転職マーケットトピックス　営業職（2010年3月：3月・4月で差をつける、職種別転職ノウハウ）編

求人企業の業種の幅が広がる時期

2月までは｢4月1日入社｣の採用が動いていましたが、3月・4月は一段落。人事は、翌年の新卒採用活動や新入社員の受け入れ・研修・配属に追われる時期です。今春は、新卒採用の縮小により、中途採用活動への影響が薄い可能性もありますが、中途採用の動きは鈍るでしょう。

しかし、この時期だからこそ出てくる求人もあります。「欠員補充」です。
3月末に退職する人の補充が追いつかなかったり、異動･転勤辞令を受け入れず退職を申し出る人が出てきたりするためです。
こうした「欠員補充」目的の場合、採用枠は1名。ただ、さまざまな業種から求人が出てくるのが特徴です。通年ではあまり見ない業種の求人に出会えるチャンスがあります。

ポイントは早いうちから準備を整え、求人が出たときにすぐに行動を起こせるようにしておくこと。上記のとおり、この時期の採用は「欠員補充」を目的としている場合が多いため、「スピード」が重視されます。
3月、営業職は年度末の追い込みで転職活動をする余裕がないと思いますが、情報収集は続けましょう。逆に、すでに退職してしまっている方、自由に動けるという方には有利になるかもしれません。この時期「明日からでも入社できます」という一言で、想像以上に有利になることがあります。

転職活動はここから始める

長期的視点で、優先すべき条件を明確にする

異動・転勤のシーズン。辞令を受け入れることができず、転職に踏み切る方もいらっしゃいます。

首都圏から離れたくないという場合、事業所が首都圏にしかない中小企業、あるいは大手でも勤務地限定の契約社員など、転勤の心配がない転職は可能です。ただし、企業の格や給与、福利厚生などの条件ダウンは覚悟しなければなりません。また、転勤がないということは、昇進・昇格のチャンスも少ないケースが多数。
自分にとって優先したい軸を明確にしておきましょう。

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