転職マーケットトピックス　販売・サービス職（2010年3月：3月・4月で差をつける、職種別転職ノウハウ）編

早め早めの行動が差を生む

3月頃から、企業の人事担当者は新卒採用活動に手をとられます。そして4月に入ると、新卒入社者の受け入れ･研修･配属なども重なり、慌しさを増します。混乱はGWまで続き、その間は中途採用の面接が進みにくい傾向があります。

一方、転職活動をする側の状況も歓送迎会などが続き、何かと慌ただしい日が続き、行動を先送りにしがち。
こうした状況に立たされるのはライバルたちも同じで、動き出せる時期が重なると競争率が高まります。それより一歩早く行動を起こしておくことで、後から選考に参戦する人よりも有利に働くケースがあります。

実際、1～2月の転職市場を見ると、繁忙期ながらも12月中に活動を進めた人の方が、年明けから活動開始した人よりも有利に進みました。「あと半月早く動いていれば、志望企業の募集に滑り込めたのに…」という人も見られました。「年をまたいだ人とそうでない人の差」は、「年度をまたぐ人とそうでない人の差」にも表れると予想されます。少しでも早い活動を心がけてください。

転職活動はここから始める

｢転勤は店長の宿命。転職しても同じ…｣は大きな誤解

期の変わり目になると、｢転勤辞令｣への不安が高まる人は多いかもしれません。

店長の転勤が頻繁にある企業にいる方だと、それに不満を抱いていたとしても「この業界では避けられない。どこも同じ」と思い込み、あきらめている方が多く見受けられます。
しかし、転勤に関する人事方針は企業によってさまざま。全国に多店舗展開しているチェーンでも、ほとんど転勤がない企業も存在します。また、転勤があったとしても、｢頻度は高くない｣｢特定エリアを出ない｣｢転居に関する費用補助がある｣など、条件によっては納得できるかもしれません。

転勤･異動などの人事は、その企業への｢人材への考え方･姿勢｣が表れています。そうした視点でも、今の会社に長くいるべきなのかどうか、判断を下すタイミングといえるでしょう。

店舗拡大中の企業では、新たなポストが生まれている

この時期は、自分自身はもちろん、周囲の社員の昇格･降格の噂も耳に入ってきます。上のポジションにステップアップしたいという志向がありながら、今の会社での限界を感じた方は、積極的な店舗拡大を続けている企業に注目してみてください。

店舗数が増えれば、当然、店長のポストが増え、統括するスーパーバイザー･エリアマネジャーなどのポストも拡大していきます。経営の土台を支える本部スタッフの増強も必要になります。
早い段階で上のポジションを狙う方は、これからポストが生まれる会社でチャンスをつかめる可能性があります。

転職するかどうか悩んでいる方はこちらのキャリアアドバイザーの解説をご覧ください