転職エージェントとオンライン面談(電話面談)する際の流れや準備を解説

転職エージェントは、電話・オンライン面談のみでも利用可能なのでしょうか。

ここでは、転職エージェントとの面談の方法と流れ、面談のポイントをご紹介します。

転職エージェントに相談する

転職エージェントとの面談はオンライン(Web)や電話でも可能

結論からお伝えすると、転職エージェントとの面談はオンライン・電話で実施できます。以前は対面での面談が一般的でしたが、現在は事情が変わってきました。どのように変化したのかご説明します。

社会情勢の変化によりオンラインの面談が増加

オンラインの面談が浸透した背景には、社会情勢の変化があります。人流を抑制したり、対面でのやり取りを制限したりしているため、Webを活用する場面が増えたのです。電話面談はもともと存在していましたが、やはり対面式の面談が多い傾向にありました。大手の転職エージェントであれば、社会情勢の変化に対応してオンライン形式を取り入れている会社が多いでしょう。

対面での面談がなくなったわけではない

オンラインが主流になったとはいえ、対面形式の面談は今も実施されています。ただし、全ての転職エージェントに当てはまるとは限りませんので、対面での面談を希望する人は、登録前に確認しておくとよいでしょう。

転職エージェントでのオンライン面談・電話面談の流れ

オンライン面談・電話面談は基本的に、訪問して行う対面面談と同じ流れです。以下では詳しい流れを紹介します。

転職エージェントへの登録・日程調整

まずは、転職エージェントに登録するところからスタートです。登録完了後に電話またはメールで連絡があり、初回の面談の日程調整を行います。ここまでにかかる日数については転職エージェントによって違うため、登録時にサイトで確認しておきましょう。

面談希望日は、複数候補を提示するのがおすすめです。ピンポイントで日時を指定すると、予定をすり合わせるのが難しくなり、調整に時間がかかってしまうかもしれません。

オンライン面談・電話面談の事前準備

円滑に面談を実施できるように、登録後は下記で述べる準備をしておくとよいでしょう。

• 履歴書や職務経歴書を作成し、事前に書類を送っておく
• 希望条件（職種・業界・キャリア・年収・勤務地・入社希望日など）を併せて伝えておく

転職エージェント側でも事前に求職者の情報が把握できるので、面談をスムーズに進めることができます。ちなみにオンライン面談の場合、メールで会議用のURLが送られてくるのが一般的です。面談前に届いているか確認しておくことをおすすめします。

もし、面談前になってもメールを受信していない場合は、転職エージェントに問い合わせをしましょう。

オンライン面談・電話面談の開始

電話面談の場合、一般的には面談を設定した日時に転職エージェントから電話がかかってきます。オンライン面談の場合は、指定の日時に、事前に送付されたURLにアクセスします。

オンライン面談・電話面談の内容

基本的には対面での面談と同様で、担当者が求職者についてヒアリングを行うところからスタートします。具体的には、求職者の基本的な情報をはじめ、「職務経験」「スキル」「転職理由」「転職希望時期」「希望条件」「目指しているキャリア」などを確認されます。事前にこれらについて考えておき、必要があればメモしておくと効率的に会話を進められるでしょう。面談時間は1～2時間ほどが一般的です。

求人の紹介

面談中または面談後に、希望や条件などに沿った求人が紹介されます。当日に紹介できる求人があればその場で、なければ後ほど改めて提示する手順になっています。あらかじめ希望を伝えておけば、面談当日に求人を紹介してもらえることもあるため、早めに求人情報を知りたい場合は先に伝えておくと良いでしょう。

オンライン面談・電話面談の準備ポイント

転職エージェントとオンライン面談・電話面談する際の大切なポイントをまとめました。下記の項目に気を付けて準備をしておくと、限られた時間を有効に使えスムーズに面談を進められるでしょう。

面談を行う環境を確認する

電話面談では、電波状況や周囲の騒音に注意しましょう。マイク付きのイヤフォンがあると音声を拾いやすく便利です。

オンライン面談の場合も、周りの環境に気を配りましょう。通信状態が悪いと、途中で通話やネットワークが途切れる可能性があります。Wi-Fiの接続が良好な場所で面談を行うと安心です。電話面談の場合と同じく、イヤフォンマイクを使うといいでしょう。

通信状態の確認をする際に、カメラの高さを決めておくのも大事なポイントです。目線と同じ程度に設定すると映りがよくなります。オンライン面談ではカメラ映りによって、第一印象がよくなることもあるでしょう。

相談したい内容を事前にまとめる

限られた面談時間を有効活用するために、相談したい事柄をあらかじめ整理しておくことをおすすめします。

オンライン面談は想像以上に緊張しやすいもの。初対面の相手と画面越しに話すのは、意外に難しいと感じるはずです。伝えたい内容を書き出しておかないと、言いたいことが正確に伝わらない可能性もあります。箇条書きでも構いませんので、思考を言語化しておくといいでしょう。

自分の想いはきちんと伝える

些細なことであっても、気になることがあれば共有してみてください。特に電話面談では、音声のみのやり取りになります。お互いに相手の表情がわからず、対面で面談するよりも意思疎通が難しくなる傾向があります。

そのため、「はい」や「いいえ」と言った一言で答えられる質問でも、なぜそう回答したのかも併せて伝えましょう。短い言葉に込められた理由や背景も、転職エージェントにとっては重要な情報になり得るのです。

服装や身だしなみに気を配る

オンライン面談を実施する際は、いつも以上に見た目に気を配りましょう。服装はスーツかオフィスカジュアルが好ましいとされています。どちらにすべきか迷ったら、ビジネスの場にふさわしいスーツを選ぶのが無難でしょう。

注意点としては、上下とも服装を整えること。カメラに映る上半身だけ身だしなみを整えるという人もいるようですが、ふとした瞬間に全身が見えてしまう危険性があります。転職エージェントからすると「仕事でも手抜きしているのではないか」と感じかねません。服装が原因で第一印象が悪くなる事態は避けたいところです。

事前準備を徹底し、オンライン面談・電話面談を有効に活用しよう

社会情勢の変化により、電話やオンライン面談も一般的になりつつあります。時間や場所の融通が利きやすく、対面の面談に比べてセッティングしやすいものの、慣れるまでは難しく感じるかもしれません。繰り返し実施するうちに感覚がつかめるようになるので、場数を踏むことをおすすめします。

電話やオンライン面談に対応している転職エージェントは数多くあるので、転職活動の状況に合わせて活用しましょう。通信環境の確認や、カメラ・音声のテストは必ず実施してください。さらに希望条件をまとめておき、当日に抜け漏れなく伝えられるよう備えると安心です。

この記事のおさらい

転職エージェントに登録した後、日程調整はどうしたらいい？

登録が完了すると、転職エージェントから電話やメールで面談の日程調整の連絡があります。詳しくはこちらでご紹介しています。

転職エージェントとの電話・オンライン面談の流れは？

基本的に、訪問して行う対面面談と同じ流れです。履歴書・職務経歴書はあらかじめ作成しておき、転職エージェントに送っておくとスムーズです。詳しくはこちらでご紹介しています。

電話・オンライン面談を利用する際のポイントは？

通信環境を整えたり、相談したりしたいことを事前にまとめておきましょう。また、コミュニケーションがとりにくくなる可能性もあるため、自分の想いは些細なことでもきちんと伝えることが大切です。詳しくはこちらでご紹介しています。