採用を検討している企業と転職希望者の間に立って転職活動をサポートするのが、転職エージェントに在籍するキャリアアドバイザーの役割です。数多くの方の転職支援を行っていると、念願の企業に内定が出た転職希望者の方から、丁寧なお礼の言葉をいただくことも…。さて、転職エージェントの担当者へのお礼は必要なのでしょうか。
転職エージェントの担当者にお礼は必要?
リクルートエージェントでは、これまで数多くの方の転職支援を行ってきました。転職成功までの道のりは百人百様。
転職成功への道のりを求職者の方と一緒に伴走していると、紆余曲折を経て内定が決まった場合や、知人の紹介で転職が決まったり、転職活動そのものをやめてしまったりしてリクルートエージェントで転職が決まらなかった場合などに、「お礼をしたいのですが」というお気遣いをいただくことがあります。
もちろん、お礼を言っていただくのは嬉しいものです。ですが、転職活動をサポートすることは、キャリアアドバイザーの仕事。「お礼」へのお気遣いは不要です。
お礼をいただかなくても、担当している方が目指すキャリアの実現に一歩近づけたことが、キャリアアドバイザーとして嬉しい瞬間のひとつなのです。
もし担当者にお礼をするなら、電話やメールで
転職エージェントへのお礼は基本的に不要であるとご紹介しましたが、もし「お礼をしたい」という場合には、電話やメールをお勧めいたします。
転職先が決まった後は、退職までの引き継ぎや挨拶が待っていて、想像以上に慌ただしいもの。
また、入社手続きや新しい職場に向けた準備なども必要です。時間をかけずに伝えることができる電話やメールが良いでしょう。
なお、「お礼」でなくても、転職先の企業に期待していたことが実現しているのか、また、どのように働いているのかをメールなどで伝えるという方法もあります。
担当者としては、サポートした方のその後を聞くことで、支援した結果を知ることができます。その報告は今後の転職支援に活かすことができるでしょう。もちろんこうした報告も必須ではありませんが、「満足に働いている」という話を聞くことによって、担当者も安心するのではないでしょうか。
まとめ
リクルートエージェントでは、サービスを受けていただいた方に対してアンケートを行っています。キャリアアドバイザーの転職支援サービスにご満足いただけているかをお伺いし、サービス向上や改善に活かすためです。
転職支援を行ったキャリアアドバイザーとしては、電話やメールでお礼をいただけるのは非常に嬉しいことですが、アンケートに役に立ったことなどをお答えいただくだけでも、貴重なご意見として参考になり、モチベーションは上がるものです。ぜひ、率直なご意見をお聞かせください。