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仕事満足度ランキング 

今の仕事に満足している人が多い職種とは？ ビジネスパーソン約18,000人に仕事満足度調査をアンケートにて実施しました。現在就いている仕事の満足度を、「総合」「仕事内容」「給与・待遇」「労働時間（残業・休日など）」「職場環境（社風・周囲の社員など）」の5つの指標別に答えてもらいました。それぞれ職種別の満足度ランキングや満足している理由コメントなどもご紹介します。 

※満足度調査については、インターネット調査の事前調査部分の回答者の結果を活用しています。そのため、一般的な公的統計と比較した場合、職種の分布にばらつきがありますので、参考値としてお取り扱いください。また、コメントも回答者個人の意見としてお取り扱いください。 

1. 仕事満足度ランキング

仕事満足度ランキングを「仕事内容」「給与・待遇」「労働時間（残業・休日など）」「職場環境（社風・周囲の社員など）」の5つの指標別にランキングしたデータと回答者コメントをそれぞれご紹介します。

a. 総合

現職の満足度のランキングは先に述べた通り、1位「法務・知財」（69.1％）、2位「ITアーキテクト」（68.6％）、3位「IT・システムコンサルタント」（66.7％）、4位「製品開発・ASP」（66.0％）、5位「経営企画事務・事業企画事務・マーケティング事務」（63.6％）と、IT関連職と事務職が上位を占める結果となりました。

b. 仕事内容

現職の「仕事内容の満足度」を20点満点で聞いたところ、最も多かったのは1位「受付」（14.5点）、次いで2位「法務・知財」「編集・ライター・制作管理」（14.2点）、4位「ITアーキテクト」（14.0点）、5位「製品開発・ASP」「教師・保育士・インストラクター」（13.7点）というランキングとなりました。 

c. ワークライフバランス

ワークライフバランスの満足度が最も高い職種は1位「法務・知財」（15.8点）、次いで2位「メディカルエンジニア（医薬品）」（15.6点）、3位「テクニカルサポート・ヘルプデスク」（15.3点）、4位「製品開発・ASP」（15.0点）、5位「販売促進」「ITアーキテクト」（14.8点）となりました。 

d. 職場環境/人間関係

職場環境・人間関係の満足度が最も高い職種は、1位「テクニカルサポート・ヘルプデスク」（14.5点）。次いで2位「法務・知財」「ITアーキテクト」が同点（14.2点）でトップ3にランクインしました。4位は「受付」（13.6点）、5位は「IT・システムコンサルタント」（13.5点）となりました。 

e. スキル開発/成長機会

スキル開発・成長機会の満足度が最も高い職種は、1位「ITアーキテクト」（13.1点）。次いで2位「IT・システムコンサルタント」（12.8点）で、3位は「法務・知財」（12.3点）、4位は「経営企画事務・事業企画事務・マーケティング事務」（12.1点）、5位は「金融系専門職」（12.0点）と、IT関連職種が上位となりました。 

f. 報酬（給与・評価）/福利厚生

報酬（給与・評価）・福利厚生の満足度が最も高い職種は、1位「法務・知財」（12.7点）。次いで2位「ビジネス系コンサルタント」（12.5点）、3位「 ITアーキテクト」（12.4点）、4位「IT・システムコンサルタント」「製品開発・ASP」（12.3点）といったIT関連・コンサルティング職種が続きました。 

2. 仕事満足度の重要性

仕事の満足度とは、仕事に対するやりがいや楽しさ、そして仕事の経験を重ねることで自身の成長を感じることを意味します。満足度が高くなることで、仕事へのモチベーション、パフォーマンスなども向上し、仕事の効率化やライフスタイルなどにも大きな影響を与えていると言えるでしょう。

また、仕事満足度の要因としては「仕事内容」だけではなく、今回の調査で紹介したように労働時間・休日などの「ワークバランス」、職場の人間関係や環境などの「職場環境」、経験・スキルを身につける「キャリアの成長機会」、仕事の成果に対する「評価」、給与・賞与などの「報酬」、社員の健康管理や住宅支援などの「福利厚生制度」なども一因となっていると考えられます。仕事満足度は、これらのさまざまな要因によっても影響されるため、企業全体や所属組織としても待遇の向上を図ることが重要であると言えます。

3. 仕事満足度を高めるためには

仕事満足度を高めるためには、まず仕事で成し遂げたいと思う「目標」を設定することが重要です。目標を明確にすることで、「何を・いつまでに・どうすればいいか」という手段が具体的となり、効率的に仕事をすることが可能となるからです。

また、目標を設定することで、達成に対するモチベーションや達成した際の達成感などが得られるという利点もあります。仕事の目標を設定するためのやり方としては、「会社のビジョン・方向性」に合った目標を立てる方法があります。自身の会社のビジョンとなるゴールをイメージすることで、具体的な仕事の進め方なども見えてくるでしう。また、現在の「仕事に対する自分の役割」を明確にし、それを達成するためのゴールを設定する方法もあります。

今後のキャリアアップのために、現在の仕事を通じて「将来どのようなキャリアを目指すか」を考えるのもよいでしょう。ただし、目標設定を高くしすぎてしまうと達成できず、満足度も上がらない可能性もあります。上司やリーダーと相談の上、設定するといいでしょう。