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面接で緊張しない方法は? 緊張したときの対処方法まとめ

面接 緊張しない方法

「転職活動での面接は、どうしても緊張してしまう…」という方も多いのではないでしょうか。採用担当者に自分の思いやアピールポイントをうまく伝えるには、少しでも緊張せずに面接に臨むことが大切です。

そこで、面接で緊張しないための方法や緊張したときの対処法を、組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタントの粟野友樹氏に解説いただきました。

面接で緊張しない方法

面接で緊張してしまうと、自分の魅力を上手に伝えるのが難しくなってしまいます。まずは面接で緊張しない方法について解説します。

出だしの言葉を覚えておく

緊張すると、すぐに言葉が出なかったり、途中で言葉に詰まったりすることがあります。こうした場面を回避するには冒頭の一言が大切です。出だしがスムーズだと後の言葉を続けやすくなるため、伝える内容の出だしの言葉を覚えておくとよいでしょう。

また、発声練習も大切です。姿勢を正し、明瞭ではきはきとした話し方を意識しましょう。

時間に余裕を持って行動する

対面での面接の場合、時間ぎりぎりに到着したり、遅刻しそうになったりすると気持ちが焦ってしまい、落ち着く暇なく面接に臨むことになります。その結果、焦りが緊張につながってしまい、準備してきた回答が出てこない可能性もあります。

また、交通機関の乱れなども考えられるので、時間には余裕を持ち、会場へは10分前に到着することがおすすめです。

回答を暗記しようとしない

面接での回答を暗記すると忘れたときに焦りが生じてしまい、緊張が高まってしまいます。面接で聞かれる内容はある程度事前に想定して準備するものですが、回答を暗記するのではなく、要点をまとめておくようにしましょう。

言葉がうまく出てこなかったときでも、要点を伝えられれば会話の流れが不自然になることを避けられます。

緊張していることを受け入れる

心の中で「緊張するな」「緊張してはならない」と自分を思い込みすぎると、かえって緊張度が増してしまいます。緊張している自分の気持ちを受け入れられると、落ち着き・冷静さを取り戻せます。

面接前や面接中に緊張してしまいそうになったら「緊張するのは当たり前」と認識して、自分の気持ちを受け止めましょう。

面接の数を増やして経験を積む

面接による緊張は、経験を積むことで徐々に軽減できる可能性があるでしょう。そのため、自分が気になった企業があれば、積極的に応募して面接を受けることをおすすめします。面接を受けることで、緊張からうまく話せなかったこともわかるので、次の面接に活かすことができるでしょう。

リクルートエージェントの面接対策を受ける

リクルートエージェントに登録している場合は、面接対策を受けることをおすすめします。リハーサルをして面接に慣れておくことも緊張を軽減させる方法のひとつです。面接対策で、ふるまいやマナー、回答の方法をアドバイスしてもらうことで、面接での不安を払しょくできるでしょう。

面接中に緊張したときの対処方法

いくら気をつけていても、面接が始まると緊張してしまうことはあります。面接中に緊張したときの対処法について解説します。

ゆっくりと話す

緊張を感じると早口になってしまう人もいるでしょう。早口になってしまうと面接担当者にも緊張が伝わってしまうだけでなく、言葉が聞き取りづらくなりネガティブな印象を与えかねません。

緊張で早口になったと感じた場合は、ゆっくりと話す意識を強めることが大切です。それによって気持ちも落ち着いて平常心を保つことにつながるでしょう。

深呼吸する

緊張を感じた場合は深呼吸をすることもおすすめです。緊張すると呼吸が浅く短くなり、脳に酸素が行き届かなくなります。鼻から息を吸って口から吐く腹式呼吸を意識した深呼吸をすることで、心を落ち着かせる効果が期待できるでしょう。

笑顔を作ることを意識する

笑顔を作ることは自分の心を落ち着かせるだけでなく、相手に好印象を与える効果が期待できるため、面接では笑顔でコミュニケーションを取ることを意識しましょう。

「緊張しています」と伝える

面接担当者から「緊張していますか?」と聞かれた場合は、素直に「緊張しています」と伝えましょう。緊張している事実を口に出して伝えることで、気持ちが軽くなり、緊張を緩和できる可能性があります。面接担当者に今の心境を正直に話せると、素直な印象も与えられるでしょう。

質問を繰り返して時間を作る

面接担当者から聞かれた質問を繰り返して、回答をまとめる時間を作ることも効果的です。例えば「自分の成功体験を教えてください」と聞かれた際に、すぐに回答がまとまらないときは「私のこれまでの経験における成功体験は」のように質問を繰り返すことで要点をまとめる時間を作ります。

場合によっては面接担当者が異なる言い回しで聞き返してくれるケースもあり、さらに回答をまとめる時間ができる可能性もあるでしょう。

面接で緊張しないために普段から意識するとよいこと

緊張の対策は、私生活でも実践できます。面接で緊張せずに済むように、普段から意識するとよいことを紹介します。

姿勢に気をつけ発声練習をする

発声練習では、姿勢を正して相手に聞こえる声量を意識して話しましょう。姿勢が悪く声が小さいと、相手に聞き返されることが増え、かえって緊張感を強めてしまうかもしれません。

面接対策などで練習するときも、背筋を伸ばして胸を張り、相手に伝えることを意識してみてください。

ビジネスマナーを意識して行動する

普段からビジネスマナーを意識することは、面接の緊張を和らげるのに効果的です。慣れない言葉や所作は、うまく言葉が出なかったり立ち振る舞えなかったりしてかえって緊張につながるでしょう。ビジネスマナーに慣れておくと、言葉遣いや所作がスムーズに行えるようになるため、緊張する要因が減らせるでしょう。

ビジネスマナーに則った行動を自然に振る舞えると、緊張感を減らして面接に臨めるかもしれません。

コミュニケーション力を高める意識を持つ

コミュニケーション力が高まると、面接担当者の質疑応答にもスムーズなやりとりが実現できるかもしれません。自分の身の回りの友人や先輩、後輩などと積極的にコミュニケーションを取ることを意識してみましょう。

また、一方的な会話や質問は避け、相手の話に耳を傾けて対話することも大切です。

面接だからと意識しすぎない

「面接は自己アピールの場なので、できるだけ自分を良く見せよう!」と構えがちですが、意識しすぎることで緊張を高めてしまうこともあります。リラックスして話すために、面接に臨むスタンスを変えてみるのも一つの方法です。

質問がわからないときは正直に答える

面接担当者による質問の意味や意図がわからないときは、正直に伝えましょう。質問を確認することで、面接担当者が何を聞きたいのか正しく把握できます。質問の意味を理解しないまま回答してしまうと「理解力に欠けるのではないか」などの印象を与えてしまうかもしれません。

わからないことに正直に答える場面は「誠実さ・素直さをアピールできる機会」とポジティブに捉えましょう。

面接は「双方が見極める場」と考えよう

面接は企業側が応募者の資質や入社意欲を判断する場ですが、同時に応募者自身が企業を見極める場でもあります。「この企業は自分が入社したいかどうか、話を聞いてみよう」くらいの気持ちを持つことも大切です。

いつもの仕事のワンシーンだと考え、仕事相手に接するようにする

「いつもの仕事の場」と自分に言い聞かせ、顧客や取引先に接するように、面接担当者に向き合うという方法もあります。普段のビジネスシーンと同じだと捉えることで、緊張がほぐれ、会話のキャッチボールや立ち居振る舞いがスムーズになるでしょう。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

記事作成日:2019年10月25日
記事更新日:2023年12月18日
記事更新日:2024年09月10日 リクルートエージェント編集部

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