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第二新卒で大手企業への転職は難しい?「大手から大手」「中小から大手」に転職する際のポイント

第二新卒 大手

第二新卒で大手企業に転職したいと思っていても、「そもそも第二新卒を募集しているのだろうか」「キャリアが短い第二新卒の場合、中途採用で転職すること自体が厳しいのではないか?」と悩んでしまう人もいるでしょう。今回は、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏が、第二新卒で大手企業に転職できる可能性や、転職実現のポイントなどを解説します。

第二新卒とは

「第二新卒」には明確な定義はありませんが、企業が独自の定義を持っている場合は、その定義に従います。もしなければ、学校(高校・専門・短大・高専・大学・大学院)を卒業してからおおむね3年以内の人(学校卒業後すぐに就職する新卒者は除く。また、職務経験の有無は問わない) を指します。

この記事では、職務経歴がある第二新卒の場合について解説いたします。

第二新卒で大手企業に転職することは可能?

まずは、第二新卒で大手企業に転職できる可能性について解説します。

そもそも「大手企業」とは?「大企業」との違い

「大手企業」に対する明確な定義はありませんが、一般的には、「資本金や従業員数などの企業規模にかかわらず、業界の中で認知度や売り上げ、シェアなどが高い企業」を指す傾向があります。

また、「会社法」によれば、資本金5億円以上、もしくは負債総額200億円以上の株式会社を「大会社」と定義しています。中小企業庁の発表によれば、日本の国内総企業数の99.7%を占めているのは中小企業・小規模事業者となっています。会社法の定義に当てはまる大企業の数は0.3%と非常に少なく、相対的に見れば、転職実現のハードルは高いと言えるでしょう。

出典:「中小企業・小規模事業者の数(2021年6月時点)」(中小企業庁)

大手企業も中途採用に積極的になっている

リクルートワークス研究所による「2023年度上半期中途採用動向調査」では、企業の「中途採用における必要な人数の確保状況」について調査したデータを発表しています。従業員規模ごとに見ると、従業員数1000名以上の企業では、57.0%が「確保できなかった」と回答しており、5000名以上の企業では52.5%となっていました。

また、中途採用の見通しについて、従業員数1000名以上の企業で「増える」と回答した企業は27.7%にのぼっており、5000名以上の企業では34.1%と、3割を超えていました。
従業員数5000名以上の大規模な企業でも、中途採用の人員確保に積極的な傾向があるようです。

出典:「2023年度上半期中途採用動向調査」(リクルートワークス研究所)

第二新卒でも大手企業に転職できる可能性はある

先に紹介した通り、大手企業でも人員が足りていない傾向があります。また、従業員数の規模が大きい企業や事業規模が大きな企業の場合は、採用職種やポストが多く、潤沢な採用予算を用意しているケースも少なくはないでしょう。また、ポテンシャル採用を行う大手企業も少なからずあるので、第二新卒でも応募できるチャンスがあり、転職を実現できる可能性があると言えます。

とはいえ、ネームバリューがある大手企業は人気が高く、競争倍率も高くなる傾向があるので、採用選考の難易度は高いと言えるでしょう。

企業が第二新卒を採用する理由

ここでは、企業が第二新卒を採用する理由について解説します。

新卒採用だけでは採用予定数を満たせない

採用ニーズが高まる中で、新卒採用を行っても採用予定数を満たせない企業は一定数あります。認知度や給与水準などの高い大手企業は、中小企業よりも人材が集まりやすい傾向があるものの、「内定辞退などで欠員が発生した」「自社の採用水準を満たす人材を求めている」などの理由から、新卒採用で充足できなかった採用枠を第二新卒の採用で補おうとするケースもあります。第二新卒には、「他社で長くキャリアを積んでいないため、自社の企業文化に馴染みやすい」などという点が期待されていることが考えられます。

早期入社を期待している

中途採用と比べると、新卒採用は内定から入社までの期間が長く、大学4年生の秋に内定を出したとしても、入社までは半年近くかかります。そのため、新卒採用の人数目標は達成したものの、想定よりも事業の成長スピードが速く、入社を待つ間に人材不足が明らかになるケースもあります。

また、新卒の場合は、社会人としての振る舞いや業務に必要な知識を学ぶための教育が必要となります。一方、すでに社会人として働き、ビジネスシーンに必要な基礎力を身につけている第二新卒の場合は、入社直後から現場で働くことができますし、早期から即戦力として活躍することも期待できます。そのため、新卒の採用枠が充足していたとしても、第二新卒を含めた中途採用を行い、追加採用することもあります。

新卒採用したものの、退職者が多い

新卒採用した若手人材が早期退職してしまったために、中途採用で第二新卒を採用することもあります。
リクルートが発表した「Z世代(26 歳以下)の就業意識や転職動向」によれば、「現在在籍する会社でどれだけ働き続けたいか」という質問に対し、「2・3年」と回答した人が3割近く(28.3%)に達しており、一定数以上は早期の転職を視野に入れていました。
Z世代(26歳以下)の転職に対する意識が変化していく中、新卒採用した若手人材が他社に転職していくために第二新卒で補う動きもあるようです。

出典:「Z世代(26 歳以下)の就業意識や転職動向」(株式会社リクルート)

大手企業の「第二新卒採用の傾向とタイミング」

大手企業が第二新卒を採用する際の傾向とタイミングについて解説します。

大手企業の採用時期の傾向

大手企業の場合は、特定の期間に採用を行うケースがあり、必ずしも通年で第二新卒の採用を行っているとは限りません。志望企業がすでにある場合は、企業の採用ページをこまめにチェックしたり、転職サイトで企業をブックマークしたりして、タイミングを逃さずに応募するようにしましょう。

第二新卒を受け入れる大手企業の傾向

一般消費者に広くサービスを提供しているBtoC企業は、認知度が高いために、競争倍率も高くなる傾向があります。一方、企業間で取引を行うBtoB企業の場合は、優良企業であってもあまり世間に知られていないことも少なくはないため、BtoC企業より競争倍率が低い場合もあるでしょう。こうした場合、新卒採用で必要な人員を充足できていないために第二新卒を採用するケースもあります。

一方、新卒採用より中途採用の比率を高く設定している企業も狙い目と言えます。こうした場合は、社会人としての基礎教育を必要としない第二新卒を即戦力として積極採用する可能性もあるでしょう。

大手企業への転職タイミング

大手企業の中途採用が始まるタイミングはそれぞれに違いますが、人事異動がある半期、四半期での入社を想定し、そこから逆算して3~4カ月前に募集を始める企業も多いようです。例えば「1月1日入社」「4月1日入社」「10月1日入社」などを前提に採用活動を行うケースが挙げられます。特に「4月1日入社」を前提に採用する場合は、新卒社員と一緒に導入研修を行えるというメリットがあるため、前年の秋頃から採用を開始する企業も少なくはないでしょう。

「大手から大手」「中小から大手」の転職を実現するポイント

「大手企業から大手企業」「中小企業から大手企業」というパターン別に、大手企業への転職を実現するポイントを紹介します。

大手企業から大手企業に転職する場合

大手から大手に転職する場合は、「なぜ転職という選択をしたのか」を明確に伝えることが重要なポイントとなるでしょう。
面接で転職理由を聞かれた際、「前職(現職)ではやりたい仕事ができなかった」と回答する人は少なくありません。しかし、大手企業にはさまざまな部署や職種があり、事業展開も幅広いため、あえて転職しなくても社内での部署異動や職種転換などでやりたいことを実現できた可能性があります。

そのため、なぜ転職という道を選んだのかを明確に伝えることができない場合は、「入社後に再度ミスマッチが発生して早期離職するかもしれない」という懸念を抱かれるケースもあります。転職理由や転職によって実現したいことについて、背景も含めて論理的に説明できるようにしておきましょう。

中小企業から大手企業に転職する場合

中小企業から大手企業への転職を目指す場合は、「待遇がいいから」「安定しているから」「ステイタスを得られるから」などを理由としている人も少なからずいるものです。しかし、それらを志望動機としても、採用担当者は応募者の入社後の活躍をイメージしにくいでしょう。もちろん、それらも志望動機の1つかもしれませんが、応募企業に入社して「何をしたいのか」「どのように成長したいのか」を語れるようにしましょう。

また、役割分担が明確で組織化されている大手企業と比べて、中小企業は幅広い業務を担当し、個々に大きな裁量を任せる傾向があります。
大手企業の場合は担当が細分化されているので、入社直後は裁量権のある仕事を任せてもらえることが少ない可能性もあるでしょう。新しいアイデアを実現するためには、何重もの稟議や根回しが必要となる企業もあり、思うように仕事が進まないもどかしさを感じることもあるかもしれません。アドバイザーの粟野氏の経験によれば、実際、そうした点に不満を抱いて、大手企業から中小企業・ベンチャー企業に転職する方も少なくないようです。

どのような環境や役割で働きたいのかを再確認し、自分がフィットすると感じる企業を見極めることが重要です。

大手企業のグループ会社を目指す方法もある

大手企業の場合は、グループ展開しているケースが多くあります。親会社にてグループ会社の採用まで一括で行う場合もあれば、グループ各社が独自に採用を行うケースもあります。希望する企業がある場合は、親会社だけでなく、グループ会社も含めて採用状況を確認してみると良いでしょう。

なお、親会社・子会社の関係性は、設立の背景やグループ全体の戦略などによって大きく異なります。親会社が子会社に対して強い影響力を持っているケースや、グループ各社がほぼ対等に協力関係を築いているケース、グループ各社が独自の戦略で動いているケースなど、さまざまです。企業間の関係性によって、社風や仕事の進め方も異なるので、「自分がどのような働き方をしたいのか」を整理した上で、それができる風土があるのかどうかを確かめましょう。

大手企業への転職を実現した事例【後悔したケースも紹介】

大手企業への転職を実現した事例を「大手から大手」「中小から大手」のパターン別に紹介します。大手企業に転職して後悔したケースも紹介するので、今後の転職の方向性を検討する際の参考にしてみましょう。

大手企業から大手企業に転職した事例

<20代半ばの転職者の事例>

【前職】大手金融機関・営業職
【転職先】大手自動車メーカー・海外営業

【転職先への希望=転職で実現できたこと】
・新卒の就活時に志望し、内定を得られなかった大手自動車メーカーに転職したい
・もともとやりたかった海外ビジネスの仕事にチャレンジしたい

【評価されたポイント】
・国内外で法人営業の経験・スキルを積み、実績も挙げている点を評価
・キャリアビジョンに一貫性がある
・実務の中で語学力(中国語)を身につけ、自らも学び続ける自己研鑽を重ねている点
・入社意欲や仕事への熱意が高いことも評価のポイントに

<20代前半の転職者の事例>

【前職】大手消費財メーカー・マーケティング
【転職先】大手コンサルティング会社・コンサルタント

【転職先への希望=転職で実現できたこと】
・自身の強みである語学力や留学経験を活かすため、海外プロジェクトにも携われる仕事に転職し、将来のキャリアの幅を広げたい
・入社以来、国内向けのto Cプロダクトに携わってきたため、to Bのビジネス経験を積みたい

【評価されたポイント】
・マーケティングの仕事で身につけた論理的思考力や分析力など、ポータブルスキルの高さを評価
・大学時代の海外留学経験・高い英語力なども含め、高いポテンシャルがある点もプラスに働いた

<20代半ばの転職者の事例>

【前職】大手商社・経理事務
【転職先】外資系の大手IT企業・IT営業

【転職先への希望=転職で実現できたこと】
・顧客とダイレクトに接する仕事でやりがいを実感したい
・より早い段階で責任ある仕事を任されて、早く成長したい
・成長産業であるIT業界で働き、30代以降にもつながる経験・スキルを身につけたい

【評価されたポイント】
・ポテンシャルの高さを重視する採用方針のため、柔軟性や吸収力、素直さなど成長が見込める人柄とポータブルスキルがある点
・学生時代に、大学内の学生主体のプロジェクトの企画運営を担当したエピソードから、実行力なども評価

中小企業から大手企業に転職した事例

<20代半ばの転職者の事例>

【前職】中小通信企業・事業企画
【転職先】大手通信企業・事業企画

【転職先への希望=転職で実現できたこと】
・中小通信企業の業績が不安定で、将来に不安があったため、将来性ある企業に転職したい
・年収があまり高くないため、年収をアップしたい
・新規事業など、新しいことに取り組める環境で働きたい

【評価されたポイント】
・中小通信企業に在籍していたが、複数の大手企業と共同で行うプロジェクトに参画した経験があり、プロジェクトリーダーの補佐として活躍した経験・実績を評価

<20代前半の転職者の事例>

【前職】中小の金融系企業(外資・保険)・営業職
【転職先】大手コンサルティング会社・秘書

【転職先への希望=転職で実現できたこと】
・営業職は向いていないと感じたため、サポートする仕事でキャリア形成がしたい
・英語力を活かせる仕事で、スキルを伸ばしたい
・数字に追われる仕事ではなく、落ち着いた働き方がしたい
・優秀な人材と共に働き、自らも成長していきたい

【評価されたポイント】
・米国の大学に編入・卒業した経験やビジネスレベルの英語力がある点を評価
・コミュニケーション力や実行力、前職で身につけたプレゼンテーションスキルなど、ポータブルスキルを評価

<20代半ばの転職者の事例>

【前職】中小パッケージメーカー・営業職
【転職先】大手メディア企業・営業職

【転職先への希望=転職で実現できたこと】
・心から好きなものを扱える企業で、クリエイティブな仕事に携わりたい
・現職のままでは年収や福利厚生の面でも将来性が感じられないため、ゆとりある生活水準を実現できる待遇で働きたい

【評価されたポイント】
・志望動機書と共に、応募企業が制作したメディア作品の感想をまとめたレポートを提出したため、熱意の高さを評価
・幼少期から応募企業のメディア作品を繰り返し鑑賞し、深い造詣があることを伝えたことも評価につながった
・現職の営業で培った成長意欲や粘り強さ、素直さなどのポータブルスキルも評価
・真面目に取り組む人柄から、今後の成長性などにも期待できた

大手企業に転職して後悔するケースもある

大手企業に転職した結果、後悔するケースもあります。例えば、「年功序列を重視する」「若手社員に大きな裁量権を任せない」という大手企業もあるので、実力・成果を評価してほしい場合や、入社年次に関係なく大きな裁量を任せてほしい場合などは、ベンチャーや中小企業の方がマッチしている可能性もあるでしょう。

また、大手企業の場合は、スペシャリストとして専門領域で活躍する道と、ゼネラリストとして幅広い領域で経験・スキルを積んで成長する道があることが多いため、応募企業のキャリアパスや応募職種の仕事内容が、自分が目指すキャリアにマッチしているかどうかを判断することも重要です。
マッチしていない場合は、「入社数年後、ジョブローテーションで全く違う部門に異動し、自分のやりたいことから遠ざかってしまった」「専門職として入社した結果、職務領域や業務範囲が細分化されていて、幅広い経験・スキルが積めない」などの後悔につながる可能性もあるので注意が必要です。

「大手企業で働きたい」という思いだけで転職先を決めれば後悔する可能性もあるので、自分の目指すキャリアの方向性とマッチしているかどうかをしっかり検討することが重要と言えるでしょう。

第二新卒の転職活動で意識したい5つのポイント

第二新卒の転職活動で意識したい5つのポイントを紹介します。

1:不満のみを転職理由にしない

「人間関係が悪い」「評価に納得がいかない」など、現職の不満解消のために転職をした場合、転職先で同様のことが起こった場合に壁を乗り越えられず、意に沿わない転職を繰り返す可能性があります。転職のきっかけ自体は不満でも構いませんが、「なぜ転職したいのか」をしっかり考えた上で、「転職先で実現したいこと=転職の目的」を明確にすることが大事です。

転職理由や転職の目的を明確にしていない場合は、自分にマッチする応募企業を見つけることは難しいでしょう。また、「大手企業なら前職の不満を解消できる」という理由のみで応募した場合は、志望動機に説得力がないと判断される可能性があり、選考通過に苦戦するケースもあります。
まずは「企業理念」「事業戦略」「仕事内容」「社風」「評価」「給与」など、さまざまな角度から自分が望んでいることを整理してみましょう。

2:「なりたい自分」を具体的にイメージする

転職活動を始める際に、「これからどのような経験を積みたいか」「どのようなキャリアを描き、どのようなライフスタイルを実現したいか」をイメージしておくことが大事です。希望をすぐに実現することが難しくても、そこに近づくためのステップとして、次の転職先で経験を積んでから実現を目指すという方法もあります。中長期的な視点で「自分はどうなりたいか」「将来、どのようなキャリアやライフスタイルを実現したいのか」を描いてみましょう。

3:ポータブルスキルをアピールする

第二新卒の場合は、社会人年数が短いことから「経験・スキルに自信がない」「アピールできるほどの強みや専門性がない」と感じる人も少なくはないでしょう。
しかし、高度なスキルや専門性を身につけていない場合でも、幅広い領域で活かせるポータブルスキルをアピールすることができます。応募企業の業務内容や仕事の進め方などに対し、具体的にどのような強みを発揮して活躍・貢献できるのかを伝えることが大事です。

キャリアの棚卸しをしっかりと行い、自分の経験・スキルを洗い出しましょう。その際、「どのようなことを心がけて仕事をしていたか」「自分なりに創意工夫したこと」「取引先や上司から褒められたこと」などを振り返ってみることがポイントです。「密にコミュニケーションをとる力」「課題分析力」「複数の部署との連携・調整力」など、身についたスキルや強みが見えてきます。

4:入社後の成長性をアピールする

第二新卒はポテンシャル採用を行う傾向があるため、入社後の成長性をアピールすることが重要です。未経験の業界・職種に応募する場合でも、学ぶ姿勢や仕事に対する意欲などを伝えることで、入社後の成長や活躍に期待してもらえる可能性があります。
例えば、メーカーなどの営業職からIT企業への転職を目指す場合は、IT知識を自ら学んでおくことや、ITパスポートなどの初歩的な関連資格を取得するなどもアピールにつながりやすいでしょう。

5:入社後の定着性をアピールする

第二新卒の場合は、早期離職を懸念される可能性もあります。特に、新卒で入社した企業を早期退職し、全く違う業界・職種にチャレンジする場合は、「キャリアに一貫性がないため、早期離職を繰り返すのでは?」と懸念されるケースもあるでしょう。
入社後も長く定着して働ける人材であることをアピールするために、中長期的なキャリアビジョンや、将来的にどのような人材として活躍したいかなども伝えることがポイントです。応募企業の事業内容やキャリアステップにマッチしていることをアピールすると良いでしょう。

第二新卒で大手企業に転職したい場合は、転職エージェントを活用する方法もある

第二新卒で大手企業への転職を実現したい場合は、転職支援のプロである転職エージェントを活用する方法もあります。採用の可能性がある企業を紹介してもらえるため、大手企業の求人について情報収集したい場合にも役立つでしょう。また、転職エージェントのみが把握している非公開求人もある上、自分では気づけない企業などを教えてもらえる可能性もあります。

転職エージェントによっては、キャリアの棚卸しや自己分析などをサポートしてくれるケースもあるため、転職で実現したいことや自分の強みを明確にすることにも役立ちます。「現時点の自分の経験・スキルで、大手企業に転職できる可能性があるのか」を知ることにもつながるので、客観的に自分の市場価値を見つめ直すことができるでしょう。また、応募書類の作成、面接対策などのサポートを受けられるケースもあるため、大手企業への転職を実現する確率を高めることができるはずです。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

記事作成日:2019年08月22日
記事更新日:2023年08月09日
記事更新日:2024年09月19日 リクルートエージェント編集部

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