面接は企業に
直接アピールする場。
しっかり作戦を練りましょう。

  • 01.必ず押さえたいふたつの質問
  • 02.よく聞かれる質問の意図と対策
  • 03.動画でわかる、面接のポイント

01

必ず押さえたいふたつの質問「転職理由」と「志望動機」

1-1わかりやすい「転職理由」のつくり方

ポイント!「理由」ではなく 「目的」を伝える
転職理由は「やめようと思ったきっかけ=直接的な理由」だけでなく、「今回の転職を通して実現したいこと=目的」まできちんと伝えましょう。

転職の目的の考え方

将来ありたい自分の姿と、このままのキャリアを歩んだ自分のギャップを埋める手段が転職。「なぜ転職をしたいのか」という理由を考えていくと、転職の目的にたどりつきます。

転職理由の作成例

  • 転職を考えたきっかけ=2割

    例現在の会社は、残業や休日出勤が非常に多く長期的に就業することが難しいと感じています。

  • 転職で実現したいこと(目的)=8割

    例一つの企業で長く働き、商品知識や専門性を身に着けた「営業のプロ」になりたいと考えています。継続可能な働き方ができる企業で、営業として力を発揮したいと考え、転職活動を始めました。

ふたつ合わせて、ひとつの転職理由!

1-2志望動機はあなたと企業の”接点”です

ポイント!企業と自分との接点を意識
自分の「やりたいこと」と「できること」が重なる「接点」を意識しましょう。

志望動機のポイント

志望動機の構成例

  • 1自分の「やりたいこと」を伝える

    例商品に精通し、お客様にプロとしての提案ができる営業のスペシャリストを目指したいと考えております。

  • 2企業と自分の「やりたいこと」の 重なる部分を伝える

    例御社の求人を拝見し、商品の専門性が高く、社員が長く働けるような工夫もされていることを知り、目指す姿が実現できると感じました。

  • 3自分の「できること」が 企業でどう活かされるかを伝え、志望動機を締める

    例接客業務で培った対人対応力と、行動計画を立て、日々振り返りを行いながら、目標に向かっていく私の強みが御社でも活かせると考え、応募いたしました。

02

よく聞かれる質問の意図と対策

仕事に関する質問

Q.入社したらどんな仕事がしたいですか

意図
これはあなたが持っているイメージと現状にギャップがないかを確認するための質問です。また、事前準備をしっかり行っているか、仕事に対して具体的なイメージを持てているかをはかる目的もあります。
対策
応募企業との接点を意識して、将来の目標やキャリアプランを盛り込んだうえで、あなたがやりたいことを明確に伝えるのがよいでしょう。

Q.当社に対してどんな印象を持っていますか

意図
会社研究の度合いを探る質問です。
対策
その企業の製品やサービスに関する印象を述べる、あるいは実際に面接日に訪問してみて感じたことなどを話してもよいでしょう。

Q.この仕事には何が大事(必要)だと思いますか

意図
仕事内容を理解できているか、仕事がイメージできているかを探る質問です。未経験者に対して聞かれる場合が多いです。
対策
応募企業との接点を意識して、将来の目標やキャリアプランを盛り込んだうえで、あなたがやりたいことを明確に伝えるのがよいでしょう。

Q.業界の現状について意見を聞かせてください

意図
事前にどれだけ業界および応募企業について調べ、準備してきたかを確認しています。
対策
あまり独創的な回答を練らず、ここでは正しい理解を述べる程度で問題ありません。同業界で勤務している場合は、業界の現状や展望をもとに、あなたの見解を加えるといいでしょう。
希望や条件に関する質問

Q.いつごろ入社できますか

意図
例えば、現任者の退職が決定しているポジションでの採用の場合など、入社可能時期も選考の重要なポイントとなります。返答次第では他の応募者を補欠にと考える場合もあります。
対策
安易に「すぐ入社できます」とは答えない方が良いでしょう。現職の場合は、現在の仕事の進捗状況を鑑み、段取りを勘案して回答しますが、一般的には、内定後一か月程度はかかることが多いでしょう。
また、離職の場合は、すぐに入社できると思われがちですが、すぐの入社が難しい場合は理由を伝えましょう。

Q.給与はどのくらいを希望しますか

意図
給与額設定の材料として聞いていることが多いようです。 給与額設定の材料として、あるいは自身の業績などを客観的に評価できるかを見ます。
対策

給与、賞与、手当などを含めた年収を明示するとよいでしょう。
前年度の源泉徴収票や給与明細を見て、事前に金額を確認しておきましょう。

また、給与の希望がある場合は自身の実績などを鑑みて客観的に評価して伝えましょう。経験、能力、年齢などから総合的に判断しますが、一般的に大きなかい離(20%)がある場合は、明確な理由を添えましょう。

Q.当社以外にどこか受けていますか

意図
あなたの志向を知るため、またはあなたの転職活動状況を把握して、今後の選考スケジュールの参考にするために聞くようです。
対策
受けているかどうかを正直に答えましょう。具体的な社数や社名まで答える必要はありません。業界や職種が異なる併願先の場合は、その理由も明確に述べましょう。

Q.残業があっても構いませんか

意図
仕事への意欲姿勢を見る質問ですが、企業が現状を正直に述べている場合もあります。
対策
「はい」と答えるのは簡単ですが、入社後に困るのはあなた自身です。残業の頻度や程度、社員の勤務状況などを可能な範囲で聞いておきましょう。
あなたを知るための質問

Q.あなたの長所と短所をお話しください

意図
自身を客観視できているか、仕事上それらの要素をどう活かし、補おうとしているかを見るための質問です。
対策
独断の見解だけではなく「友人からはこう言われます」など、周囲の見方を交えて話てもよいでしょう。抽象的な話は禁物です。具体的なエピソードを交えて答えましょう。

Q.仕事上の成功談、失敗談を聞かせてください

意図
成功談は、功績から仕事のレベルや力量を測り、失敗談からはトラブルの乗り越え方やストレスへの耐性を見ます。
対策
成功談は具体的な数値(売り上げ実績など)を挙げて、失敗談は「どう乗り切ったか」「そこから何を学んだか」を語りましょう。

Q.あなたの仕事観を聞かせてください

意図
特定の仕事に対する思いというよりは、あなたの人生の中での仕事の意味合いを問うためのものです。
対策
何のために仕事をするのか、仕事から何を得たいと思うかという観点で整理すると答えやすいでしょう。

Q.将来の夢について聞かせてください

意図
目的意識や将来設計を持っているか、それに基づいた転職か否かを確認しています。
対策
将来の夢がある場合は、その夢や将来設計、キャリア形成、夢に向けてどのような努力をしているかを答えます。
将来の夢がない場合は、10年後はどうなっていたいか、目標とする人を軸に考えるとよいでしょう。
事前準備が必要な答えづらい質問

Q.転職回数が多いようですが、何か事情がありますか

意図
必ずしもマイナスイメージで聞くわけではありません。応募者の転職の捉え方を見るためにききます。また、入社後に同じ理由で辞めてしまわないかを確認するために質問していることもあります。
対策
各転職ごとの転職理由を整理して答えましょう。

Q.A社からB社へ転職する間、どうしていましたか

意図
就業ブランクがある場合に聞かれます。転職回数と同様に、明確な理由がわかればマイナス評価にはつながりません。
対策
資格取得のための期間などの目的があればよいのですが、特にない場合はブランク期間で何を得たか答えるとよいでしょう。

Q.転職することに家族は賛成してくれましたか

意図
採用を決定しても、本人の意図しない理由で転職できなくなるという事態を防止する目的があり、本人にもその可能性があることを意識させ、配慮を促しています。
対策
家族や影響の出る方に対して、面接準備段階で了解を得ておくのが望ましいです。ただし、転職はあなた自身の人生設計の一部でもありますから、確固たる意志をもって説明し、了解を得ますという意思表示でもよいでしょう。

03

動画でわかる、 面接のポイント

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  • 11.面接を正しく理解する

    「面接とはどんな場であるか?」「面接で不採用になるのは、あなたが“悪い”からではない?」など、面接に臨む際のスタンスや重要な考え方に触れます。

  • 22.「接点」を見つける

    面接成功の要になる企業と自分の「接点」について、考え方と見つけ方をお伝えします。求人票の仕事内容と、自分のやってきた仕事の内容を、それぞれ2W1Hで整理し、自分のポータブルスキルを見つけましょう。

  • 33.面接を想定しながら準備する

    「あいさつ・自己紹介」から「経歴の確認」、「転職理由」、「志望動機」、「質疑応答」。面接内のそれぞれの場面で、「接点」を伝えるコツをご紹介します。

  • 44.リハーサル・セルフチェック

    面接に行く前にしておくべきことは、「接点」について正しく伝える準備。いま増えているWeb面接のコツについても伝授します。

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