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面接前日の準備で不安な方へ。チェックリスト付きで解説

面接前日 準備

面接の前日は、持ち物や面接会場までの経路を確認し、面接の質疑応答について最終チェックをしておきましょう。前日のうちに準備をしておけば、面接当日は落ち着いて面接に臨めるようになるでしょう。

本記事では、面接前日に「準備しておく物」や「備えておくべきこと」を、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏に解説いただきました。

オンライン面接と対面面接別の前日準備チェックリスト

下記リストは、オンライン面接と対面面接の前日に準備しておきたい「持ち物リスト」と「やることリスト」です。
前日準備をする際は、準備忘れのないようにチェックリストを活用しましょう。

【持ち物リスト】

準備物 オンライン面接 対面面接
筆記用具
応募書類のコピー
求人情報のコピー
A4サイズの書類が入るバッグ ×
腕時計
印鑑・朱肉・印鑑マット ×
スケジュール帳
手鏡
クリアファイル ×
現金、交通系ICカード ×
ハンカチ・ティッシュ ×
オンライン面接で使用するデバイス ×
イヤホンマイク ×
指定のビデオ会議ツール ×

【やることリスト】

やっておくこと オンライン面接 対面面接
面接担当者の氏名・連絡先を確認しておく
シャツにアイロンをかけておく
靴を磨いておく ×
面接時間を確認しておく
面接会場を確認しておく ×
面接会場へのアクセスを確認しておく ×
天気予報を確認しておく ×
ネット環境を確認しておく ×
面接ツールをダウンロードしておく ×
面接ツールの使い方を確認しておく ×
企業情報を再確認しておく

面接前日の準備で最低限おさえておきたいポイント

面接に向けて準備を始める際は、最低限おさえるべきポイントを意識しましょう。
まず面接の案内に記載されている事項・持ち物を確認します。よくある例としては、開始時間・会場・履歴書など指定の物です。これらを確認し、面接の場に臨めるようにしておけば大丈夫でしょう。

面接前日は、不安から“あれもこれも”と入念に準備をしたくなる気持ちも分かります。
しかし不要な物まで持参し、本当に必要な持ち物を忘れてしまっては本末転倒です。

まず最低限必要な準備を用意した上で、そのほかにも追加で必要そうな物を用意していきましょう。

面接前日の準備で確認した方が良い「持ち物」

面接前日の準備で確認した方が良い「持ち物」は次の5点です。

  • 筆記用具
  • 時計
  • スケジュール帳
  • A4サイズの入るカバン(オンライン面接の場合は不要)
  • 応募書類・求人情報(事前提出済の場合はコピー)

忘れないよう準備しておきましょう。

筆記用具・メモ帳

面接では、受付後にアンケート記入したり、面接中に聞いた情報をその場でメモを取ったりする場合もあります。そのため、筆記用具は必ず持参するようにしましょう。

なお、筆記用具やメモ帳は特別高価な物である必要はありませんが、ビジネスの場にふさわしくないカジュアルなデザインの物は避けましょう。

また筆記用具はすぐに取り出せるよう、筆箱に入れるのではなくカバンの外側ポケットやスーツの内ポケットに入れておくことをおすすめします。
メモ帳に関しては、出し入れしやすい手のひらサイズが好ましいでしょう。

腕時計

面接では、腕時計があれば持参しましょう。

スマートフォンでも時間を確認できますが、面接会場でスマートフォンを操作する行為は、SNSを閲覧している、ゲームをしている、など要らぬ誤解を招いてしまうこともあります。また「ビジネスマナーに欠ける」と判断されてしまう可能性もあるでしょう。

カジュアルなデザインの時計は避け、時刻を正確に合わせた腕時計を身に付けましょう。

スケジュール帳

スケジュール帳は、次回の面談調整など予定を確認するために使用します。

最近ではアプリで予定管理する人も増えましたが、スマートフォンを触る際は、一言「予定を確認させていただきます。」と断りを入れてから操作するようにしましょう。

A4サイズの書類が入るバッグ

面接には、A4サイズの書類が入るバッグを持参しましょう。

面接当日に資料や書類を手渡されることもあります。中には次回面接の際に提出を求められる大切な書類もあるでしょう。「手で持ち帰る」「小さく折りたたむ」といった行為を避けるためにも、A4サイズの書類が入るバッグが適切です。面接の場にふさわしい色(黒・茶・紺)の物を選びましょう。

なお、リュックはカジュアルな印象になる恐れがあるため、避けた方が無難です。他にも派手な色や華美な装飾が付いたデザインのバッグは、面接の場に適さないため、避けましょう。

応募書類・求人情報(事前提出済の場合はコピー)

「応募書類持参」を求められた場合は、履歴書と職務経歴書も忘れず用意しましょう。
ただし、事前に郵送やネット経由で提出済みの場合もあるでしょう。事前に提出していたとしてもコピーを持参しておくと、面接直前に記入した内容を確認できます。
記入した内容を再確認することで、面接時の質疑に対してスムーズに受け答えできるでしょう。

面接前日、最後に準備できる「面接対策」

面接前日は、次に紹介する対策を実施しましょう。

  • 求人や採用ページの再確認
  • 沿革・理念・代表者の名前の確認
  • よく聞かれる定番質問への回答の確認
  • 逆質問の用意・確認

求人や採用ページの再確認

面接前日は、応募企業の求人や採用ページを確認し、応募職種の仕事内容・求める人材像・会社の雰囲気を再確認しておきましょう。
求人や採用ページを再確認しておくことで、記載事項についてうっかり逆質問してしまうミスも防止できるでしょう。

沿革・理念・代表者の名前の確認

また沿革・理念・代表者の名前なども、押さえておくとよいでしょう。
面接前日は、沿革・理念・代表者の名前の3点がしっかりインプットできているか確認する場にしたいものです。
転職理由や志望動機などで話す可能性もあるため、企業の主要情報はしっかり記憶しておきましょう。

よく聞かれる定番質問への回答の確認

よく聞かれる定番質問への回答内容についても、再度確認し当日の面接の様子をシミュレーションしておくと安心です。
なお、よく聞かれる定番の質問は、次の通りです。

  • 自己紹介
  • 転職理由
  • 志望動機
  • 強みと弱み
  • 仕事での成功体験・失敗体験 など

上記5点に関しては、一貫した内容になっているかも確認しておきましょう。

逆質問の用意・確認

面接では、逆質問が行われることも多々あります。
逆質問は、入社意欲のアピールに繋がったり、入社に向けた不安を軽減できたりします。
前日までに用意しておくことで、当日スムーズに質問できるでしょう。

なお前日に逆質問について確認する際は、「改めてホームページを見ただけで分かる質問になっていないか」「既に人事担当者から聞いた内容ではないか」など、面接でマイナス評価になる質問になっていないか確認しておくと安心です。

万が一のために「備えておきたい面接前日準備」

また万が一の事態に備え、次の事項についても再確認しておきましょう。

  • 当日の天気
  • 電車の経路
  • 会場までのアクセス
  • 緊急連絡先

ここでは、備えておきたい上記面接前日準備について解説します。

当日の天気

当日の天気を確認しておけば、雨の予報の場合、雨具の用意や靴に防水スプレーしておくといった対応が取れます。また転職活動が真夏・真冬になる時期は、気候に合わせて暑さ・寒さ対策もできるでしょう。

電車の経路

電車の経路を調べる時は、時間にゆとりを持って行動できるようにしておきましょう。

慣れない駅での電車の乗り換えは、必要以上に時間がかかることもあります。時間に余裕を持ったスケジュールで電車の経路を調べておくと、「乗り換えが上手くいかず、電車を乗り逃してしまう」といったトラブルにも柔軟に対応できるでしょう。

会場までのアクセス

たとえ駅近くの会場だったとしても、会場までのアクセスは、必ず調べておきましょう。
慣れない場所だと迷ってしまうこともあります。
また会場入り口や何階で実施するのかも確認しておくと、会場到着時にバタつくこともなくなるでしょう。

緊急連絡先

いざという時に慌てず連絡できるよう、緊急連絡先をメモやスマートフォンに控えておくといいでしょう。

メールやメッセージなどで届く面接詳細には緊急連絡先が記載されています。公共交通機関の遅延や思わぬ事故などに備え、すぐに確認できるツール・場所にメモしておきましょう。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

記事作成日:2018年09月26日 記事更新日:2024年11月29日

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