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TOEIC®の履歴書への書き方とは?何点から書けるのか、書く際の注意点を解説

英語の能力を示すTOEIC®などの資格を持っているけれど、どの程度であれば履歴書に書いてアピールできるのか迷うこともあるでしょう。ここではTOEIC®を履歴書に書く際のアピールできる基準と、資格欄への書き方について、組織人事コンサルティングSeguros代表コンサルタント粟野友樹氏が解説します。

TOEIC®は履歴書に何点から書くといいのか

TOEIC®は何点からでも履歴書に記載してアピールすることができます。ただし、スコアだけでなくスキルや経験も合わせて伝えるとよいでしょう。

応募先企業の求めるスコアを確認する

企業によっては求人票に求めるスコアが記載されているケースもあるので、履歴書を作成する前に確認しておきましょう。自分ではまだスコアが足りないと思っていても、企業が求める水準を満たしている場合もあります。

求人票に記載されておらず、転職エージェントを利用中の場合は、キャリアアドバイザーに確認・相談しながら記載することをおすすめします。

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TOEIC®を履歴書に記載する際の注意点

ここではTOEIC®を履歴書で記載する際の注意点を紹介します。

履歴書の「資格・免許」欄に記載する

TOEIC®など英語力を確認できる資格は、履歴書の「資格・免許」欄に記載します。記載する際は取得日と正式名称、階級・種別・スコアを記載します。

TOEIC®の種類、スコア、取得日は正確に記載する

TOEIC®には複数の種類があります。履歴書には正確な情報を記入する必要があるのと、選考において語学力が重要視される場合は応募先企業から公式認定書の提出を求められることもあるので、取得日やスコアだけでなく、TOEIC®の種類も正確に記載することが大切です。

TOEIC®の種類と書き方

おもなTOEIC®の種類の説明と記入例を紹介します。基本的には履歴書の「資格・免許」欄に「取得年月」「正式名称」「取得点数/合格した級」を記載します。

TOEIC® Listening & Reading Test

英語を聞く(リスニング)能力と読む(リーディング)を測るのが、TOEIC® Listening & Reading Test(以下TOEIC® L&R)です。一般的にTOEIC®と言えばTOEIC® L&Rを指すことが多いようです。また、個人で申し込んで受験する場合は「公開テスト」と呼びます。
履歴書には正式名称である「TOEIC® Listening & Reading Test」と記載しましょう。

【TOEIC® Listening & Reading Testの記入例】

免許・資格
20XX XX TOEIC® Listening & Reading Test 700点取得

TOEIC® Speaking & Writing Tests

英語を話す(スピーキング)能力と書く(ライティング)を測るのが、TOEIC® Speaking & Writing Tests(以下TOEIC® S&W)です。履歴書には正式名称である「TOEIC® Speaking & Writing Tests」と記載しましょう。

【TOEIC® Speaking & Writing Testsの記入例】

免許・資格
20XX XX TOEIC® Speaking & Writing Tests 700点取得

TOEIC® Program IPテスト(オンライン)

TOEIC® Program IPテスト(オンライン)は、企業や団体、学校などでTOEIC® Programのすべてのテストをオンラインで受験できるTOEIC®試験です。履歴書に記載する場合は「TOEIC® Listening & Reading IPテスト(オンライン)」などと記載します。評価やスコアの意味合いは公開テストと同じですが、管理が実施団体にゆだねられているため、公式の認定書は交付されません。

【TOEIC® Program IPテスト(オンライン)の記入例】

免許・資格
20XX XX TOEIC® Listening & Reading IPテスト(オンライン) 700点取得

※ TOEICはETSの登録商標です。このウェブサイトはETSの検討を受けまたはその承認を得たものではありません。

「資格・免許」欄以外で英語力をアピールする方法

実際のビジネスの現場で英語を使っている、もしくは過去に留学経験があるなどで、資格以外で英語力をアピールしたい場合もあるでしょう。その場合は、自己PR欄に「英語力:流暢・ビジネスレベル」などと記載するとよいでしょう。

英語力を培った背景として、留学経験や社内業務での使用経験(海外へのレポート、テレカンなどの頻度)を志望動機や自己PRに織り交ぜて記載するとアピールにつながりやすくなります。

勉強中で試験未受験の場合

業務への意欲を表現するために勉強中であることを積極的にアピールしましょう。できれば〇月受験予定と具体的な日程を記載しておくと、目標達成意欲の高さや計画性もアピールできます。

実務で英語を使っている場合

実務で英語を使っている場合は採用担当者がイメージしやすいよう、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングに関して、どのような場面で、どのレベルで使えているのかを具体的に記載するようにしましょう。

留学経験がある場合

語学力のレベルや留学で学んだ内容だけでなく、応募先で活かせるスキルや経験を具体的に記載するとよいでしょう。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

記事作成日:2019年03月20日
記事更新日:2022年10月03日
記事更新日:2024年10月10日

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