転職エージェントの書類添削や面接対策

応募書類の添削や面接対策を受けることによって得られる最大のメリットは、「選考の通過率が上がる可能性がある」ということです。数多くの転職事例を知っている転職エージェントだからこそ、アドバイスは実践的。新たな気づきを得ることも多いかもしれません。

採用要件を満たす経験・スキルを持ちながらも、書類や面接でうまく伝わらずに選考から漏れてしまうというケースを減らすためにも、転職エージェントの強みは大いに活用しておきましょう。

① 伝える内容の見逃しを防ぐ

自身では「書類や面接で伝えるまでもない」と捉えていた経験やスキルも、採用する企業にとって魅力だと感じるケースは意外に多いものです。
また、強みにご本人が気づいていないケースも。せっかくお持ちの強みも、企業に伝えければ評価に結びつきません。伝えきれていない点がないか、転職エージェントに確認してみましょう。

② 効果的な伝え方を教えてもらえる

これまでの営業成績で「目標達成率100％」という事実があったとして、そのまま書類や面接で伝えるだけではアピールが十分とは言えません。
例えば「部全体の達成率80％」など、相対的な数字も盛り込むことで、実績の印象はグッと上がります。こうした「伝え方の工夫」をアドバイスできる点も、転職エージェントの得意分野です。

③ 過不足なく伝えることができる

職務経歴書の推奨枚数はA4で2枚程度。面接は1時間程度で行われるのが一般的。書類の面積も面接の時間も限りがあります。限られたスペースや時間の中で魅力を効果的に伝えるために、転職エージェントの客観的なアドバイスが生きてきます。経験豊富な方の場合は、職務経歴書をバランスよくまとめるコツも教えてもらいましょう。

履歴書や職務経歴書のアドバイスを受ける場合のポイントをご紹介します。

① 完璧を目指さず、まず書き出してみる

応募書類の作成は、多くの方が慣れていないもの。最初から完璧を目指す必要はありません。まずはこれまでの経歴を思い出し、どんな仕事をしていたのか書き出してみることから始めましょう。書き出しているうちに、仕事に関する様々な記憶が甦るでしょう。

② 面談の前に事前に提出しておく

転職エージェントとの面談の前に、あらかじめ書類を作成して提出しておくと、面談時にアドバイスを受けることができるため効率的です。書きづらいところがある場合は、いったん空欄にしておいて、何を書くべきかを面接当日に聞いてしまうという方法も。

③ 悩んだ箇所をメモしておく

例えば、「経歴をどこまで詳しく書けばいいのか？」「転職回数が多いのでまとめ方が分からない」など、書き方に悩んでしまった箇所は、省略せずに書き出しておいて、横に悩んでいる内容をメモしておきましょう。聞き忘れを防ぐことができます。

面接へのアドバイスが欲しい場合も、転職エージェントに相談することでアドバイスを受けることができます。ただし面接対策の場合は、選考状況によってサポートの内容が変わってきます。ここでは、3つのパターンに分けてご紹介します。

① 面接の基本から知りたい場合

これから転職を始める方や、基礎的な面接対策について知りたい方は、転職エージェントが開催している面接対策セミナーに参加してみることをお勧めします。多くの転職エージェントが定期的に開催しているので、まず足を運んでみることから始めましょう。

② 回答のアドバイスが欲しい場合

職務経歴や転職理由、志望動機は企業から必ず聞かれる項目です。こうした質問項目に対して回答を考えてみたものの、「内容に不安がある」「改善ポイントを知りたい」という場合は、メールで添削を依頼してみましょう。

③ 企業との模擬面接をしたい場合

面接が決まっている企業がある方は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに模擬面接を申し出てみては。企業が聞く可能性が高い質問を交えながら、アドバイスを受けることができます。模擬面接は、一度事前練習をしてから行うと効果大です。