管理職を経験したことがある場合、履歴書にはどのように記載すると良いのでしょうか。役職、昇格、昇進の書き方など、例を挙げてご紹介しています。
役職、昇進は職務経歴書に書くのがおすすめ
役職名は 「課長」や「部長」といった一般的な名称だけでなく、企業独自で設定している肩書もあります。一見しただけでは応募者がどのような立場かわかりにくいため、職務内容や部下の人数、実績などは、詳細の情報と併せて職務経歴書に記載することをおすすめします。「昇格」は各企業が設けている評価制度の等級が上がることを指し、一般的に履歴書や職務経歴書には書きません。一方、「昇進」については役職が上がることを指すため、昇進して役職名が変わった場合は職務経歴書に書いておいても良いでしょう。
なお履歴書に書く場合は職歴欄に入れますが、スペースが限られているので詳細情報を記載できない場合もあります。そのため、履歴書には役職・昇進まで書かなくても問題ありません。
職務経歴書に役職、昇進について書く場合
職務経歴書に役職などを記載する場合は、「職務経歴」や「経験した主な業務」などの項目に
・正式な役職名
・昇進した時期
・具体的な職務内容
・部下の人数 などを明記します。
在職中の経験や身に付けたスキルも併せて書いておけば、その時の仕事ぶりや功績をアピールできるでしょう。
企業独自の肩書やわかりにくい役職名には、一般的な呼称を付け加えたり、簡単な説明を書き添えたりするとより伝わりやすくなります。
また、管理職としての実績を特にアピールできる場合は、「職務要約」や「自己PR」などに簡素に記載してもよいでしょう。
職務経歴書の書き方例
・20▲▲年▲月~20▲▲年▲月…営業部 海外営業1課 課長:部下7名のマネジメントに従事。
・20▲▲年▲月~20▲▲年▲月…営業本部 海外営業部 部長:営業本部長を補佐し海外事業部全体の営業戦略立案と実行、部下25名のマネジメントを担当。
・20▲▲年▲月~…営業本部長:重点領域であるASEAN地域において現地企業3社とのアライアンス締結含めた事業推進、国内外営業5部門を管掌し部下100名のマネジメントを担当。