複数の企業から内定をもらった場合、どのように転職先を決めると良いのでしょうか。
納得のいく転職先を選ぶための検討方法について解説します。
正確に比較検討するため、情報の精度を揃えましょう
内定をもらった企業を比較検討するにあたり、各社の仕事内容・労働条件・福利厚生などの「不明点」をなくすことが大切です。
たとえば、A社の勤務時間は『9時~18時』だけど、B社は『9時~18時・フレックスタイム制もあり』、C社は『確認するのを忘れてしまった』というように情報にばらつきがある場合、正確に比較できません。内定をもらった企業の待遇・福利厚生や仕事内容、労働条件などの諸条件を整理し、情報の精度を揃えることをおすすめします。また、情報は一覧表にまとめると比較しやすく、欠けている情報についてもすぐに把握できるでしょう。
その上で、不明点や気がかりなことがあれば企業に確認しましょう。場合によっては、条件面談に応じてくれる、あるいは職場見学などを設定してくれる場合もあります。
転職理由を振り返りましょう
「なぜ転職を決意したのか」、「何のために転職をするのか」、「どのような企業でどんなふうに働きたいのか」といった“転職理由”を、もう一度振り返ってみましょう。原点に立ち戻ることで自分が求めているものが明確となり、どの企業を選ぶべきか答えを導き出しやすくなります。
なお、複数社から内定をもらったとしても、どの企業にも納得がいかないこともあるでしょう。退職ありきで考えると「一日も早く転職しなければ」と焦ってしまい、冷静に転職先を決められなくなってしまう可能性も考えられます。転職理由を実現できる企業と出会えなければ、転職活動をいったんストップするのもひとつの方法です。
転職活動は、自分と向き合う良い機会でもあります。よく考え、納得のいく転職先を選ぶことをおすすめします。