転職エージェント トップ > 転職成功ガイド > 履歴書・職務経歴書 > 履歴書で「以上」はどこに書く?書き方と場合別の解説【見本付き】

履歴書で「以上」はどこに書く?書き方と場合別の解説【見本付き】

履歴書 以上

履歴書に「以上」と書く際、正しい位置がどこなのか迷うことがあるかもしれません。
この記事では「以上」の書き方や必要性ついて、組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント粟野友樹氏に解説いただきました。

履歴書の「以上」の書き方

履歴書に「以上」を書く際の書き方を見本付きで紹介しますので、参考にしてみてください。

「以上」は離職中・在職中どちらの場合も記載する

履歴書に「以上」と書く場合、離職中・在職中どちらの状態でも記載するのが一般的です。また採用担当者に対し「現時点での学歴・職歴はこれですべてです」と示す意味も含まれています。

「以上」という言葉の意味には、この後に記載事項がないことを伝えるためのものなので、続けて職歴などを書くことは避けましょう。書いてしまった場合は最初から書き直しましょう。

【在職中】在職中は「現在に至る」の1行下に「以上」と書く

「現在に至る」は在職中の場合のみ記載し、1行下に「以上」と書きます。
現在の状態が「進行形で続いている」という意味を示すため、すでに退職している場合は記載しません。

履歴書 以上の書き方_1

離職中は最終職歴の1行下に「以上」と書く

「離職中」の場合には、職歴の最後に1行下に「以上」とだけ書きます。

履歴書 以上の書き方_2

スペースに入らない場合は同じ行に書く

職歴を書いてスペースが足りなくなった場合、在職中であれば「現在に至る」と「以上」を同じ行に書いたり、離職中であれば最終職歴と同じ行に「以上」を書いたりする方法もあります。学歴・職歴が多い場合は、学歴・職歴欄が大きい履歴書を使うと便利です。

在職中の場合

履歴書 以上の書き方 在職中

離職中の場合

履歴書 以上の書き方 離職中

場合別「以上」の書き方

「以上」を書く際のさまざまなケース別に書き方を紹介します。

学歴の後に「以上」を書くは必要ない

履歴書の「以上」は職歴の最後に書けばよいものなので、最終学歴の後に記載する必要はありません。
スペースに余裕がある場合には、採用担当者の読みやすさを考慮して、学歴と職歴の間は1行空けておくと良いでしょう。

履歴書 以上の書き方 学歴のあと

新卒・学生の場合の「以上」の書き方

学生の場合は実務経験がないため最終学歴を書いた後、職歴に「なし」と書き、その1行下に「以上」と記載する方法があります。
新卒での就職活動では、応募の時点では在学中であるため学歴の最後に「卒業見込み」と記載します。

履歴書 以上の書き方 新卒 学生

免許・資格欄の最後にも書く

「以上」は学歴・職歴欄だけでなく、免許・資格欄の終わりにも記載しておくと採用担当者から見てわかりやすいでしょう。

履歴書 以上の書き方 免許・資格欄

職務経歴書には一番下に記載する

職務経歴書は職歴や、自己PRなどのすべての記載の後に「以上」と入れます。
「経歴はこれですべてです」と示すためにも「以上」を記載し、応募者の情報がわかりやすくなるようにしましょう。
履歴書とは違い、応募者が自由なフォーマットで作成することが可能な書類であるため、採用担当者の読みやすさを考慮すると良いでしょう。

「以上」を書き忘れたら採用に影響する?

「以上」を書き忘れてしまったことで、直接書類選考に影響することは考えにくいでしょう。
しかし履歴書作成における一定のルールに則った書き方で作成することは必要であるといえます。

また「現在に至る」を書いていないと、離職中と認識され「すぐに採用可能な人材」と判断されてしまう可能性もあるため注意しましょう。

履歴書の書き方は転職エージェントに相談することも可能

履歴書の「以上」「現在に至る」の書き方は理解できたが、志望動機などの重要な内容については自分の判断だけでは不安な気持ちになる方もいるかもしれません。
そのような時には転職エージェントに登録すれば、キャリアアドバイザーから履歴書のほか職務経歴書まで、応募書類作成のアドバイスを受けることが可能です。
転職支援のプロからアドバイスを受けて不安を払しょくすれば、より書類選考通過の可能性を高めることができるでしょう。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

リクルートエージェントでは、転職でお悩みの方に適切なアドバイスをお送りしています。また、企業の面接対策や職務経歴書の作成サポートや、スムーズな退職のためのサポートを行っています。お悩みの方はぜひ一度相談に来てみてください。