験をもとに「自分なりにどのようなことにやりがいを感じるのか」を考え、それを実現できる仕事を探す方法があります。また、今の仕事で成果を出しておくことは、転職活動を進める際にも、自分をよりアピールできる要素となってくれるでしょう。

仕事で活躍できる自信が持てない

仕事でなかなか成果を出せず、自分の能力に自信が持てないケースです。「今の仕事は自分に向いていない」「もっと自分に合う仕事や、気楽に働ける仕事があるんじゃないか?」などと考える傾向があるでしょう。

対処法

まずは今の仕事で成果を出すために必要なことを積み重ねてみることをおすすめします。何をすればいいのかわからない場合でも、上司や先輩などに「どうすれば仕事で成果を出せるようになるか」を相談してみればアドバイスをもらえるはずです。
今の仕事で活躍できるようになり、自分に自信をつけてみた上で、転職したいのかどうかを考えてみると良いでしょう。

やりたい仕事に就けず、「今からでは無理」と諦めている

これまでやりたい仕事に就けなかったために、「仕事とは、やりたいことでなくて当たり前」と諦めてしまっているケースです。「このまま働き続けていても先が見えない」と思いながらも「今からやりたい仕事を目指すのは無理だろう」などと考え、無意識で選択肢を狭めている可能性があります。

対処法

もともと希望していた仕事で、未経験転職を歓迎している企業を探してみることもできます。未経験者では難しい仕事の場合は、必要な経験・スキルを積める会社で働いてから目指す方法もあります。「今からではキャリアがないから無理だ」と諦める前に、チャレンジできる方法を探したり、自分のやりたいことに関連する仕事に転職したりすることを視野に入れてみましょう。

失敗することが怖い

やりたいことがあっても失敗するリスクを恐れて挑戦しなかったり、自分の意思よりも周囲の意見に流されることを繰り返したりしているうちに、自分のやりたいことがわからなくなってしまったケースです。「自分の選択が間違っていたら怖い」という潜在意識があり、周囲の評価を気にして企業を選んでしまった人なども、このケースに当てはまります。

対処法

失敗を恐れる人は、「転職しても、前職の方が良かったと後悔したら怖い」「転職活動を始めても、どこも採用してくれなかったらどうしよう」と考えてしまう傾向があります。しかし、自分にマッチする企業や自分を求めてくれる企業が見つかる可能性はありますし、転職活動を始めたからといって、必ずしも転職しなくてはならないわけでもありません。

失敗することや評価されないことを恐れることなく、自分の可能性を探るために転職活動を始めてみる方法もあります。また、在職中に転職活動をすることで「ほかの会社より、今の会社や仕事の方が良い」と実感し、現職に対する納得感を得るケースもあります。

世の中にどのような仕事があるのかわからない

世の中にどのような仕事があるのかを知らないために、自分にマッチする適職を見つけることができないケースもあります。「今の仕事は自分には合わない」「もっと自分に向いている仕事があるかもしれない」と思っていても、どのような可能性があるのかわからないため、モヤモヤと悩んでしまう傾向があるでしょう。

対処法

まずはさまざまな業界や仕事があることを知ってみましょう。そこに興味を抱くケースもありますし、自分のやりたいことが見つかる可能性もあります。求人情報などをチェックしたり、転職エージェントに登録したりすることで、興味を持てそうな仕事や可能性を感じる業界を見つけることができるかもしれません。

みんな何の仕事がしたいと思っている?仕事選びで重視することは?

自分だけでなく、ほかの人がどのような仕事を選んでいるのか知りたいという人もいるでしょう。リクルートが2023年に公開した「転職活動者調査」(※)から、転職活動をしている人々の傾向を紹介します。

みんなが転職を考えたきっかけは?

同調査で、転職を考えたきっかけについて質問したところ、「いまの会社の将来性に不安があるため」(28.2%)と回答した人が最も多い結果となりました。今の会社に対し、将来への不安を感じて転職に向かう人が全体の約3割を占めています。その中には、やりたい仕事がわからないまま、漠然とした不安から転職を目指す人もいる可能性があります。

一方で、「すぐに賃金を上げたいため」(19.4%)、「労働条件や勤務地に不満があるため」(18.3%)、「職場の人間関係に不満を感じるため」(15.4%)など、現職への不満をきっかけとする人より、「成長できる環境で働きたいため」(25.4%)、「より責任ややりがいのある仕事をしたいため」(22.0%)と回答した人の方が多いこともわかりました。

給料や労働条件、職場の人間関係への不満だけでなく、より前向きに「中長期的なキャリアを見据えて転職を考えている」という人も少なくはないと言えるでしょう。
転職のきっかけは人それぞれですが、「転職したいけれど、何がしたいかわからない」という場合は、自分が転職で実現したいことを考えてみることが大事です。

何を重視して仕事を選んでいるの?

一方、企業へ応募する際に重視する点では、「給与水準が高い」(44.6%)、「やりたいことを仕事にできる」(43.1%)、 「プライベートの時間を十分に確保できる」(31.9%)の順に高い結果となっています。給与に対する希望条件と同じくらい、「やりたい仕事を選択できるか」という点が重視されていることがわかります。

仕事を選ぶポイントも人それぞれではありますが、やはり「自分が転職で何を実現したいのかを見つけることが大事」と言えそうです。

以降で「転職で何がしたいか」を見つける方法を紹介するので、参考にしてみましょう。

(※)出典:転職活動者調査(株式会社リクルート)

「転職で何がしたいか」自分の適職を見つける方法

「転職で何がしたいか」がわからない人のために、適職を見つけるために役立つ方法を紹介します。

転職によって実現したいことを考える

まずは、転職することで何を実現したいのか考えてみることが大事です。給料、仕事内容、やりがい、将来に目指せるキャリア、ワーク・ライフ・バランス、社風、職場の雰囲気、労働環境、福利厚生などについて、それぞれ「こうしたい」「こうなったらいい」と思うことを洗い出していきましょう。

それぞれを比較して、自分にとって譲れないものを考え、優先順位をつけていくことがポイントです。これをベースに、優先順位の高いものになるべく当てはまる仕事を探してみると良いでしょう。

自分が好き・楽しいと思うことから考える

過去の経験を振り返り、自分が好き・楽しいと思った事柄や出来事を探し、「なぜそう思ったのか」「好き・楽しいと思えるポイントは何か」まで考えてみましょう。好き・楽しいと思うポイントは、自分に合う仕事を探すヒントになります。

例えば「人にありがとうと言われると嬉しい」「何かをコツコツ完成させることが好き」など、好き・楽しいと思える瞬間を再現できるかどうかをベースに考えてみることです。職種や仕事内容を限らず、自分の可能性を広げていくことができるでしょう。

自分が活躍できそうなことから考える

過去に人から褒められたことや、仕事で評価されたことなどを振り返り、自分の強みや活躍できる場所について考えてみる方法もあります。自分の強みを活かせる仕事なら、活躍する楽しさや成果を出す喜び、評価されるやりがいを味わえるでしょう。
「好きなことも、やりたいこともわからない」という場合は、自分の強みを活かして活躍できそうな仕事を探してみるのも方法です。

仕事で嫌だったこと、辛かったことから考える

「好きなことや楽しいこともわからないし、強みもよくわからない」という場合は、仕事で嫌だったこと、辛かったことを振り返ってみる方法があります。自分に向いていないことや、やりたくないことを洗い出し、それに当てはまらない仕事を探してみましょう。辛いと思うことなく、一生続けていける適職が見つかる可能性もあります。

今、身に付つけておきたいスキルから探してみる

「一生続けていける仕事を見つけたい」と考えている人の中には、仕事探しをするうちに「何を基準に選べばいいのかわからなくなってしまった」と悩んでしまうケースもあります。こうした場合は、「一生」働けるかどうかよりも、「今」身に付けておきたいスキルを考えてみるのも方法です。

そもそも世の中の状況も自分の考え方も、時間が経つ中で変化していくこともあり、現時点で選択した仕事を一生続けていけるかはわからないと言えます。しかし、何らかのスキルが身に付く仕事を経験しておけば、それをまた次のキャリアに役立てることができるはずです。「一生続けていける仕事」にこだわり過ぎないことも大事です。

実現したいライフスタイルから考える

「仕事そのものよりプライベートの方が大事」という人は、自分が実現したいライフスタイルから考えてみる方法もあります。将来、どのような生活がしたいのかを具体的にイメージし、その生活を実現するために必要な給料、残業・休日なども含めた働き方を考え、それが可能な仕事を探してみると良いでしょう。

適職診断を受けて自分自身を知ってみる

好きなこと・嫌いなこと、強み・弱みについては、自分では気づくことができないケースもあります。今後の可能性を広げるために、適職診断を受けてみるのもおすすめです。客観的に自分自身がどういう仕事に向いているのかを知ることは、仕事探しに役立つはずです。

Web上には多くの適職診断があるので、それらを活用する方法もあります。また、適職診断セミナーなどに参加すれば、より深く自分に向き合うことができるでしょう。

友人に自分について聞いてみる

身近なことから始めたい人は、友人など周囲の人々に自分について聞いてみる方法もあります。「どのような瞬間に楽しそうにしていたか」「どのようなことが得意だと思うか」など、客観的な視点で教えてもらうことができます。自分のことをきちんと理解している人は少ないため、思ってもいなかった自分の「好き」「強み」を発見できる可能性があるでしょう。

転職エージェントを活用してみる

転職エージェントでは、無料でキャリアの相談ができます。今すぐに転職すると決めていない場合でも、キャリアの棚卸しや、転職で実現したいことの整理などをサポートしてくれるため、自分にとっての可能性が見つかり、適職について考えるきっかけにもなるでしょう。また、現在の自分の市場価値や、求めてくれる企業などについても知ることができます。

漠然と目指す仕事をイメージしている場合は、世の中にあるさまざまな仕事の中から、自分のイメージに当てはまるものを教えてもらうこともできるでしょう。また、やりたい仕事を諦めてきた人の場合は、その仕事に必要な経験・スキルを聞くことができますし、それを身に付け、ステップアップしていく転職の道筋などを教えてもらうこともできます。

キャリアやスキルに自信がない、資格なしでも可能な職業を探すには?

「キャリアやスキルに自信がなく、特別な資格も持っていない」という場合は、以下の考え方を参考にしてみましょう。

業界・業種・職種などを絞り込み過ぎず、幅広く見る

興味を持った仕事にこだわり、希望条件を絞り込み過ぎてしまうことで、採用の可能性がある企業が目に入らなくなる可能性もあります。業界・業種・職種を絞り込み過ぎず、幅広い視点で見ることが大事です。

それにより、「これまで意識していなかった職業が、実は希望に合っていた」「思ってもみなかった職業が自分に向いていた」となるケースは少なくないものです。業界・業種・職種のみにこだわらず、仕事のやりがいや勤務条件、職場の人間関係、スキルアップなど、自分が転職で実現したいことにマッチしているかどうかを意識することがポイントです。

人手が足りない業界に着目する

人手が足りない業界は、未経験者も歓迎する可能性が高いと言えます。例えば、IT業界ではエンジニア人材が不足しているため、全くの未経験者の場合でも「入社後の研修でスキルを身に付ければ問題ない」と考えている企業も少なくないでしょう。また、介護業界なども人手不足が深刻化しており、未経験者を歓迎する傾向があります。入職後に、働きながら介護資格の取得をすることを支援する施設も少なくはないため、無資格からステップアップすることも可能と言えるでしょう。

未経験者を歓迎している求人を探してみる

「未経験者も歓迎」としている求人は、経験・スキルだけでなく、人柄や入社後の成長性なども採用の判断材料としているケースが少なくないでしょう。また、リクルートワークス研究所が発表した「中途採用実態調査(2022年度実績・正規社員)」では、中途採用における未経験者比率が高い業種として、「小売業」(62.7%)、「電気・ガス・熱供給、水道業」(53.8%)、「製造業(機械以外)」(48.7%)などが挙げられています。こうした業種から、未経験者を歓迎する求人を探してみるのも方法です。

また、営業職などの場合は、定期的に大量採用をおこなっている企業もあり、未経験者を歓迎するケースもあります。まずは未経験者も積極採用する企業に入社し、一定の経験・スキルを積んでから、より希望条件に合う企業への転職を目指すこともできるでしょう。

(※)出典:「中途採用実態調査(2022年度実績・正規社員)」(リクルートワークス研究所)

キャリアの棚卸しをする

自分の経験・スキルを振り返ってキャリアの棚卸しをしてみることで、「自分が思っているよりも、企業から求められるスキルがあった」というケースもあります。また、専門性が高いスキルを持っていない場合でも、多くの仕事に応用できるポータブルスキルがあることを歓迎する企業もあります。
「自分には特別なスキルがない」「大した成果を上げていない」と思い込まず、過去の経験・スキルを振り返ってみることが大事です。
その上で、自分の力を活かせるような業界・職種を探してみると良いでしょう。

資格取得の勉強を始めてみる

興味を持った仕事において歓迎されている資格がある場合は、まずは独学で勉強してみるのも方法です。資格を取得していない段階でも、資格取得の勉強をしていることや資格取得を予定していれば、採用選考の際に「自ら学ぶ意欲がある」と評価され、プラスに働く可能性もあります。

「転職活動を始めたら何がしたいかわからなくなった…」どうすればいい?

転職活動を始めてみた結果、「さまざまな求人があり、選択肢が多いために、何がしたいかわからなくなった」と思ってしまう人もいます。また、やりたいと考えていた仕事が自分の思っていたものと違ったり、求人に応募しても選考に通らなかったりすることで、「どうすればいいのかわからなくなった」と悩んでしまう人もいるでしょう。

こうした場合は、もう一度、立ち止まって考えてみることが大事です。転職活動を進める際には、自分なりに転職活動の軸を持つことが大事ですが、多くの求人情報に触れ、面接などの選考を受ける中、自分自身の考えが変化することはよくあるものです。希望に合う企業が多いことで悩むケースもあれば、希望を叶える転職を実現すること自体が難しいと感じるケースもあります。

いずれにしても、自分が転職先に望むことについて、再度、優先順位を考えてみることがポイントです。自分一人で進めることが難しい場合は、転職エージェントに相談し、自分の考えを整理するためのサポートを受けてみる方法もあります。

転職活動を始める際にやっておきたいこと

ここでは、転職活動を始める際にやっておきたいことを紹介します。

なぜ転職したいのかを考える

「今の会社を辞めたい」「なんとなく今の仕事がつまらない」など、漠然とした理由のみで転職活動を始めた場合は、ミスマッチな仕事を選んでしまう可能性があります。
今の仕事や職場のままでも、自分で目標を持つことでやりがいを感じたり、成果を出すことで評価を高めて収入アップや希望のポジションなどを実現できたりするケースもあります。また、部署移動やプロジェクトへの参加などを申し出ることで、自分のやりたいことに近づける可能性もあるでしょう。

漠然とした不満から転職活動を始めた結果、ミスマッチな企業を選んで「前の会社の方が良かった」と後悔するケースは少なくありません。転職活動を始める際には、「なぜ転職したいのか」をしっかりと考えることが大事です。

転職することでどうなりたいのかを考える

「転職することで、数年後に自分がどうなっていたいのか」を考えることも大事です。目の前の不満を解消するだけのために仕事を選ぶと、ミスマッチにつながる可能性があります。また、「一生できる仕事がしたい」「今からでもできる仕事がしたい」など、漠然としたイメージで仕事を探す場合も、同様のことが言えるでしょう。

転職活動を始める前に、給与やワーク・ライフ・バランス、今後のキャリア形成なども含め、数年後になりたい姿をイメージしましょう。その上で「それを実現するために、今、何を軸にして仕事を選ぶべきか」を考えてみれば、進む道も見えやすくなるはずです。また、自分の軸を明確にしておけば、転職先に希望する条件に優先順位をつけやすくなります。応募する企業の検討や、内定を得た後に入社するかどうかを検討する際にも役立つでしょう。

自分の市場価値を客観的に把握する

過去の経験・スキルを振り返り、キャリアの棚卸しをしましょう。その上で、自分が活躍できるのはどのような仕事なのか、どういった企業が自分を求めてくれそうかを考え、自分の市場価値を客観的に把握してみることも大事です。

現在の経験・スキルでは採用の水準を満たせない企業ばかりに応募し、選考通過できずに苦しむケースもありますし、反対に、自分の市場価値を低く見積ってしまうことで、より条件の良い企業や希望に合う仕事に就くチャンスを逃してしまうケースもあります。
自分で考えることが難しい場合は、転職エージェントに登録してみるのも方法です。転職市場に詳しいプロからアドバイスを受けることで、自分の市場価値を客観的に把握することができるでしょう。

在職中の転職活動を視野に入れて今後の活動計画を立てる

転職活動に集中したいと考え、現職の会社を辞めてしまうケースもありますが、定期収入がない焦りからミスマッチの企業を選択してしまう可能性があります。反対に、在職中に転職活動を進める場合は、収入面の不安を持たず、焦らずに自分にとって納得がいく仕事を探すことができるかもしれません。

また、希望に合う企業から内定を得られなかった場合も、現職にとどまることができる点は、大きなメリットと言えるでしょう。まずは、転職活動のスケジュール感や全体像を把握し、今後の活動計画を考えてみることをおすすめします。

「何がしたいかわからない」という人は、転職エージェントの活用もおすすめ

先にも述べた通り、転職エージェントは、キャリアの棚卸しや転職で実現したいことの洗い出しなどをサポートし、自分に向いている仕事についてアドバイスをしてくれます。
また、転職活動を進める際には、応募書類の作成や面接対策などもサポートしてくれるため、よりアピールにつなげることができるでしょう。

転職活動を始めた結果、「何がしたいかわからない」と悩んでしまった場合も、客観的なアドバイスがもらえるため、適職や納得のいく転職先を見つけやすくなるはずです。悩んでいる場合には、一人で抱え込まず、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

リクルートエージェントでは、転職でお悩みの方に適切なアドバイスをお送りしています。また、企業の面接対策や職務経歴書の作成サポートや、スムーズな退職のためのサポートを行っています。お悩みの方はぜひ一度相談に来てみてください。