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2010年7月8日更新

7月中旬までに転職活動をスタートさせるメリットとは?

7月中旬までに転職活動をスタートさせるメリットとは?

景気回復の兆しを伝えるニュースをよく耳にするようになりました。EUの動向など不安要素はまだあるものの、攻めの姿勢に転じる企業は増えており、求人件数も少しずつ伸びてきています。転職チャンスの到来を感じ取っている皆さんの中には、「盆休み明けから活動を…」と考えている方も少なくないようです。
しかし、希望次第では、盆前後からの行動開始では手遅れとなってしまうかもしれません。今夏の転職市場の動きと、それを踏まえたスケジュールの立て方をご紹介します。

大手企業の採用が増加。上半期で募集を打ち切る企業も

盆休み明けまで待たず、今すぐに転職活動を開始する第1のメリット。それは、「大手企業に応募するチャンスがある」ということです。

今年5~6月頃から求人が増えています。成長中の中小企業だけでなく、しばらく採用を凍結していた大手企業の求人も少しずつ増加してきました。
飲料品メーカー、電機メーカー、精密機器メーカーなどエージェントのみを通じて管理部門人材/マーケティング職の採用を行っている大手企業もあります。

大手企業の場合、組織の再編成や導入研修の都合上、中途採用者の入社日を期の変わり目に設定するケースが多数。今出ている求人も、求人票などには明記されていなくても、下半期が始まる「10月1日」の入社を想定しているものが多いのです。
「10月1日入社」に向け、8月末までに内定を出す心積りで選考を進めている企業が多いため、盆休み明けには応募受付が締め切られている可能性も大。7月初旬~中旬が、応募する最後のチャンスとなります。

なお、上半期に採用を行った企業が、下半期も採用を続けるかどうかは不透明です。積極的な増員というより、ここ数年採用を控えた反動により、最小限の人数の補充に乗り出したケースも多く見られます。そうした企業では、上半期だけで今年度の採用を終える可能性が高いといえます。
今しかないチャンスをつかむなら、今日・明日にでも行動を起こすのが得策です。

ライバルよりも一歩早く活動すれば、選考で有利になる

転職にあたり、盆休みを利用して情報収集したり、ゆっくり考えたり、家族や友人に相談する人は多いようです。そこで方針を固めた人たちは、盆明け頃から一斉に転職活動を開始します。つまり、ライバルが増え、競争率が高くなります。
少しでも早く決断、行動することによってライバルより有利に運び、チャンスを生かせる可能性があります。

10月1日入社のさらなるメリット

社内各部署と交渉、連携することが多いスタッフ部門。社内人脈をスムーズに築くためにも、期の変わり目で異動や組織再編が多い10月1日入社はおすすめです。


7月~9月、理想の転職活動スケジュールは?

7月~9月、理想の転職活動スケジュールは?

今から転職活動を開始するなら、次のようなスケジュールを意識した活動をおすすめします。

7月初旬~7月中旬求人情報を入手し、少しでも興味があれば迷わず応募
7月中旬~7月下旬書類選考の結果を待ちながら企業研究&面接対策
7月下旬~8月上旬1次面接
8月上旬~8月中旬2次面接
8月中旬~8月下旬内定
9月~退職交渉、引き継ぎ、入社準備
10月1日入社

上記のスケジュールは、選考がスムーズに運んだ場合。実際には、求人企業が盆休みをはさむことで、選考が多かれ少なかれ滞ると考えられます。
しかし、早めに決断・行動すれば、盆休み前には1次面接を終え、その印象をふまえて盆休み中に2次~最終面接の準備をすることができます。

人事担当者と面接担当者の盆休みが一致しないと、面接が先延ばしになってしまいます。予想以上にスケジュールが長期化しかねないため、複数企業に併行応募する場合は、特に注意が必要です。
早め早めの行動を心がけ、余裕を持って行動しましょう。

転職のプロがすすめる「スケジュールの立て方」はこちらから

他の職種におけるマーケットトピックス「「盆明けスタート」ではもう遅い 7月から始める転職活動計画」


キャリアアドバイザーより

人気が高い求人ほど、募集開始直後から短期間で多くの応募者が殺到し、早々に募集が打ち切られることがあります。たとえば、大手企業のマーケティング職求人の場合、応募資格が一定レベル以上の経験者に限定されていても、1人の採用枠に対し数十人の応募があります。1日判断が遅れるだけでチャンスを逃すことも多々あります。スピーディな決断、行動が転職成功の秘訣です。

※この記事は、2010年7月8日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。

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