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転職マーケットトピックス 販売・サービス職編(2010年6月:海外展開が加速)編転職マーケットトピックス 販売・サービス職編(2010年6月:海外展開が加速)編

2010年6月17日更新

流通・外食業界も、新興国への出店が活発化

流通・外食業界も、新興国への出店が活発化

上海万博にW杯と、世界的イベントが注目を浴びている2010年。経済界でも、中国をはじめとする新興国の成長を報じるニュースや、それらの市場にビジネスを仕掛けていく動きが目立ちます。

業界大手は海外進出を積極展開

2010年、ユニクロを運営するファーストリテイリングは、上海に旗艦店、モスクワに1号店をオープンし、台湾、ニューヨークへの出店も準備中。年内に数百人規模のグループ社員を海外に転勤させるとともに、本部社員全員に海外勤務を経験させる方針を表明しています。
家電量販店業界で圧倒的な強さを見せているヤマダ電機も、今期中に中国に出店する計画を発表しました。日系のコンビニとして初めて上海に進出し、300店を展開しているローソンは、内陸部へのさらなる拡大を進めています。

外食においても、中国をはじめとするアジアへの出店を進めている企業は多数。すでに現地で存在感を強めているチェーンも見られます。2010年4月、中国料理協会が選出した「中国ファーストフード企業トップ50」において、第4位に日本のラーメンチェーン「味千ラーメン」が、第6位に「吉野家」がランクイン。
また、ニューヨークで人気のラーメン店「博多一風堂」を展開する力の源カンパニーも、昨年末にシンガポールに進出。2015年までに10ヵ国約30店の出店を計画しています。

世界同時不況の中で、新興国の成長力の強さ、有望性を実感したからといえるかもしれません。今後も、海外に目を向ける企業は増えていきそうです。

MD/バイヤー職で、語学力を求める求人が増加傾向

海外展開を積極展開し始めている企業があるものの、「店長候補」「SV」などのポジションでは、語学力を必要としたり海外勤務を前提としたりする求人は、今のところあまり見られません。
ただし、「MD」「バイヤー」においては、語学力を求める求人が増えています。
例えば次のような求人があります。

●求人:欧米からインテリアを買い付け、輸入
求める経験・能力:経験不問。ビジネスレベルの英語能力

●求人:某アパレルブランドのMD
求める経験・能力:アパレルMD経験。日常会話レベルの英語能力

●求人:日用品のバイヤー
求める経験・能力:日用品のバイヤー経験。TOEIC®スコア700以上

今のところ語学能力を求められていない「店長」「SV」には、今後も求められないのでしょうか。また、全く必要ともされないのでしょうか。


語学力がキャリアの可能性を広げる武器になる

語学力がキャリアの可能性を広げる武器になる

「今の会社では、店長以上のポジションにステップアップできない」―そんな限界を打開する武器となり得るのが「語学力」です。
拡大路線を歩んでいる企業には、店長経験後のステップとして、SV/エリアマネジャー/店舗開発職/本部スタッフ/教育担当などのポストがあります。そうした企業が出店戦略の軸足を海外に移した場合、当然、語学力のある人材が重宝されます。
MD/バイヤーを目指すなら、多くの求人がすでに語学力を求めているので、語学力を身に付けておくことは必須と言えるでしょう。

以前から海外展開が活発なメーカーや商社に比べると、小売・外食業界では語学力を持つ人材は希少。だからこそ、海外進出のプロジェクトが立ち上がった際、第一線で携われるチャンスをつかみやすいといえます。場合によっては、自分から提案して海外事業を推進していく道もあるのではないでしょうか。


他の職種におけるマーケットトピックス「海外展開が加速 英語必須時代はすぐそこ」


キャリアアドバイザーより

異業種への転職を目指す人からは、「どんな資格を取れば転職に有利か」というご相談も寄せられます。
難し質問ではあるのですが、可能性を広げるという意味で、語学力を身につけて損はないとお答えしています。異業種ではほとんどの業種で、外国語、特に英語能力の必要性が日々高まっているためです。
また、語学能力があれば、同業種への転職であっても全くべつのキャリアを歩める可能性があるのも五学を進める理由です。

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※この記事は、2010年6月17日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。

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